先週の石鎚山東稜コースがメンバーにはけっこうハードだったし、
天気予報も雨だし、ということで今回は箸休めということで軽く歩くことにしました。
第一の目的地は今巷で注目されている仁淀ブルーの『ニコ淵』です。
前回、『稲叢山』の帰りに寄った『アメガエリの滝』を見て
麺法師さんからニコ淵にも行ってみたいとリクエストが
あったので(本人は覚えてなかったですが-笑-)、どこかの山と絡めて出かけてみようと
以前から考えていた場所です。そこで今回は雨振りでも気軽に歩けて時間もかからない
『陣ケ森』に目を付け、軽く山を歩いた後にニコ淵に行くことに。
調べているうちにニコ淵の少し上流には『西滝』という滝もあるらしいいので
時間が許せばそこまで出かけてみることにしました。
今日ははフレンディ号に8人が乗り込み、まずは大豊を目指します。
途中高知道は片側一車線になり、記録的な大雨で土砂崩れに巻き込まれて橋梁が流された
立川橋の横を通り、大規模に崩れた災害現場を目の当たりにしました。
大豊から国道439号線を走り土佐町のコンビニでお昼ご飯の段取りを。
車を降りる前にIRIBITOさんから
『今日は雨やからお湯は沸かせんかもしれんので、そのつもりでお弁当を選んで!』と伝達事項。
コンビニで買い物を済ませてトイレの前に並んでいるお嬢様とMさんに、一応確認で
執事 : 『今日はお湯が使えんからね!』
お嬢様 : 『え~!そんなん聞いてない。スープ飲めんやんか! (; ・`д・´) 』
執事 : 『さっき車を降りる前にIRIBITOさんが言ったやんか!』
お嬢様 : 『おしゃべりしてたから全然聞こえんかったわ!もっと大きな声で言ってもらわんと!』
おしゃべりに夢中で自分たちが聞いてなかったくせに・・・・・。
(IRIBITOさん。今度から拡声器もってきましょう!)
登山口まで向かう途中の国道439号線沿いの田んぼには、今はほとんど見られなくなった
稲刈り後の稲架(はざ)掛けや三角のとんがり帽子のように立てかけた稲わらの風景が続いています。
(今はコンバインや乾燥機などの機械化が進んでいるので、この風景は絶滅危惧種のようです)
子供のころはよく稲刈り後の田んぼで遊んでいたな~とIRIBITOさんと
昔を懐かしみながら・・・・。
7時に丸亀を出発して予定通り9時30分に林道の突き当りの駐車場に到着しました。
前回歩いた『工石山』と一体で『工石山・陣ケ森県立自然公園』となっていますが
工石山の整備された雰囲気とは一転、ここのところほとんど手が入れられていない感じがします。
ここでもお嬢様が
お嬢様 : 『カッパいらんかな?』
執事 : 『あとでウソついたって言うんやから持っていったら』
お嬢様 : 『山頂まで20分やろ!』
執事 : 『ハイハイ、自己責任でお願いします。』
駐車場の傍らには薄紫のノコンギクの花畑が広がっています。
登山口にはなぜか登山道でもなく遊歩道でもなく、歩道の看板が!
登山口からしばらく歩くと階段が続いています。これがヶ所によっては段差も高く、
けっこう急で、前を見るとずっと続いています。
いきなりの思いのほかの急登に直ぐに息があがってきました。そろそろかな・・・と思っていたら案の定
コアラさんから『今日は散策だったんじゃないんですか?』と
お嬢様からは、『汗かいたのにタオル車に置いてきた!』と
ト・ホ・ホ!ツアーガイドを仕事としている人の苦労が身に染みて分かります。
階段状の坂道に大汗を掻きながらも登る事20分弱。陣ケ森山頂に着きました。
ここでセニョさんと麺法師さん恒例の三角点バンザイ!
東屋の横の木にはキティーちゃんもどきのアクリルの看板が掛けられています。
陣ケ森の三角点から今日は丸山広場辺りまで歩いてみることにします。
薄暗いウバメガシ?のトンネルの中を進み二・三度アップダウンを繰り返すと
目の前に萱原が広がっていました。
あれ?ここが丸山広場??ネットで調べた時に見た写真とは全く違う景色が広がっています。
草原が広がっているイメージだったのに・・・・露に濡れる萱をかき分け進んでいくと
足元にはリンドウやヤマラッキョウがあちらこちらに咲いています。
シーズンだと真っ白になった馬酔木の巨木が見応えがあるだろうな~。
想像していた丸山広場はこんな感じです。
丸山広場からもう少し先に進んでみますが、一向に見晴らしのよさそうな場所がありません。
見晴らしがよくても今日の天気ではガスの中なので、途中から引き返すことにしました。
丸山広場というか丸山茅原の東端には地形図では1029mのピークになっています。
少し南側には山名を書いた案内板がありますが、周りの木々が伸びて
展望は全くありません。一応ピークらしいところでバンザイです。
木もなく晴れていれば・・・・こんな展望が!
