文字にしてしまえば簡単ですが、リアルでは、本当に大変です。
以前、ここでも書かせてもらった別府市のAPUアジア太平洋大学学長の出口 治明さんが、ご自分の病気の事を"運命"だと仰いました。
学長に再選された直後に脳出血を発症し、リハビリに取り組まれて今春戻って来られたのです。
新型コロナ禍で生活に困っている学生さんの為に動かれてる様子を拝見していたので、ご病気で療養されてる、のニュースに心配していました。
広いキャンパス内を電動車椅子で動き回り、学生さん達と以前と同じように触れ合っておられます。
後遺症で右半身に麻痺がある為、利き手交換をされてますが、文字を書く練習をひたすらされたようです。
小学生も使うタブレット端末等を利用したり、音声で記録もやれる昨今ですが、自分で書く事を続けておられます。
好きな読書も、電子書籍が楽だと思うのですが、本を読む事は止めないとの事。
でも、右麻痺の方には、本を読むのは、大変なんですよ。
麻痺の無い人は、試しに左右での読み易さを体感してみて下さい。
大変だけど自分でやれる事は、やり続けておられるんです。
右麻痺の方は、言語障害も後遺症として出るので、会話も以前よりご苦労されてるご様子ですが、噛み締めるように話されています。
自分の身に起きた事を受け入れているからこそ、いろいろやれてるのだと私には理解出来ます。
自分の身に起きた事を諦め(受け入れ)、やるべき事は諦めずにやる。
これからも出口さんを応援したいと思います。
録画保存している出口さんの番組を見直して、勉強です。