今週のWOC・登山部は隊長が新店舗開店前で忙しく、副隊長の麺法師さんから
企画を任されました。以前に麺法師さんに『春の山』の企画書を渡していて
その中の一つの『高開の芝桜』を見てみたいというリクエストがあがったので
色々と考えた結果、WOCとしては未踏の山の『天行山・東宮山』を歩いて
メインの『高開の芝桜』と『川井峠の枝垂桜』and『江田地区の菜の花の棚田』を
3点セットで見て回るコースを立案しました。
川井峠を除いては、ここ最近訪れている『花紀行』。
でもでも今年はどの花も開花が早く、『川井峠の枝垂桜』は4月3日に満開と
なっていたので、はたして桜は咲いているのか?と前日まで
ヤキモキして過ごしました。
穴吹町で待ち合わせをして一路川井峠へ、国道492号線を南下。
半平山の南側を走るころにはフロントガラスにポツリポツリと雨の滴が落ちてきました。
雨の山歩きは・・・・・と気を揉んでいる中、後部座席では
『WOC・かしまし娘』が話が盛り上がって賑やかです。
川井峠の無料駐車場に9時過ぎに到着。いつもなら平日でも車が停められないくらい
大勢の人が来ているのですが、さすがに平日の上、桜も終わりという情報を知ってか、
一台も車が停まっていませんでした。
車を降り『枝垂れ桜』の神社へ向かいます。ただこの場所はたしかに大きな鳥居はありますが
とくにそれらしい社殿もなく、石標に『川井峠白い神社』と
彫られているだけで、なんとも不思議な場所です。
問題の『枝垂れ桜』は半分散ったような感じです。それでも思ったより花が残っていて
それを見てメンバーも喜んでくれています。(まずはほっと一息)
斜面に咲く桜を頭上に眺めながら、参道の奥に進んで行くと登山口です。
猪避けの柵を開け進んで行きます。
今回は『天行山』から『東宮山』への周回。まずは『天行山』を目指します。
登山道はしっかりした道で杉林の中をゆっくりと登って行きます。
もう所々でツツジが花を咲かせています。
道の途中には歌碑が立てられていて、案内標識もしっかりしているので
『かしまし娘』がおしゃべりに熱中していても道を間違えることはありません。
途中で1か所だけ展望が開けた場所があり、道から西側の景色が開けています。
雲がかかっていますがその下は剣山?かもしれません。
しばらく歩くと頂上直下の『天行山窟大子堂』に着きました。
山の中に突然と高い石積みが現れ、その上に小さな社殿がありました。
トッシーがしょうらし気にお参りをしています。
大子堂からは小さな石仏を横目に見ながら急坂を登って行きます。
先ほどまでの杉林から山頂直下は原生林へと変わって行きます。
急な坂ですが距離が短いので、ほどなく皆さん『天行山』に到着。
予想通り周りは樹木に囲まれて見晴らしのない山頂です。
展望もないのでいつもの記念撮影を後に、直ぐに次の『東宮山』へと歩いて行きます。
『天行山』から『東宮山』は尾根道歩きとなります。
『天行山』山頂から一旦下って、鞍部から尾根道が続いています。
今回の山は標高が低いせいか、尾根沿いにも植林のされた杉林が続いています。
規則正しくまっすぐに伸びる杉の木と間伐され枝打ちされた手入れされた林の中を
気持ちよく歩ていきます。
途中でおおきな『赤松』が!まるで大蛇の鱗のような表皮が空に向かって伸びています。
『赤松』を過ぎると尾根道のアップダウンも緩く、とても歩きやすい道が続いて行きます。
ほどなく道幅が国道かと思うような広い林道に飛び出しました。
その道の広さと、両側に真っすぐに高く伸びる杉の木に、これが杉の木でなく広葉樹なら、
まるで海外のトレールの道を歩いているような雰囲気がします。
杉林林道から道は林道と山頂への登山道、
そして東宮神社への三又に!案内標識に沿って中央の山頂への
道を進んで行くと、『東宮山』山頂直下の急登が始まりました。
メスコアラもボチボチ登ってきます。
マラソンをしているという『先輩』はペースが落ちることなく
先頭の麺法師さんに付いていっています。
やがて山頂直下の『痩せ尾根』に。このコース、意外と変化があってなかなか楽しめます。
『痩せ尾根』でもテンションの下がらない長女と次女。
その後ろでビビッてテンションの下がっている三女。
最後の急登を登りきると今日二つ目の目的地『東宮山』に着きました。
山頂は2段になっていて三角点のある上段は
本当に猫の額ほどのスペースで、全員が集まると窮屈なくらいです。
山頂には『東宮神社』と『春宮神社』の二つの祠があります。
『東宮神社』は天照大神、『春宮神社』は土御門天皇・後嵯峨天皇を祭神としているそうです。
山頂から東に少し下ったところに2社の社殿があるのですが、今日はこのまま山頂から折り返し
川井峠まで戻っていくことにしました。
直下の下りの急坂では恒例の『Wコアラ』が難儀をしています。
急坂を下り切り、また気持ちのいい杉林の間を通り抜けると、
往路と違う川井峠への道が分岐から続いています。前を行く4人ははしゃいで走ったりしています。
峠に下りる手前の電波塔の分岐で後続を待ち、いままでバラバラだったメンバーが最後は
全員がそろって川井峠に降り立ちました。
