My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

レ・ミゼラブル 1 読み始めた

2016-07-26 17:32:53 | 2016年本


学生の時に読んだ、レ・ミゼラブル 35年後に読み始めました。

文庫にして5巻の長編です、長編はいいですね、毎年なんらかの長編を読んでいる昨年は会津士魂15巻を読んだ。

いよいよ始まり始まり・・・1巻

ミリエル司教からはじまり、彼がいかに自分の生活を質素に暮らし、地方の人々と慈しみ暮らしていたか・・

そしてジャンバルジャンの登場

まずしい農家で家族をささえ生活していた彼が犯した罪、わずかパンの一片を盗んだために19年間の監獄生活を送る

ことになった男ジャンバルジャン。

ミリエル司教のもとへ偶然飛び込み・・彼の中の何かが変化した・・

しかしながらまた悪い心がでてきて、はっと気が付いたら子供から金をまきあげていた・・・

逃亡生活の中から彼は工場主そして市長となった名をマドレーヌとして・・村を豊かにし人々にしたわれえた・・

そしてファンチーヌ・・

幼い娘コゼットを宿屋の夫婦にあずけ、一人で働きにでる・・落ちていく彼女 そして売春婦まで身を落とし

マドレーヌが保護するが、神にめされていった・・・

人間は善なのか悪なのか・・キリスト教的な真実の愛を描いた

読んでいて何かミュージカルを見ているように話が流れていく・・ミュージカルは見たことがないのでうが

今の政治家に読んでもらいたいとも思う、人生の苦労をせずに二世三世議員が牛耳る日本は不幸だとも思う、

人々の痛みや苦しみを理解できない人間、理解しようがない人間が国を動かしてるのだから日本は不幸だ・・

道徳教育を教科に入れるとのことだが・・・道徳を声高らかに叫ぶ自民党の政治家、君たちに道徳を語る資格はない

こどもに自分たち政治家がやってることを堂々といえるのか?国民の血税を私用に流用し、嘘を平気でつき、国民をごまかし

愛国心という言葉の裏にある人を従順な人間にしようと没個性化を目指す教育。

道徳を語るなら今までしていた蛮行を悔いあらためよ、甘利、丸山 小渕 高木下着泥棒 下村 高市920万不記載・・

君らはジャンバルジャンの100倍以上悪い、反道徳、こどもに悪影響を及ぼす。

話がそれたが・・・

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世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠  ジョセフ・E・ステグリッツ

2016-07-23 12:57:55 | 2016年本


ステグリッツ教授の本はこれだ三冊目になる。

コロンビア大学経済学部教授 2001年ノーベル経済学賞受賞

教授は今のアメリカの大格差についてその原因と対策を述べている、読んで見ると改めてなんとアメリカ資本主義は国民に冷徹なものかというのが

わかる、1%の富裕層がアメリカの富の%以上を占める異常な状態であり、貧困層は増殖しており中間層が消滅する。

この本をすべて述べるのはきりがないが・・・

彼のいってることは端的には富裕層にそれ相応の税をかける、金融資本に対しては税制上の優遇をやめる、経営者のおどろくほどの報酬を規制する。

社会保障の充実にその資金を回し、最低限の生活を国として保証し、教育も機会均等にし、どの下層からも大学へいける制度の創設をうったえる

これほどの人間がいるのに教育が一部のみになるということは今後の産業革新にとっても国として大きなマイナスだと・・

トマピケティの21世紀の資本を補完する具体的な内容を述べている。

民主党大統領候補(だった)バーニー サンダースの訴えてる方向と同じである。

・・・帯・・・

格差は冷徹な資本主義の結果ではない。

1%の最上層が、自分たちの都合のいいように 市場のルールを歪め 莫大な利益を手にし、

その経済力で政治と政策に介入した結果なのだ。

だがその格差は経済と社会の不安定と混乱をもたらし、やがてはすべての人々を危機にみちのく。

・・・・

それに対する指針をステグリッツ教授は示す。

いろいろ少し抜粋

社会の富の分配がいびつになった時に、単純に引き起こされる現象ばかりだからだ、富に関する社会の分裂が大きくなればなるほど

富裕層は公共の利益の為に金を使いたがらなくなる。・・・・

・・・

経済のグローバル化のルールも、富裕層が得をするように設計されている、世界各国はビジネス界の為の競争を強いられており、

結果として法人税が引き下げられ、健康と環境を守る規制が弱められ、労働者の中核的権利とみなしてきたものがないがしろにされている。

・・
最上層に金が集中すればするほど、総需要が低下するという因果関係は、単純明快で揺るぎがない。

・・・・

平均的なアメリカのこどもの暮らしぶりは世界に例をみないこどもの貧困率は19.9%(ちなみに日本は16%)

