片岡義男の角川文庫の赤い背表紙の文庫本
学生の時はよく読んだのですが、あの世界観がなんかたまらない特に旅ものはいいですね。
今はもう廃刊になってるようで、自分が読んでいた本も随分前にブックオフに売ってしまった・・
読みたいときにない・・
ブックオフにいっても売ってないしあきらめていたのですが
ブックオフオンラインで検索したら比較的あたらしい目の文庫本がヒットした
ので数冊買った、後半の方は旅 車 バイク 彼女というよりも恋愛小説が
多いですがとりあえず買いました。
緑の瞳とズームレンズ
カメラマンの僕と経済学者でフランス人の彼女34歳が1年間をかけて日本を
月1回旅をするものがたり・・
スタートは千葉県外房の砂浜から、場所はいってないけど読んでてこれは御宿だな・・砂浜の起伏とかモニュメントとか
そして京都・・なぜか自動販売機にズームアップされている歴史ある町に不似合いな自動販売機がいくつも並んでる・・・
そして瀬戸内海の町 渡し船が3ケ所ほどあるが大きな橋がかかっている・・
これは間違いない向島にわたる尾道だ・・
カメラのズームアップしてるのは街角にある広告 看板 というのが面白い、旅の印象をその土地の広告看板に残すというのも新たな手法でしょね
面白いかもしれない・・
おもしろ看板というのも個人的には好きです・・
おもしろ看板の究極はなんといってもアパホテルの元谷社長の看板だろうと思います、物集女の交差点の近くにも大きな看板におばさん社長のアップ写真の
不動産会社の看板があります・・たしか〇〇ちゃんでーす!とかおばさんが言っている
脱線しましたがこの僕と彼女は恋人でもなくて親友の関係、ホテルも別々の部屋をとるし、そのようなことはしてませんと想像できる関係、一種のドライな雰囲気を醸し出している、それが片岡義男の小説らしい。