My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

永遠の0

2013-06-18 23:55:23 | 読んだ本

しまったなあ・・・もっと早く読めばよかった!

どうも話題作とかベストセラーは読むのに抵抗があるんで(人と同じがいや)

百田尚樹は読まずにいた・・・

会社の先輩がだまされたと思って読んだらとてもいいとのこと

それじゃと読んでみました。

600ページ以上の本一気に読んでしまいました、ぐいぐいひっぱられる感覚。

妻とこどもの為、死ぬわけにはいかないという海軍航空隊兵曹長、抜群の腕を

もった零戦のり。

生きて帰るのを信念として死にいくのではない・・・

以前からわかってましたが、帝国大本営 参謀たちはいわゆるエリート、現場を知らない

エリートがだす作戦は人の命をなんともおもわない作戦。

そして責任はまったくとらない、責任は下にとらす。

あらためて具体的によくわかりました。

明治以降、日本人に責任は下に押し付ける気風は沁みついたのでしょうね

今も変わりません、武器をもってないが、組織という武器が

現場をしらないエリートたちが日本を会社を動かしている。

現場は軽く思われる気風、日本はいつからこうなったのでしょう。

会社なんぞ責任を幹部がとらないいい例ですね、不祥事があれば下に

押し付けて

業績が悪くなれば自ら責任とって経営責任とって辞めることもなく

平気でリストラして多くの社員と家族を路頭に迷わす、まるで帝国軍そのもの

いさぎ悪い。

そういえば新選組の悪党どもも、幹部はのうのうとして、下の人間に規則違反

といって切腹ばかりさせてる、近藤 土方なんぞは賊どもですね。

昔の戦国時代は上の武将が命さしだして下の人間や民を救ったものですが

そんな日本人気質はどこにいったのやら。

この本改めて、太平洋戦争がいかにアホな戦いであったか、参謀はアホで責任

のがれしていたか・・・ 現場の人が家族を思い葛藤してたかがあらためて認識

できました。

背筋がのびる本です。
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