不利を埋め合わせる措置、理想的には幼児期から始める就学前教育などがない限り、五歳の時に子供の運命が決まり、機械の不平等はそのまま

一生続く結果の不平等に変換されるだろう、このような事態は政治的な方策で食い止めなければならない。

事実、不平等の悪影響が幅広く伝播し、経済と社会に巨大なコストを押し付ける一方、富裕層はコスト負担の大部分を回避してる。

改革断行に必要な政治的意志を生み出したいなら、傍観を決め込む為政者たちに、身の毛もよだつ不平等の実態と、こどもたちに及ぶ熾烈な影響を



突きつける必要がある、私たちは子供の権利はく奪を是正し、機会均等を向上させねばならない。


などなどマーカー引いたところです。

いずれにしてもアベノミクスのいってるトリクルダウン理論はすでにアメリカで破たんずみ、すこしいかに安倍がインチキ詐欺師か!公明党の山口が

いかに腹黒えせ宗教者か!

成長の果実をこれからアベノミクスを強くすすめ、皆さんのところに成長の果実をいきわたらせますと・・もはやお笑いだブラックジョークか

まず経済成長はここ数年ゼロ成長 2016年経済成長見込み0.9% 実質賃金マイナス 消費動向指数マイナス

果実は・・・富裕層と大企業にたまったまま、そして内部留保をため込み、資産運用を行う、相場は安倍の管制相場で上がっていく

不動産投資も証券化しリートで増殖させ不動産価格は東京ではバブル全盛時の85%ぐらいまで上がる。

ここのどこに果実がしたたりおちるか?おまけに介護サービスの削減も行い、介護事業への政府からでる金も削減し、なのに介護報酬は上げる?

介護事業者は倒産し、新規参入も事業の見通しが立たないためでてこない。

なにをしてるかといえば時代錯誤の重厚長大産業の手厚い保護、原子力を海外でトップセールスをする(東芝 日立をもうけさせる)

武器輸出を防衛装備移転という名のものとに武器輸出を国をあげて促進する、三菱重工 川崎重工などが恩恵をこうむる。

そのためにはなんでもする、安保法案も通し、原子力発電もベースロード電源として稼働させる、させないと原発を海外にうれないから

福島の事故をおこしても、まだこんな低知能のざま。

安倍がアホなのか、官邸の取り巻きがアホなのか、アホをうまく利用してる経団連、アホをたきつける日本会議

アホばかりでどうしようもない日本。

余談!!

リニア新幹線の8年の前倒し?危険だ・・・かなり危険だな

というかそもそも地方創生てだれがいってたの?????

リニアを通せば、みんな早いリニアを使う、今の新幹線は今の在来線のようになるのでは?

静岡県とか愛知県東部とかの発展はどうするのか??中抜き経済になるのではないか?

どの法人もリニアのメリットを考えて本社をおくだろうし、大都市集中化がよりすすむ。

もうひとついえば北陸新幹線は北陸の為にならない、正確な数字は分からないが北陸から流出する人口が増えるのではないか

とも思えるが・・地方創生といいながらやってることは観光事業がメイン、こんなのブームがすぎたら地方に残るのは負債のみ


もうひとつ苦言を呈したい!しっかりしろや民進党さんよ!

