ユージンスミスを知ったのは、今から23年ほど前、千葉のそごうでロバートキャパ賞受賞写真展
でユージンスミスの写真を知った、インパクトが強かったのがやはり水俣の作品でした。
アメリカ軍の従軍カメラマンの時にとったサイパンの島民が逃げる姿もインパクトがありましたが
ユージンスミスといえば、楽園への歩みと水俣が心に刻まれる。
この本はユージンスミスが水俣まで行くまでの軌跡とアイリーンがユージンと一緒になる
そして二人で水俣病の事実を知り、これを世界に知らせたい思いで水俣へいき写真をとる。
被害者団体といっしょになり座り込みや団交も一緒にいくユージンの戦いがこの本には描かれている。
あらためて水俣について考えることが、今の時点でいろいろとある、企業の論理経済の論理を優先して
人間の当たり前の生活をおびやかす、当時は公害として、今は人災として、企業が活動しやすい国を
つくると言いながら労働者派遣法を改正して今のような非正規雇用をつくりだした悪の竹中平蔵と小泉
・・いや水俣以上に原発は一向におさまらない、いや人類が滅びるまで福島は収まらないだろう、これも
原発という経済最優先、おまけに原発利権最優先の結果でどれだけの人々の苦しみと命をうばったのか・・
すでに水俣病がおこり、そこから日本人はなんら教訓をえてないということだろう・・・
ユージンスミス 楽園への道
インパクトが強かったのが田中実子さんの写真
心にぐさっときます。