山本一力 草笛の音次郎
山本一力は好きな作家です、あかね空で一躍有名になりましたが、今までほとんど出した本は読んでましたが、なんともいえない江戸の人情ものの魅力がいっぱいです。
読んでいてこころあたたまる話が多いので安心して読めます。
この本は股旅もの、渡世人の話ですが・・
音次郎が親分の使いをたのまれ初めての旅にでるものがたり
めざすは、下総 佐原 途中佐倉の宿で盗難さわぎにあったり 成田の宿では盗人とまちがわれて牢屋にいれられるなど・・ハプニングの連続
江戸から佐原まで3泊あればいける道のりでこれほどまでいろいろな出来事があるというのはなかなか面白く読んだ、それに自分の住んでるところあたりの話が多いので佐倉に酒々井、成田そしてよくいく佐原と そういうことでも面白く読むことができた