なんで今のアベノミクスにたいする対抗軸の経済政策を具体的に示すことができない、最悪のばあいは赤字国債で?てわらわせるな

とれるところからとればよい、法人税、金融取引にかんする課税強化 消費税を削減しその分贅沢商品にたいしておおきな課税をする。

政党助成金の廃止、政務活動費を先払いしない、公務員の給与を民間平均に合わせる、公務員の削減、防衛費の30%カット、オスプレイ

の購入キャンセル 無駄すぎる公共事業中止、沿岸のばかでかい防潮堤建設中止 金持ち年寄りに対する年金カットなどなど

これだけやればどれだけ教育の機会均等、保育の充実ができるのだろう、公共投資は地方を中心に介護、保育、地方の電力自由化の産業

もうかる農業の為の政策で若者が農業に参入できるようにするなどなど・・・

まったくもって野党のアベノミクスにたいする対抗政策が見えてこない、相手がアベノミクスといってるのだからアンチアベノミクスの政策を

だすべきだ・・見えてこない、これだは選挙は勝てない。


きりがないのでこのあたりで・・・

アディオス!アミーゴ!!
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冬姫 葉室麟を読む

2016-07-04 19:42:34 | 2016年本


最近は葉室麟の時代小説が自分にとって旬な感じがする。

藤沢周平のような感じの風

冬姫??だれだったか思い出すのに時間がかかった、織田信長の次女、長女は𠮷乃のこども、冬姫は母親が生んですぐに

なくなったとしている。

そうだったんだ、蒲生氏郷の本室が冬姫だったんだ・

史実と仮説とおりまざって話は進んでいく、織田信長没後、秀吉政権の間になんとなく埋もれたものがたり

信長の娘として美しさはもちろんのこと、きりっとした勇気がある女性として描かれている。

途中で冬姫の母親は濃姫だったと・・ 岐阜から近江にいく途中の寺にその史実が書かれてるとのこと

一般には濃姫には子がいなかったとなってる・・・

少々ミステリーな感じ

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そして、星の輝く夜がくる  真山仁 を読む

2016-07-03 18:34:40 | 2016年本


このきれいな文庫のカバー 

2011年の震災から5年と3け月がすぎた、いまだに福島はどうしようもないしまだ何十年かかるかもわからない

東北の復興も進みはしてるがまだまだみちなかば

この本を読んで一度震災の時に戻ってみたい

物語は、東日本大震災の爪痕が生々しく残る東北地方の小学校に、神戸市から応援赴任してきた教師 小野寺徹平

かって阪神大震災を小学教師として経験し、妻と娘を亡くした。

こころに傷をおった子供たちとそして父兄たちと、本音の交流を通して、被災地が抱える問題と向き合っていく。

クラスに福島原発で父が働く東電社員のこどもが引っ越してきた、こどものこころの中はつぶれそうなぐらいにいっぱいいっぱい・・

若い女子教師は隣の学校に勤務していたが、避難するときにひとりの女の子を失った、こころの傷がまだまだいえない

ボランテアと地元民との関係や、さまざまな人との交流や傷がえがかれている。

読んだ後に少々感動する、これはおすすめです。

昨年もいったけど、今年も福島にいってみよう・・・
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家族写真 萩原 浩 を読む