茅原を過ぎるとまたアップダウンと三角点からの階段を下って行きます。
以前は放牧場となっていた山の斜面も見る影もありません。
登山口まで降り、次の目的地のニコ淵に向かいます。途中、
国道439号線から194号線に入り少し南に走った所にある『道の駅 633美の里』でお昼にします。
ここなら屋根もあるので、IRIBITOさんがいつものようにお湯を沸かせてくれました。
お弁当を食べた後、セニョさんと麺法師さんはさらに食堂で『つがにそば』を食べています。
食後のデザートのソフトクリームにお嬢様も満足げです。
さぁ次はニコ淵に!
車数台が停められる駐車場から急な坂道と階段を降りると右手にニコ淵が現れました。
曇り空の今日の天気では陽が当たらず、本来の仁淀ブルーではないようですが
それでも滝から流れ落ちる水も水量があり、見ごたえがあります。
デジカメのシャッタースピードを変えて写してみます。
しばし滝に見とれながらこの渓谷美にどっぷりと浸かってみます。
お嬢様も今回は滝ガールです。
突端大好きのMさん。それ以上先にはいかないで~!
ニコ淵を満喫した後はさらに上流にあるらしい?『西滝』へ向かいます。
駐車場までの階段がけっこう堪えます。
グリーンパークほどのへ向かう途中から左に折れると突き当りに西滝の駐車場がありました。
ほどののパンフレットには西滝までは気軽に散策できるようなイラストが載っています。
ところがどっこい西滝に向かう道は歩きやすいのは最初だけで、途中からほとんど山道です。
道の勾配も次第に急になり、どんどん険しくなっていきます。一旦急坂を登りきると
今度は沢を渡渉する箇所があります。
濡れた岩に足を滑らせないように、お嬢様も最初はヒョイヒョイと・・・・。
でもやっぱり渡渉ヶ所で躊躇しています。優しい麺法師さんがサポートしています。
執事の私はここぞとばかりに後ろから『滑れ!落ちろ!』と念を送ります。
お嬢様も無事沢を渡り切り(残念!)、後続も続きます。
ここからはさらに杉林の中の急登が続きます。
あのマップを見て観光気分で来た人には、とても登れるような道ではありません。
陣ケ森の登山よりこちらの滝見の方が断然ハードです。
『権現滝』への分岐から右に折れ、トラバース気味に進むと
大岩の横を通り、その先が『西滝』を見渡せる展望台になっていました。
西滝は大小20余りの滝が連なり100m以上の落差がある滝の様です。
予想以上の高さに、みなさん感嘆の声があがっています。
展望台から少し下ると西滝の滝つぼに下りられました。
ここから見上げる滝も迫力があります。
滝つぼは意外と小さく、周りを岩で囲まれているので足元まで近づくことができます。
落ち口から細かいミスとが降り注ぎ、身体全体を包み込んでくれています。
今日は生憎の曇り空でこの時期ですが、夏ならもっと気持ちのいいことでしょう。
『ほどのの滝』はこの西滝の他に『東滝・権現滝・大樽滝』の
全部で四つの滝があり、『戸中山』の南側に約4㎞もの露出した岩肌が続き、
それぞれが同じような距離を置いて流れ落ちているそうです。
今回は気軽な気持ちで滝見に出かけましたが、次はこの四つの滝を巡りながら山を歩いてみても
いいかなと・・・・・早速来年のリストにいれました。
帰りはまた急坂を下り駐車場に。権現滝まで歩いたメンバーをしばらく待つ間
麺法師さんとOさんとお嬢様と雑談。その内にスポーツタイツの話になり、
ズボンの裾をめくりあげ自分のタイツを見せると
お嬢様 : 『え~細~い!私の足よりほそいやんか!』
執事 : 『ハイお嬢様。私こんな足が細いので、長い時間歩くと本当に疲れるんです。』
お嬢様 : 『私ね、男性で顔が白い人、足が細い人、〇〇な人・・etc はダメ!』と
執事 : 『はいお嬢様、それなら足が細くて良かったです!』
今日は天気予報に見事にいい方に裏切られ、雨に降られることもなく傘も雨具も必要なく
予想していた以上に汗も掻き息を切らせて歩けて、おまけで出かけた滝見がまた予想以上に素晴らしく
中休みのつもりの今週の登山部も、有意義な、なかなかいい一日を過ごすことができました。
天気予報も雨だし、ということで今回は箸休めということで軽く歩くことにしました。
第一の目的地は今巷で注目されている仁淀ブルーの『ニコ淵』です。
前回、『稲叢山』の帰りに寄った『アメガエリの滝』を見て
麺法師さんからニコ淵にも行ってみたいとリクエストが
