年末から降り積もった雪も太陽のおかげでほとんど解けてくれました。
除雪で高く積み上げられた道路端の雪もかなり解け、その下に埋もれていた「ど根性ナンテン」も折れることなく、見事に元通りの姿になりました。植物の茎の弾力には驚かされます。
雪が降った後、ピラカンサやつるバラの太い枝が折れているのを見つけたのですが、折れた場所はいずれも針金で支柱に固定した場所でした。ピラカンサやつるバラの枝は本来しなやかで、雪の重みがかかってもしなやかに曲がることによって耐え、雪が解ければ弾力が働き元通りに復元するのですが、枝の途中が固定されるとそこに重さが集中し折れてしまうようです。
ほったらかしの「ど根性ナンテン」の復元力から学ぶことは多いですね。
雪の下から顔を出したときには赤い実がたくさんあったのですが、直ぐに撮りに食べられてしまいました奥の方に1個だけ残っています。
ベランダ菜園でも野菜たちがたくましい復元力を見せています。
雪の重みでペッちゃんこだったミズナやコマツナが見事に立ち上がっています。数日前の姿とはえらい違いです。
昨年は私も病気入院を経験したのですが、大きな手術を経験し痛くて眠れない夜を過ごした後、わずか1日で歩かされ、数日後には点滴スタンドを支えにしながらひとりで歩いていました。筋肉の衰えがその後の治癒に大きく影響するとのことで、確立された治療方針だそうです。
病気を治癒する上で、体力、栄養状態、そして気力など、患者本人の治癒力の大切さを知った気がしています。
適切な薬の投与はもちろん必要不可欠と思いますが、「ど根性ナンテン」のようにたくましい自然の力を自分の中に養っていきたいと思います。