2016-07-01 23:16:46 | 2016年本


久々の現代小説を読んだ

なんとなく表紙の写真を見て、なんとなく近未来というか、すぐにでもあるかもしれない景色

短編集ながらに、家族のものがたりだがいろんな形態のある家族だな・・家族の定義とか考えてしまう

主人公はみんな50代半ば・・なんとリアルな・・

二話の磯野波平を探して 磯野波平て54歳だったんだ・・・主人公はがく然とするおれと同い年だ・・

というか、おいらもおれと同い年だ・・てなんて波平なんだあれで54歳かよ

フネ(推定50歳)これもほぼニアーだ、サザエ24歳これも一つ違いでほぼニアーだ

マスオとタラちゃんはまだおいらにはいない、

考えれば54歳とはだいたいあんな感じだろうね、普通にしてたらと思うね、定年が55歳のときだからね

なんか考えれば同世代の54歳ぐらいをみれば結構髪の毛も薄いし、ちょっとおいらの髪の毛はふさふさしてる

少々白髪が目立ってきたが、若つくりしてるのではないかなと思うこともある、意外と自分でも若い恰好をしてるようだ

しかし磯野波平を見ていてほんとにうらやましい、都内に広い家があり、仕事もほぼ5時半におわり(海山商事)かえりに

たまにマスオさんと飲んで帰る、今の54歳の姿とはまったく違う。

おいらのように7年間も単身赴任生活してるとまったく違う。

本来ならあの磯野波平の姿は理想なんだおうね。

家族とはなんだと考えることはそんなにない、ただ自民党の憲法草案に 家族と社会が互いに助け合って国家を形成すると前文にある

これに違和感をすごく感じる、なぜ家族がここで強調されるのか??本来の解釈なら個人の人権を尊重し個人が国家を形成するというのが

当たり前の姿だと思うが、家族は自由だと思うのであってそれは国家の下にあるのでない、役所に届けたから家族になるのではない。

家族をもたない独身者はどう考えたらいいのか??家族をもちだすところが時代錯誤してると思う。

父親がえらくてみんなは従う家父長制は戦前は取っていた、いくら家族であっても個人として尊重されるべきだし、子は親の所有物でもない

その誤解がひとつは所有物としてとらえるのが虐待とかひきこもりになる要因のひとつではないかな・・

いずれにしても家族単位とばかり国がいうのは胡散臭いと言わざるをえない。
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日本国憲法

2016-06-27 22:36:30 | 2016年本


休みの日にじっくり日本国憲法を読んで見た。

・・・・・前文


日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために

諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由をもたたらす恵沢を確保し、

政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、

この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し

その福利は国民がこれを享受する。

これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理にもとずくものである。

われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって

平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、

名誉ある地位を占めたいと思ふ。

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いずれの国家も、自国のことにのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は

普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力あげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。


以下・・・自民党憲法草案 全文

日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基

づいて統治される。

我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており、平和主義の下、諸外国と

の友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する。

日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成

する。

我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を振興し、活力ある経済活動を通じて国を成長させる。

日本国民は、良き伝統と我々の国家末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。

比べてみるとあまり違いがないようにも読めますが・・・

うさんくさい部分が多々あります。

国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り

家族や社会全体が互いに助け合って・・

良き伝統と我々の国家・・

このあたり日本会議の意図するままの前文になってるようです。

日本国憲法のすばらしい前文に憲法の意義が込められている、これを改憲しようとしてる勢力の考えてる国家感は全く違う

人類の後退ともいえるべき個人ではなくて人としてとらえる考え、個人ではない人だ全体だ

個人ではない家族だ・・家族の集合体が国だ・・

これはいつか自分たちが生まれる前に経験された日本の国家感と感じた。

日本国憲法のすばらしい前文を改憲で胡散臭いものにしてはならぬ。
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藤沢周平 春秋の檻 獄医立花登控え1

2016-06-21 19:58:08 | 2016年本


藤沢周平の本は30代半ばから読んだ

ほぼ全部読んだのですが、この獄医立花登のシリーズ4巻は読んでない、あと一茶、回天の門と残るは6冊

で藤沢周平全部読了ということになります。

ものがたり

江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師 立花登。居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘に

こき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った・・・

ものがたりは牢獄をめぐる、囚人とそのまわりに起こる事件を解決していく・・

6つの話は人情にあふれている。

最近、小説は時代小説しか読んでないようだ・・

読みながら時代小説のほうが頭に景色がうまく浮かぶ、これも年のせいなのかね

最近のはやりものの小説についていけないような感じがする。

テレビも時代物がよいがやっていない、昔はよくやっていた、今は真田丸と鼠江戸を走る2ぐらいか

水戸黄門 大岡越前 大江戸捜査網 遠山の金さん 銭形平次 鬼平犯科帳 必殺仕置き人

あれほどあったのに

水戸黄門も新しいシリーズでないかな・・由美かおるはもう無理としてかわりに堀北真希あたりにやってもらって

入浴シーンなんてあればね、あと20年したらおいらはかかさず見るんだけどね。
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この国のかたち 1 司馬遼太郎

