池井戸潤の小説、読んでないのを読んでみた・・・
物語は郊外の町の銀行の支店で起こった、さまざまなトラブル
現金100万円紛失事件・・ これが支店のマイナスになるとあせった支店長、副支店長、課長で自腹で穴埋めをする
とかばかばかしい話、自分たちの出世にひびくからと自腹を切るあほらしさ。
女子行員に疑いがかかるが・・・その上司が行方不明
副支店長の古川は高卒のたたき上げ、根性の男
大卒エリートの小山が言うことをきかないので思わず、拳でなぐる、
警察に訴えられる、ばかまるだし・・・
そんなことしながらまだ副支店長に居座るところなんか日本の典型的な感じがする。
日本の会社組織ていうのは管理職に比較的甘いシステムになってるような気がする。
少々のミスや不祥事でもなんとか管理職にいてられる。
というよりも日本の管理職全体にコンプライアンスが徹底されてない、これは甘さだ・・
なんとなくわかるようなところもあったり、そうそう・・・と思いながら読んだり
でも全然自分とは別の世界の話だな・・・
出世とは縁のないとうの昔に見切りつけた自分には読んでいて笑える話ばかりだな
少々金が多くもらえても、胃の痛むような思いをするのはまっぴらごめんだね。
他の池井戸潤の本を読んでいてもほんとに銀行て職場は前近代的なコンプライアンスもない
旧態依然のところなんだねと思う、一言でいえば くだらない・・・