KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC.登山部 2018.06.06 飯野山

2018年06月08日 | 香川の里山
一年で一番いやな季節になりました。

天気はすっきりとしないし、湿度は高いし、山歩きには一番適さない?季節。

でもWOC・登山部は毎週必ず活動を旨としています。ただ県外の山まで

出かけて雨の中を歩いても・・・・ということで今週は近場の里山歩きを企画しました。

『飯野山』はWOC・登山部がスタートするきっかけとなった山で、

皆さんのホームグランド。メンバーも何十回と登っているので

今回は参加者は少ないかな?と思っていたら7人が集まりました。

今日は『野外活動センター』から傘を差しながらのスタートとなりました。








途中の展望ヶ所で見下ろすも雲が低く立ち込めてあまり見晴らしもよくありません。




今日はダッシュでコアラさんがどんどこ・どんどこ登って行きます。

どれくらいの時間で登れるか挑戦したようで、山頂まで32分で到着!

さすが『登りのコアラさん』です。

山頂の記名録に『WOC・登山部』と記名。




山頂でのいつもの記念撮影。




ここで不審に思った方もいらっしゃると思います。

そうなんです。写真に私が映っていない!

実を言うと2週間前に『肉離れ』を発症して、

前日にも治療院で治療をして『明日、飯野山くらいなら登れるかな?』と先生に聞くと、

『何よんかいの。絶対にダメ!』とドクターストップがかかりました。

仕方がないので今日は皆さんが山から下りてくるのを待っての第二部から参加しました。


第二部は姐さんの弟さんのお店『純手打ちうどん よしや』さんでさぬきうどんを頂きます。

今日はタイミングよく朝一番にOHKの取材があったようで、

矢野みなみアナウンサーが来ていたとのこと。

興味深々の麺法師さんとFさんは、飯野山に登る前にもお店を覗きに来ていたようで

4人で記念撮影をしていました。私も早く来れば良かった~!




お店では前々から食べてみたかった『すだちひやひや』を注文。夏にしか食べられないメニューです。




これでもか!とのせられたすだちに埋まって麺が見えません。

美味しい出汁とすだちの酸味がマッチして夏の暑さに疲れた体にはぴったりだと思いました。




美味しいうどんを食べた後、まずは『川津菖蒲園』を見学することに。

WOC・登山部のメンバーはほとんど丸亀の人ばかりなので、地元のこの菖蒲園は知っていると思ったら

意外や意外、初めての方がほとんどでした。

この菖蒲園はもともと浄水場が香川用水の開通で使われなくなり、

その後園内のろ過池に菖蒲を植えたことから始まりこの時期に一般開放されている施設です。




園内には102種類、12,000株の菖蒲がちょうど見ごろとなっいていました。

平日の雨の日にかかわらず次々と見物客が訪れてきます。







色とりどりの大輪の花が雨のしずくをつけて一段と綺麗に見えます。







園内の北側の藤棚の下に不思議なオブジェがありました。菖蒲と何の関連があるのか不明ですが、

これを見て姐さんが『エロい!エロい!』と連呼しています。

その細い手足にくびれた腰のライン。そう言えば目も何だかエロい!です。







菖蒲園を見学した後は、麺法師さんの提案で番の州公園にあるバラ園を見学することに。

浜街道を宇多津に向かう途中で、公園の駐車場を目にすることはあったのですが、

公園を歩くのは初めてです。道中でコアラさんが『バラはもう終わっているやろう!』と言っていますが、

そこは一部の可能性に賭けることに・・・・。




でもバラは残念ながら一株に一輪残っている程度で、ほとんどが枯れ始めていました。




ただ近くにいた夫人が『向こうでアジサイがきれいに咲いていますよ!』と教えてくれました。

さっそくそちらに移動。




港湾の近くにあるアジサイ畑ではちょうど見ごろでたくさんの花が咲いていました。

『バラ園にきてアジサイ見物』です。










先ほどの菖蒲もそうですが、アジサイも雨の雫がとても似合います。




さて次はどこに?と考えていると、コアラさんが駅近くの『人工土地』にも

バラ園があると教えてくれました。

『人工土地』は仕事柄、前々から興味があった場所です。『昭和モダン建築巡礼』の単行本の中でも、

全国57件のモダニズム建築が紹介されていましたが、その中でも『人工土地』は

かなりのインパクトのあった建築物です。

まずは1階部分の商店街横の駐車場に車を停めて、2階へと上がっていきます。

階段を登りながら『なんで人工土地って言うんやろね?』とメンバーが言っています。

最近だと駅ビルなどでデッキで繋がった空間はよく見かけるようになりましたが、

この『人工土地』は6~9メートルほどの高さに、『人工的に大地を造った』

全国を見ても珍しい建物です。そしてその大地の上に1~4階建ての市営住宅が20年間をかけて

段階的に建設されたそうです。

たしかに2階部分に上がっても、まるで地上にいるような錯覚をしてしまいます。







広場にあるバラ園もすでにほとんど花が枯れていました。

2階から上の市営住宅もこのご時世で入居者が減ってしまっているようです。また1階分の商店街も

御多分にもれずシャッター街となっていました。







さて最後は『瀬戸大橋記念公園』にある『瀬戸大橋記念館』を見学。




この公園ができた頃はまだ県内にはあまり子供用の施設がなく、小さかった子供たちを連れて

よく遊びに来ていた場所です。




館内には資料や映像で瀬戸大橋についての説明が詳しく展示されています。

その中でもメンバーの目を引いたのは、入り口正面にあった『ジオラマ』と途中にあった『地形図』。

それらを見ながら何故か『瀬戸大橋』ではなく、『山』や『峠』、『縦走路』の特定をして楽しそうに

話をしています。










館内には『ブリッジシアター』と呼ばれる360度のシアターがあり、今回は2本の映像を

我々メンバーだけで独占して見ることができました。

一本は瀬戸大橋建設と二人の子供の成長を重ね合わせた

『天空の調べ』。もう一本は宇宙を題材にした『Goodnight Goldilocks』です。

二本ともしっかりと造られ360度に広がる映像は見ごたえがありました。







シアターで少し眠たくなった眠気を覚ますため屋上の展望台までエレベーターで上がります。

目の前には瀬戸内海と瀬戸大橋が迫っています。







記念館をあとに公園をのんびりと歩き、最後は『瀬戸大橋タワー』を見学。

これも姐さんを含めて意外と初めていうメンバー。

私は子供たちと何度も登っているので下で待機でした。













そういえば昨年の6月7日に初めてこの会に参加しました。その時も梅雨時で

雨の栗林公園を散策したのを思い出しました。あれから早いもので一年。年のせいなのか

一年が経つのがとても速く感じるようになりました。あと何年山に登れることか。

その前に何としても来週までには『肉離れ』を治さないと・・・・・。健康が大事と痛感した一日でした。