尾道の寺めぐりのコースは、有名な大寺7つを巡る「七佛めぐり」と、約26ヶ所の寺社
を訪ねる「古寺めぐり」とがあります。全長2kmほどの道程ですが市内を横断する
石畳の坂道。生活には不便を伴う狭い道ですが、訪問者にとってはその道自体が
魅力の源泉ともなっています。
私にとっては、何度目かの尾道の寺めぐりですが、その中からいくつかの寺を
紹介しましょう。
最初は、魅力の坂道と「七佛めぐり」には入らない地味な寺、西郷寺としましょうか。
西郷寺は鎌倉時代末期の正慶年間、遊行僧一鎮によって開かれたと伝える時宗寺院。
尾道には時宗の寺が多く、6ヶ寺を数えます。
本堂は文和2年(1353)の発願と伝え、時宗最古式の建物として貴重なもの。
桁行7間、梁間8間、寄棟造、本瓦葺き。柱上に舟肘木置くだけの構造。
蔀戸と格子戸のみが覆う前面の顔とともに、簡素で緊張した印象を受ける
素晴らしいお堂です。(国重文)
境内には、六地蔵や多くの石仏が置かれ、簡潔で豊かな空間が醸し出されています。











を訪ねる「古寺めぐり」とがあります。全長2kmほどの道程ですが市内を横断する
石畳の坂道。生活には不便を伴う狭い道ですが、訪問者にとってはその道自体が
魅力の源泉ともなっています。
私にとっては、何度目かの尾道の寺めぐりですが、その中からいくつかの寺を
紹介しましょう。
最初は、魅力の坂道と「七佛めぐり」には入らない地味な寺、西郷寺としましょうか。
西郷寺は鎌倉時代末期の正慶年間、遊行僧一鎮によって開かれたと伝える時宗寺院。
尾道には時宗の寺が多く、6ヶ寺を数えます。
本堂は文和2年(1353)の発願と伝え、時宗最古式の建物として貴重なもの。
桁行7間、梁間8間、寄棟造、本瓦葺き。柱上に舟肘木置くだけの構造。
蔀戸と格子戸のみが覆う前面の顔とともに、簡素で緊張した印象を受ける
素晴らしいお堂です。(国重文)
境内には、六地蔵や多くの石仏が置かれ、簡潔で豊かな空間が醸し出されています。