2016-06-20 19:58:42 | 2016年本


久々にこの国のかたちを読んだ、風呂に入りながら読んでもひとつの話が短いからすぐ読める。

隊という言葉を最初に使ったのは長州 高杉晋作だったのか・・・当たり前にして使ってる隊だけど

その当時としては組が一般的だったが、どこも使ってない言葉を選んで奇兵隊の隊を使った。

ふと思う・・

歴史はその突出した時代を変える人々の歴史でもあるが・・2000年以降日本史に歴史を残す人物はいるのであろうか

政治家は党利党略、自らの権益の為に動き、資本家は自らの富を富ませるために政治に対して働かせるこれが顕著になった

この時代に歴史に残る人物はいるのだろうか、イチローぐらいではないかと思う。

歴史は流れる、当たり前のことだが

自分が根本に流れてる歴史の見方は

まず縄文時代をはじめとする原始共産社会から稲作によると富の所有による弥生、古墳時代 から始まる支配するものと支配されるもの

の歴史であると思う、弥生以降現代にいたるまでその支配関係は続く、その支配関係は単なる仕事の上での業務的支配だけではなくて

生命そのものの支配とまで今の時代はいえるのではないかと思う。

まずこの社会体制、人間を大きく二つにわける部分をのがして歴史をエンターテーメントで見てしまうと間違った歴史認識が生まれる。

江戸時代から明治にかけて支配が合理的になされ近代の目覚めになるが

悲しいことに、昭和に入り 支配される側は軍に支配され軍国主義へ走る、支配関係の強化 日本史の中で国民が虫けら同然に

皇国のなのもとにされた時代であったといえるだろう・・

歴史は繰り返す、今戦争中の思想が跋扈している、日本会議は憲法改正運動をし、家族の復活 、男女別姓反対 道徳教育の強化

天皇制の復活を美しき日本の名のもとに運動をしている、安倍晋三をはじめほぼ自民党の議員が会員になっている。

美しき日本というならば、沖縄は日本ではないのか!

今、自分は支配されている人間だと思う国民はどれだけいるのだろうか・・

99%の国民は1%の富裕層に支配されてるのに

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岩波書店 世界6月号死の商人国家になりたいのか

2016-06-12 10:42:21 | 2016年本


よく読む月刊誌、岩波書店 リベラリズムの雑誌、岩波文庫の巻末に岩波文庫発刊によせてとあるのがたしか

戦争は二度と起こさないために本を読み知識を磨こうというようなのがあったように記憶しています。

学生の時に読んでいた本ですが、ここ数年前からまた読みだしたのです。

少々青臭い感じもしますが、いつも帰りに銀座の丸善で買います、文芸春秋 の横に積んであります、おいてない店も多いですが

丸善はきっちりしてる、このビジネス街でも買う人はいるんだな、東洋経済もその週の内容によって買います。

あとはAERAです。

どうも自分の頭はリベラルなので週刊誌もその傾向にあり、新聞も朝日 東京派です。

ここのところ表紙が放射能汚染物 除染したあとのごみと土をいれたプレコンバックがつみあがってるのが多い・・

金曜日の朝刊、原発避難解除急ぐ政府という見出しで

帰宅困難地域以外のすべての避難指示を2017年3月末までに解除し、20年の東京オリンピックを見据えて復興の加速化を狙う

状態は・・まず山林は頭から除染せず放置国は除染しない方針、水は山からながれ山は雨が地中にしみこみ地下水となり下流にながれる。

汚染された土壌を通過した水は除染した土地にしみこみでいく・・

山林を除染しないというのはナンセンスな話だと思う、山は保水機能があり浄化機能があるものだ山を除染せずに何がはじまる?

それも20マイクロシーベルト以下は大丈夫と・・国も東京電力をつぶさないためにあえて線引きをして支援を打ちきるということだ

なんともひどい同じ同胞としてはなんということをする首相だ・・

そう アンダーコントロール!世界に向いて大嘘をついた首相

政府が避難指示解除を推し進めようとするのは、東京オリンピックまでに復興をめどをつけたいという思惑があるからだ

復興五輪と位置つけ復興した姿を世界に発信すると宣言、どうしても政府は非難解除を無理矢理でもする必要がある。

五輪の為?五輪の為と東京電力を守るために、安全性も無視して山は放射能に汚染されたところに避難解除をむりやりする

政府は、順番が逆じゃないか・・

これじゃ・・北京オリンピックで隣接する貧困街を強制撤去した中国以上だ・・なさけない

本題からはずれてしまいました。

安保法案が通過してすぐに武器輸出三原則を防衛装備移転三原則とし、防衛装備庁が新設され、国をあげて武器を販売する体制が

出来上がった。これはあまり知られてないとおもうが・・

今年、パシフィコ横浜で世界の兵器の展示会を日本が主催で開かれたというのを知っていますか?