あったので(本人は覚えてなかったですが-笑-)、どこかの山と絡めて出かけてみようと
以前から考えていた場所です。そこで今回は雨振りでも気軽に歩けて時間もかからない
『陣ケ森』に目を付け、軽く山を歩いた後にニコ淵に行くことに。
調べているうちにニコ淵の少し上流には『西滝』という滝もあるらしいいので
時間が許せばそこまで出かけてみることにしました。
今日ははフレンディ号に8人が乗り込み、まずは大豊を目指します。
途中高知道は片側一車線になり、記録的な大雨で土砂崩れに巻き込まれて橋梁が流された
立川橋の横を通り、大規模に崩れた災害現場を目の当たりにしました。
大豊から国道439号線を走り土佐町のコンビニでお昼ご飯の段取りを。
車を降りる前にIRIBITOさんから
『今日は雨やからお湯は沸かせんかもしれんので、そのつもりでお弁当を選んで!』と伝達事項。
コンビニで買い物を済ませてトイレの前に並んでいるお嬢様とMさんに、一応確認で
執事 : 『今日はお湯が使えんからね!』
お嬢様 : 『え~!そんなん聞いてない。スープ飲めんやんか! (; ・`д・´) 』
執事 : 『さっき車を降りる前にIRIBITOさんが言ったやんか!』
お嬢様 : 『おしゃべりしてたから全然聞こえんかったわ!もっと大きな声で言ってもらわんと!』
おしゃべりに夢中で自分たちが聞いてなかったくせに・・・・・。
(IRIBITOさん。今度から拡声器もってきましょう!)
登山口まで向かう途中の国道439号線沿いの田んぼには、今はほとんど見られなくなった
稲刈り後の稲架(はざ)掛けや三角のとんがり帽子のように立てかけた稲わらの風景が続いています。
(今はコンバインや乾燥機などの機械化が進んでいるので、この風景は絶滅危惧種のようです)
子供のころはよく稲刈り後の田んぼで遊んでいたな~とIRIBITOさんと
昔を懐かしみながら・・・・。
7時に丸亀を出発して予定通り9時30分に林道の突き当りの駐車場に到着しました。
前回歩いた『工石山』と一体で『工石山・陣ケ森県立自然公園』となっていますが
工石山の整備された雰囲気とは一転、ここのところほとんど手が入れられていない感じがします。
ここでもお嬢様が
お嬢様 : 『カッパいらんかな?』
執事 : 『あとでウソついたって言うんやから持っていったら』
お嬢様 : 『山頂まで20分やろ!』
執事 : 『ハイハイ、自己責任でお願いします。』
駐車場の傍らには薄紫のノコンギクの花畑が広がっています。
登山口にはなぜか登山道でもなく遊歩道でもなく、歩道の看板が!
登山口からしばらく歩くと階段が続いています。これがヶ所によっては段差も高く、
けっこう急で、前を見るとずっと続いています。
いきなりの思いのほかの急登に直ぐに息があがってきました。そろそろかな・・・と思っていたら案の定
コアラさんから『今日は散策だったんじゃないんですか?』と
お嬢様からは、『汗かいたのにタオル車に置いてきた!』と
ト・ホ・ホ!ツアーガイドを仕事としている人の苦労が身に染みて分かります。
階段状の坂道に大汗を掻きながらも登る事20分弱。陣ケ森山頂に着きました。
ここでセニョさんと麺法師さん恒例の三角点バンザイ!
東屋の横の木にはキティーちゃんもどきのアクリルの看板が掛けられています。
陣ケ森の三角点から今日は丸山広場辺りまで歩いてみることにします。
薄暗いウバメガシ?のトンネルの中を進み二・三度アップダウンを繰り返すと
目の前に萱原が広がっていました。
あれ?ここが丸山広場??ネットで調べた時に見た写真とは全く違う景色が広がっています。
草原が広がっているイメージだったのに・・・・露に濡れる萱をかき分け進んでいくと
足元にはリンドウやヤマラッキョウがあちらこちらに咲いています。
シーズンだと真っ白になった馬酔木の巨木が見応えがあるだろうな~。
想像していた丸山広場はこんな感じです。
丸山広場からもう少し先に進んでみますが、一向に見晴らしのよさそうな場所がありません。
見晴らしがよくても今日の天気ではガスの中なので、途中から引き返すことにしました。
丸山広場というか丸山茅原の東端には地形図では1029mのピークになっています。
少し南側には山名を書いた案内板がありますが、周りの木々が伸びて
展望は全くありません。一応ピークらしいところでバンザイです。
木もなく晴れていれば・・・・こんな展望が!
