どこかに出かけるのに、晴れがいいだけではない・・
雨 曇り どんよりした天気がいいときもある
特に湖北地方は自分の心のイメージとしてなぜかこういう天気がよく似合う、とても
しっくりくる。
なかなか理解してもらえないとは思いますが、雨の日に訪れてよかった
このどんよりとした世界観がなんともいえず、日本の美にも通ずるものがあるのかも
しれない、少々おおげさかもしれないですが
ひとつには、この湖北 越前 丹波地方は小説のイメージが強く残ってるのかもしれません
特に水上勉の小説のイメージや、川端康成の古都など
少々悲しい 貧しいながら生きていく人々のイメージが強いからかもしれません。
おなじ近江でも近江八幡あたりや湖西のイメージは晴れのイメージです
特に湖西は琵琶湖によく泳ぎにいったので晴れの感じが強い。
木の本宿にて、小学生が集団下校の傘の花がひらいています。
現代の日本人は晴れを望む、そして晴れのことに関心があり、晴れの人生をなんとか
歩こうとして毎日あくせく働く・・ マスコミも晴れの情報を流してる
人生の基本はこんな晴れの日ではないのではないかとこの年になって思います。
こんなどんよりした雨の人生がほんとの人生かなと・・この湖北で考えました。
やはり旅は物見遊山では深みがない
旅はすべて受け入れて、心に感じ取りそして深くしていくことが必要だ
京都に帰る途中でいった湖北で、雨の湖北を感じることができてよかったです。
ちなみに京都の夏は あの肌にまとわりつく暑さこそ京都という感じです。