毎年世界各地でやってるんですが日本で初めて実施されたのです。これて・・・これが憲法九条の平和国家の旗を降ろしたということだろう・・

日本は兵器を売る、その国から転売される・・紛争地へ日本の兵器が行く、その平気で罪もない民間人 子供が殺害される・

日本は世界の人殺しに関与することになる、それも血税をおさめてる政府の官庁が後押しし血税を使い兵器を売る。

これでいいのか・・
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潮鳴り 葉室麟を読む 爽快な気持ちになる

2016-06-11 22:14:18 | 2016年本


やっぱり自分は年のせいか、時代小説がしっくりくる、

山本周五郎 藤沢周平 池波正太郎 司馬遼太郎・・このあたりはかなり読んだ、藤沢周平はほぼ100%読んだ。

そのあとに続く時代小説作家が自分の中では見つからなかったが・・

3年前に葉室麟の蜩の記を読んでから葉室麟の本をよく読むようになった。

舞台は九州の小藩という、藤沢周平は庄内の海坂藩 北国と九州との違いはあれ

藤沢周平の系譜につながるような作品

基本はすがすがしさが最後に残る、これは現代小説では味わえない感じだと思う。

ものがたりは

俊英と言われた豊後羽根藩の伊吹櫂蔵は役目として大阪商人の接待役をして、役目をしくじりお役御免

今は家督は腹違いの弟に譲り、海辺の漁師小屋に住み、襤褸蔵といわれるぐらいの

無頼のくらし、酒おぼれ女におぼれの生活

ある日、家督をゆずった弟が切腹、遺書から借銀をめぐる藩の裏切りが原因と知る。

弟を救えなかった櫂蔵は死の際まで己を苛む、そして夜の海に沈もうとする櫂蔵に後ろからしがみつく女・・・

弟のあとをなぜか藩から出仕をうながされた櫂蔵は弟の無念を晴らすべく城にあがる・・

再起を描く作品。

読んでいて、なにか自分もまだなにかできることはあるのではと思うような気分になってるのだが

現実は仕事もピークをすぎて、こなしていくような気分なのだが・・

心が動いた作品

舛添さんもクレヨンしんちゃんなんぞ買ってなくて、こんな時代小説を読んで潔くした方がいいよ。

もちろん甘利もね
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無私の日本人を読む  殿、利息でござる!

2016-06-09 20:15:49 | 2016年本


読んだあと、なんとすがすがしい気分になったのだろうか

昔の日本人も捨てたもんじゃない

話は3つの江戸時代の実際に存在した人物のものがたり、3つに共通することは無私であり無欲であり

人の為に尽くした人生ということです。

映画化された 殿利息でござる の穀田屋十三郎

仙台藩下の貧しい宿場町、宿場町であるから人馬の義務を命ぜられ貧しい宿場町は困窮し

宿場町の生末を憂う商人 穀田屋十三郎が中心になり、5件の商家が結束し、伊達藩に金を貸し利息で生活を切り抜ける策を

考え、私財を投げ出し宿場町の為に 一家離散も覚悟したとき道は開けた。

ちくりと現代の批判も・・

抜粋

江戸へ米を送らされたこのみちのくの地に、昭和になって原子力発電所の立地がなされ、東京に産業の主食である電気がおくられる

ようになった。送るものが米から電気に変わっただけである、結果放射能がばらまかれ、美しいみちのくの山が一山百文になった。

いつも時代も、選ばれしものと金をもつものは強い、弱者の運命を翻弄する。・・

昨今、首相が美しき日本といい、日本会議は戦前にもどる憲法と文化を狙う

これが美しい日本人でしょうか

一体全体 今このような無私の政治家はいるのだろうか?自己を犠牲にするすべて犠牲にする覚悟のある人間が政治家

であるべきだ・・

美しき日本のこころは明治維新以降なくなっていた、そして一番最悪なのが昭和終戦までの権力者が天皇陛下を利用した

支配体制、そしてその精神のもと情報は歪め国民に多くの犠牲を与えた、美しき日本のこころと叫んでる政治家はその当時

を再び取り戻そうとしている、美しい日本という言葉 道徳という言葉 家族中心という言葉をいう政治家は信用できない

信用してはいけない。
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復権するマルクス 読んだ・・・結構むずかしい

