声帯の筋肉トレーニング

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日本経済新聞、声のかすれ 要注意記事からの抜粋です。声帯が萎縮して完全には閉まらなくなり、声がかすれたり出なくなったりするのが声帯萎縮です。年をとるにつれて声帯が衰えたため発症する人が多く、６０歳代後半から患者が増えるそうです。

声帯の老化現象は個人差はあるがだれにでも起きます。高齢者ほど男性は声が高く、女性は低くなってくるのはその影響なのだとか。こうした声の変化は女性に比べ男性の方が目立ちます。声帯萎縮も男性の患者が女性の約３倍と多いのが特徴。

声帯萎縮は症状が軽いうちは本人さえ気にならなければ大きな問題はありませんが症状が進むと声が出なくなるなど日常生活に支障をきたすようになります。また声帯がしっかり閉まらないために、食べたものが肺や気管に入り込んで肺炎を起こす原因にもなるので要注意。

こうした事態を防ぐためにも、萎縮した声帯が正常に働くように回復させる必要があります。

実際の治療に取り入れられているのが、のどに力を入れながら声を出す、いわば声帯の「筋肉トレーニング」。例えば、胸の前で自分の手を組み、両側に引っ張りながら「エッ」と瞬発的に声を出す。１日に１０回の発声を２、３セット繰り返すとよいそうです。

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