突破者の宮崎学氏の最新の著書
なんとも皮肉な題名 自己啓発病社会
自分も最近はうすうす感じてたことなのですが、昔はよく自己啓発の本
・・・・の成功の本 できる人は・・・ 年収アップの・・・
スキルアップの・・・・ ビジネスパーソンの・・・・
よく読みました・・あほほどよく読んだ
読んでがんばろうともしましたが、結局 役にたたなかったなあ・・・本人にも問題
あるんでしょうけど(笑)
やはり・・・・読んでいて、なるほど自己啓発ブームが起こったのは小泉内閣構造改革
竹中平蔵の時からだ
自己責任、競争、勝ち組 負け組のくだらない日本にしたあのアホどもからだ
失われた20年と軌をいつにいつにするように日本人の間で自己啓発ブームが沸き起こった
合言葉は「セルフヘルプ」「スキルアップ」「夢をかなえる」
このブームの下地がスマイルズの自助論の翻訳書、しかしこれは抄訳であってその精神
を大きく曲げられている、これが自己啓発のバイブルとされていた。
たんなる成功の為のハウツー本になってしまった。
自己啓発ブームの結果 あきらめ感が蔓延し 格差は拡大した・・・
自分なりにこのブームを考えると構造改革で、派遣労働の緩和がなされ、雇用形態も
大きく代わり、それにより格差が大きくなる、また地方をつぶす・・・
地方の失業率もあがる結果に
今 東北の被災地の公共事業はほとんどが地元企業ではなく大手ゼネコンが請け負ってる
そして現場も東京からきた人たちが復興工事をしてる・・・・・こんな矛盾はない。
今、ひとつ間違えれば、中流かと思ってる人たちもすぐに下に落とされる恐怖が蔓延して
おり、その為にも自己啓発し、資格をとりなんとか踏みとどまりたいというのが本音では
ないだろうか・・・
少々自己啓発してもこの格差社会はもとにはなかなかもどらない
自己啓発のハウツー本よりも仏教の本を読む方がとても自己啓発になる
ましてや南無阿弥陀仏と毎日礼拝する方がより人間らしくなるのではないか
と思うこのごろ