2016-05-11 18:57:24 | 2016年本


復権するマルクス・・・

大学生の時に資本論を全巻読んだ、とくに第一巻は最重要で紙がやぶれそうになるぐらい読んだ。

資本主義とは何か・・・資本とは・・ 商品とは  剰余価値とはなにか・・

経済学の基本のきですが結構難解な本

今までで一番時間をかけて読んだ本ですね。

当時は経済学部の1回生の時に経済原論1 経済原論2があった、1はマルクス経済学 2は近代経済学

今はどうなんだろうか、東西冷戦終結とともにマルクスもいわれなくなったが・・

でも資本主義の基本はここにある

自分はこう思う・・

資本主義は高度に成熟してきた段階で大きな矛盾に直面する、まさに今がその段階かと思っている、これほどまでに

自由経済主義のアメリカで貧困化が深刻になり1%の富裕層が50%以上の富を所有する。

経済は発展していく段階で矛盾を内包しながら成長してくる、その矛盾が今あらわれていると思う。

といっても自分はコミュニストでもないしね。

自分なりの思うことは、富の偏在をなくすことに政府として力を注ぐ、社会保障を充実させることにより国内消費を

伸ばす、国内で十分に金が回るようにする、累進課税を強化する、相続税強化する、ぜいたく品に思い切った課税をする。

法人税も40%に戻す、派遣労働規制を強化する、派遣労働を使う際に課税をかける、最終的には本人が希望するなら正規雇用

国策である富国強兵策を断固やめさせる、原発輸出禁止 兵器輸出禁止 富国強兵策に使う人 もの金を

あらたな成長産業の介護 保育 教育 エネルギー会社 農業へシフトする。

その際、政府は金はだすが地方にすべての運営を任せる。

あべのやってる一億総活躍なる富国強兵策は資本主義の最悪の段階、これを回避しなければならない、あやまちは繰り返す

経済最優先で戦争に突入する戦争経済がまっている。

ヨーロッパ型資本主義 とりわけ北欧の資本主義を見習うことは必要だ

すべての数値において北欧諸国は上位にある、格差が少ない 教育が一番進んでいる 社会保障が一番進んでいる

GDPの成長率もコンスタントに上がっている、優良企業も多い。

そのためには自民党の描く富国強兵、戦前への憲法改正 富裕層のみに対する手厚い保護をやめさせないと、日本は終わる。

もちろん川内原発が爆発したら、その段階で日本は終わるが・・・
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タックスヘブン 橘玲 読みました

2016-05-09 18:42:36 | 2016年本


毎週金曜日は帰りに八重洲ブックセンターに立ち寄り気に入った本を買って読むという習慣

になってきた、居酒屋で会社の話で飲んでるより有意義な金の使い方だわ

ということで・・話題の本のコーナーにタックスヘブン関係の本が何冊かあった なんといってもとても旬ですからね

管は政府として対応するつもりはない、合法なんだから公表すればいいではないか、まあね公表を全面的にしたら

やばい人物がぞろぞろと・・・

森永卓郎さんはパナマ文書のリストでタックスヘブンにはかなりのブラックマネーがあると指摘

単なる租税回避だけでない・・たしかに・・

暴力団関係の金、麻薬取引の金 売春 人身売買 アングラマネーがケイマン諸島などに眠ってる

一部では北朝鮮へブラックマネーが流れてるという噂もある。

ということで読んだ・・・

物語は

東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。

自殺か他殺か、同時に名門スイス銀行の山野辺が失踪、1000億円が消えた。

マネーロンダリング、ODA 原発輸出 仕手株集団 暗躍する政治家とやくざ・・

名門銀行が絶対知られたくない秘密

そしてすべてを操る影の男とは・・

よんでいて架空の人物には違いないが・・結構リアル  どうみても小沢一郎だろう・・原発輸出のファンドが3・11で紙屑同然になったとか

官邸や首相とかまあリアルだ

結局は北朝鮮がからんできるとか・・

そういえば佐藤優氏が朝の文化放送でパナマ文書の件でこれ以上コメントは控えさせてもらいますと

ほんとに今知ってる情報をここでいったら消されてしまうと命があぶなくなると言っていた・・

今世界で人殺しは1億ほどあればなんぼでもできる、1000億を守るために1億をだすのは平気なもんだから

本当に怖いと・・

おそろしいぞな
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ホセ・ムヒカ 世界で一番貧しい大統領を読む

