スピードスケートの女子団体パシュートでは、日本チームは、銀メダルでしたが、本当に素晴らしいレースでした。
あと少しでゴール、という時にアクシデントがありましたが、
転倒した高木菜那選手は、最後まで滑りました。
いつも思うのは、試合後のインタビューの中身の凄さです。
妹の高木美帆選手は、「もっとやれる事があったのではないか?」と言われたんですよ。
解説の方が、「転倒という事実は変えられない。変えられるとしたら、自分にある、と言えるのは凄い」と感心されていましたが、
スポーツでは、何が起こるか分からないのが当たり前。
過ぎた事を考えずに、自分には何が出来るかを考える事の大切さを改めて思い起こさせてくれました。
ノルディック複合の渡部暁斗選手のラージヒルでの最後のデッドヒートに、大声を出して応援してました。
渡部選手は、ノーマルヒルが終わった後に、「有言実行」と仰り、ラージヒルでは、メダルを取る決意を示されていました。
目標の金メダルは獲れませんでしたが、3大会連続してのメダル獲得は、素晴らしいです。
どれだけの辛苦があったであろうかと思うと、テレビで観る我々には、遥か遠い世界のようにも感じます。
でも、ここで私は言いたい
「アスリートだけが頑張ってるんじゃないよ」と。
世の中には、様々な人々がいて、それぞれがその人の目標だったり、生活だったりと向き合っている。
誰しもが、「あ〜、もうダメだ」と諦めそうになる事もある。
そんな時に、アスリートの皆さんの活躍が、力をくれるように思うのです。
ここで、勘違いしてはならないのが、「アスリートと私達は違う」と区別してしまう事。
アスリートと自分は住む世界が違う、とか言わないで欲しい。
純粋に、目の前の事に向き合ってる事は、同じだと思う。
オリンピックに出るには、それは過酷な練習をして、試合で結果を出して、選ばれないといけない。
ここを訪れて下さる方々は、私と同じ半身麻痺の方がおられる。
病気や怪我をされている方もおられるでしょう。
また、身体は悪くない、普通と呼ばれる方々もおられるでしょう。
ここで大事な事は、他人と比べない事だと思うのです。
皆んなが皆んな、自分として日々生きてるのだと思います。
アスリートの姿に、純粋に感動出来る人間でありたい、と思う私のつぶやきに、お付き合いありがとうございました