茅原を過ぎるとまたアップダウンと三角点からの階段を下って行きます。
以前は放牧場となっていた山の斜面も見る影もありません。
登山口まで降り、次の目的地のニコ淵に向かいます。途中、
国道439号線から194号線に入り少し南に走った所にある『道の駅 633美の里』でお昼にします。
ここなら屋根もあるので、IRIBITOさんがいつものようにお湯を沸かせてくれました。
お弁当を食べた後、セニョさんと麺法師さんはさらに食堂で『つがにそば』を食べています。
食後のデザートのソフトクリームにお嬢様も満足げです。
さぁ次はニコ淵に!
車数台が停められる駐車場から急な坂道と階段を降りると右手にニコ淵が現れました。
曇り空の今日の天気では陽が当たらず、本来の仁淀ブルーではないようですが
それでも滝から流れ落ちる水も水量があり、見ごたえがあります。
デジカメのシャッタースピードを変えて写してみます。
しばし滝に見とれながらこの渓谷美にどっぷりと浸かってみます。
お嬢様も今回は滝ガールです。
突端大好きのMさん。それ以上先にはいかないで~!
ニコ淵を満喫した後はさらに上流にあるらしい?『西滝』へ向かいます。
駐車場までの階段がけっこう堪えます。
グリーンパークほどのへ向かう途中から左に折れると突き当りに西滝の駐車場がありました。
ほどののパンフレットには西滝までは気軽に散策できるようなイラストが載っています。
ところがどっこい西滝に向かう道は歩きやすいのは最初だけで、途中からほとんど山道です。
道の勾配も次第に急になり、どんどん険しくなっていきます。一旦急坂を登りきると
今度は沢を渡渉する箇所があります。
濡れた岩に足を滑らせないように、お嬢様も最初はヒョイヒョイと・・・・。
でもやっぱり渡渉ヶ所で躊躇しています。優しい麺法師さんがサポートしています。
執事の私はここぞとばかりに後ろから『滑れ!落ちろ!』と念を送ります。
お嬢様も無事沢を渡り切り(残念!)、後続も続きます。
ここからはさらに杉林の中の急登が続きます。
あのマップを見て観光気分で来た人には、とても登れるような道ではありません。
陣ケ森の登山よりこちらの滝見の方が断然ハードです。
『権現滝』への分岐から右に折れ、トラバース気味に進むと
大岩の横を通り、その先が『西滝』を見渡せる展望台になっていました。
西滝は大小20余りの滝が連なり100m以上の落差がある滝の様です。
予想以上の高さに、みなさん感嘆の声があがっています。
展望台から少し下ると西滝の滝つぼに下りられました。
ここから見上げる滝も迫力があります。
滝つぼは意外と小さく、周りを岩で囲まれているので足元まで近づくことができます。
落ち口から細かいミスとが降り注ぎ、身体全体を包み込んでくれています。
今日は生憎の曇り空でこの時期ですが、夏ならもっと気持ちのいいことでしょう。
『ほどのの滝』はこの西滝の他に『東滝・権現滝・大樽滝』の
全部で四つの滝があり、『戸中山』の南側に約4㎞もの露出した岩肌が続き、
それぞれが同じような距離を置いて流れ落ちているそうです。
今回は気軽な気持ちで滝見に出かけましたが、次はこの四つの滝を巡りながら山を歩いてみても
いいかなと・・・・・早速来年のリストにいれました。
帰りはまた急坂を下り駐車場に。権現滝まで歩いたメンバーをしばらく待つ間
麺法師さんとOさんとお嬢様と雑談。その内にスポーツタイツの話になり、
ズボンの裾をめくりあげ自分のタイツを見せると
お嬢様 : 『え~細~い!私の足よりほそいやんか!』
執事 : 『ハイお嬢様。私こんな足が細いので、長い時間歩くと本当に疲れるんです。』
お嬢様 : 『私ね、男性で顔が白い人、足が細い人、〇〇な人・・etc はダメ!』と
執事 : 『はいお嬢様、それなら足が細くて良かったです!』
今日は天気予報に見事にいい方に裏切られ、雨に降られることもなく傘も雨具も必要なく
予想していた以上に汗も掻き息を切らせて歩けて、おまけで出かけた滝見がまた予想以上に素晴らしく
中休みのつもりの今週の登山部も、有意義な、なかなかいい一日を過ごすことができました。