2016-04-19 09:47:25 | 2016年本


先週だったかブログでアップした、この前来日した、元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ氏

世界で一番貧しい大統領といわれてるのは、FaceBookとかで知ってはいたし、国連環境会議のスピーチはあまりにも有名。

独裁政権打破するための元ゲリラ活動家で四度の投獄をされ14年にわたり投獄され

そして出獄後、人民参加活動(MPP)の議員として活動、そして2010年大統領になる。

大統領になった時から大統領官邸には住まず、郊外の自宅の農園に住んで、自宅から古いワーゲンに乗って大統領府へ通う。

給料は生活するのに最低限の10万だけとり残りはすべて慈善事業に寄付する。

国のリーダーたるもの国民と同じレベルで生活しないとほんとの政治はできないというのが信念。

日本にしてみたらどうだろうか年収250万ぐらいてどころだろうか。

どこかのアジアの島国の総理大臣みたいないつも夜は高級料亭やレストランで血税で飯を食うのと

人間として大違い。

元は共産主義者というのであぅたが、彼は政治はイデオロギーでは政治はしない

イデオロギーのせいで現実が現実として受け止められないからだと・・

国連環境会議での演説はこのまま欲望のままに資本主義の赴くままに進んでいったら地球は破壊されると

もしも後進国の人たちが先進国の人のように車にのればどうなる?

そんな地球に住んでられるか・・と

消費社会に対する警鐘をならした、消費社会は次から次へと新しいものをつくり売ってきて人の物欲をかりたてる。

そして人生とは幸せにならないといけないのに、物を買うためにがむしゃらに働く、そしてまた物を買う。

車や家や払いきれない金をローンを組んでしばられて人生の大部分を消費の為に本来の人間としての幸せの時間を

削ってるのだ・・

それが本当に幸せなのか?人は消費する為の道具ではない幸せになるために生まれてきたのだ!



ほんとに今からでも一人ひとり考えないといけないかもしれない。

自分は日本に経済成長はもういらないというのが考えなのですが、人口減の中で経済成長を目標の指針にすれば

成長の為に無理をしひずみがより拡大するのは間違いない、成長よりも格差是正のために民主的決定システムを構築し

分配システムを政府が実施しないといけない、高福祉 格差が世界で一番少ないスエーデンでは2000年以降普通に

経済成長をしてきた、これはモデルにしなければならない。

ふと振り返り自分のことを考えると

家のローンがあり(あと5年)これが縛られてるような感じもします。

物も年とともに欲しいものがなくなってきた、今欲しいものは特にない・・

物をたくさんもって死ぬことはできない、物を手放すようになってきました、

資料とか昔の写真とかはスキャナーで保存して、本もかなり手放した。

大事なところだけスキャナーして処分した、かなり捨てた。

周りに物がなくなっていくと物を欲しくなくなるのが不思議だなと思う

物より本を読んだり、近所を歩いて花をみたり写真とったり お寺にお参りしたり

山にいったり 日帰り温泉にいったりが大事になってきた。

これはかなり年寄りになってきたのかもしれない、間違いなく花の写真を最近特にとってるから年寄り化してる。

それではアデイオス!アミーゴ!
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50代でもう一度 重松清 送り火を読む

2016-03-31 20:48:06 | 2016年本


40代半ばのころに読んだ、重松清の送り火を読んだ

短編連作で舞台は私鉄の富士見線 想定は京王新宿線 八王子までというところです。

主人公は40代のサラリーマン

沿線物語、普段の生活のものがたり。

40代のころに読んだ時の感じがやはり今は違う、この主人公はその当時 自分の姿だったのだな

今はこどもも独立してても離れた50代半ば

もう過ぎてしまったものがたりでもある、けれど主人公が自分がこどものころを思い出すところは

いやに共感してしまう。

そうだった・・・そうだった・・・

昔子供のころ、自分の通う小学区に当時は珍しい12階建て大型マンションができた、転校生がどっときた。

三重県からきた友人は元気にしてるのだろうかな3年生に転校してきて6年生の途中で転校した。

東京からきた転校生の女の子は学校のアイドル的存在

もういいおばさんだろうね。

昔は定年は55歳だった、本来ならあと1年で定年なのにねとりあえずあと10年働かないと・・

思えば遠くへきたもんだと海援隊の歌があるが、ほんとにそう思う。

なんでこんな千葉の田舎で単身赴任して東京で仕事してるのだろうかと思うと面白い。

許されるなら、あと退職までどこか東南アジアでの仕事させてもらえないかな・・・

ベトナムとか・・まあおいらのTOICEの点数では話にならないから無理か(笑)

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