KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

今年最後は五瀬山に!

2014年12月30日 | 香川の里山
いよいよ今年も残り少なくなりました。

綺麗好きの奥様は2日前から掃除機の音を家の中で鳴り響かせています。

高所作業だけは役割分担で、絶対に今日中にという至上命令が下りました。

仕方が無いので朝一番にご挨拶の出来ていなかったお客様の訪問を済ませて、

高松市内から引き返して裏山の五瀬山に登ってきました。


何時もの志度末工業団地に車を停めてスタート。






工業団地との分岐を北へ向かって歩いていくと民家が一軒。その前を通り過ぎると

家具の工場らしき前に白いティーピーが建っています。






その工場を横目に見て進み、池の突堤を渡ります。

軽四が通れるくらいの林道を歩いていくと、電力の保線路の目印があり

ここからが何時もの登山口になります。











保線路を登り一つ目の鉄塔を過ぎると、道はいきなり急坂になります。

息は切れるものの、先月から痛くて歩けなかった太腿もどうやら治ったようで

引き攣りも痛みも出て来ない様子。

数分ですがその急坂を登りきると、五瀬山から西に続く尾根に飛び出します。

手前ではまださらに西に続く荒れ道が確認できました。

どうやらこの道を使うと、家の直ぐ上辺りから登ってこれそうです。


次回の課題で残してそのまま尾根道を進むと二番目の鉄塔広場。






そこから先も快適な道が続きます。時折突風が音を立てて周りの木々を揺らしています。






天野峠からの道の分岐を過ぎ、少し尾根の北側を回りこみようにして進むと

石鎚神社の鳥居とその奥に鞘堂が現れます。

先ほど擦れ違った地元のおじいさんが掃除をしたのか、鞘堂の中も廻りも

小奇麗に片付いていました。

ここから北西に志度の街並みと志度湾越に五剣山を見渡すことができます。









神社の軒先で水分補給と一服。

神社からは尾根道を二つほどコブを越えて歩いていくと五瀬山山頂に飛び出します。









何度来てもここからの景色は最高です。

北を見ると瀬戸内海越に小豆島。もちろん志度の街並みと五剣山・屋島を西に見ることが出来。

振り返ると熊高山や石鎚山。その奥には阿讃の山々が続いています。

そして東を見ると雨滝山と津田の海。










今日は少し霞んでいますが、それでも360度のこの景色は、里山では

なかなか味わえない景色です。






相変わらずの強い風が吹く中、一息入れて南への道を下って行きます。

以前に比べると道の両側の笹が随分と背を伸ばしてきていますが

それでもこの笹原の尾根道は道の両側の景色を見ながら

どこか高い山に登っているような雰囲気を味わえます。













途中で右に折れると、真砂土の露出した急な道を降ります。

道の正面は遮るものも無く、先ほどの末地区から長尾へと続くの景色が広がっています。









磨り減った靴底にひやひやしながら下りきると

石仏と首から上の無い石仏が迎えてくれます。

山頂では強い風に煽られて寒かったのですが、降りきると背中は汗でびっしょり。

のんびり2時間弱の今年最後の山歩きでした。


さぁ~これから奥様のご機嫌を損なわないようお手伝いです!