山頂で昼食を山から下りて駐車場で摂ろうと言っていたのですが、殺風景な上にまだ時間も早いので
次の目的地の『江田地区』でお昼にすることにしました。
ここでも『菜の花』がまだ残っているか心配でしたが
集落に着くと満開ではありませんが、菜の花の黄色に染まる『棚田』が目の前に広がっていました。
駐車場に車を停めて、少し上に歩いて集落のおじいちゃん、
おばあちゃんがテントの下で地のものを販売している
ので覗いてみることに。テントの下では周辺でとれた山菜が並べられていました。
『すみません!どこかお弁当を食べられる場所はないですか?』と聞くと、すぐ横のテーブルを指して
『ここで食べたらええよ!』と言ってくれたので、皆さん椅子に腰を下ろしてお弁当を広げました。
皆さんが用意した味噌汁用のお湯もポットからいれてくれ、
お弁当を頬張りながら地元の人との話を楽しみました。
『菜の花フラワーズ』でポーズを決めています。
お腹を満たした後はおばあちゃんが勧めてくれた集落の上の方にある滝を見に、
菜の花畑の中を散策。日差しが当たると菜の花特有の香りが漂ってきます。
途中で雨がぱらついてきたので引き返したメンバーは、傍らに咲く花や山菜を眺めたり食べたり・・・。
最後まで滝まで歩いた麺法師さんが戻ってきて、
引き返してまたテントの下で雑談をしていた私たちに『滝もきれいやから車で見に行こう!』と言って
わざわざ駐車場まで車を取りに戻り、滝の入り口まで載せていってくれました。
入り口から少し下って木の橋が架かる沢を渡渉すると二つの滝が目の前に。
怖がりの『メスコアラ』が木の橋前で渡れず立ち止まっています。
滝見学を終えた後は今日最後の目的地、『高開の芝桜』へ!美郷から高開の集落へ細い道を
くねくねと車で登っていくと、集落の石積みに鮮やかな色をした芝桜が迎えてくれました。
駐車場に車を停めて集落の中を散策します。
全国でも芝桜の名所はたくさんありますが、この高開の芝桜はモノトーンの石積みと
明るい花の色とのコントラストが見事で、また他の名所と違った趣があってとても目の保養になります。
目の前に広がる芝桜をメンバーそれぞれが写真に収め楽しんでいると石積みの下から
『きゃー』と悲鳴が『あ~ん、手を切った~!』と。
メスコアラがよろけて石積みに手をついて切ってしまったようです。
やさしい麺法師さんは『どうしたん?』と聞いてあげていますが、他の姐さん(次女)と先輩(長女)は
『また始まった。唾でもつけとけ!』と言ったか言わなかったか、あまり心配もしていません。
でもエスティシャンの彼女にとっては『手が命』。せっかくの満開の芝桜の中の散策も
花に目がいかずにうつむき加減で手ばかり気にしてテンションダダ下がりです。
散策の途中にある販売会場でお茶のサービスを受け、民家のお庭の中を通って
ぐるっと集落の中を周回します。
周回コースの上のお家の庭を横切ると駐車場のすぐ上まで戻って来ました。
駐車場では今日の『花紀行』の最後を締めくくるかのように、八重桜や枝垂れ桜が出迎えてくれました。
帰りの道中ではコンビニで我慢がしきれず『先輩』が
500mlの缶ビールを買い、運転の残る私の後ろでいい匂いを漂わせ、春の陽気のせいか
行きも帰りもほとんど車の中で寝ていたトッシー。
例年にも増して早い開花に気をもんだ『花紀行』でしたが、『天行山・東宮山』も趣のある山で、
天気も何とかもち、花もそこそこ咲いていて、色とりどりの花々に囲まれた春らしい一日にでした。
【歩行距離:5.4㎞ 歩行時間:2時間40分】
企画を任されました。以前に麺法師さんに『春の山』の企画書を渡していて
その中の一つの『高開の芝桜』を見てみたいというリクエストがあがったので
色々と考えた結果、WOCとしては未踏の山の『天行山・東宮山』を歩いて
メインの『高開の芝桜』と『川井峠の枝垂桜』and『江田地区の菜の花の棚田』を
3点セットで見て回るコースを立案しました。
川井峠を除いては、ここ最近訪れている『花紀行』。
でもでも今年はどの花も開花が早く、『川井峠の枝垂桜』は4月3日に満開と
なっていたので、はたして桜は咲いているのか?と前日まで
ヤキモキして過ごしました。
穴吹町で待ち合わせをして一路川井峠へ、国道492号線を南下。
半平山の南側を走るころにはフロントガラスにポツリポツリと雨の滴が落ちてきました。
雨の山歩きは・・・・・と気を揉んでいる中、後部座席では
『WOC・かしまし娘』が話が盛り上がって賑やかです。
川井峠の無料駐車場に9時過ぎに到着。いつもなら平日でも車が停められないくらい
大勢の人が来ているのですが、さすがに平日の上、桜も終わりという情報を知ってか、
一台も車が停まっていませんでした。
車を降り『枝垂れ桜』の神社へ向かいます。ただこの場所はたしかに大きな鳥居はありますが
とくにそれらしい社殿もなく、石標に『川井峠白い神社』と
彫られているだけで、なんとも不思議な場所です。
問題の『枝垂れ桜』は半分散ったような感じです。それでも思ったより花が残っていて
それを見てメンバーも喜んでくれています。(まずはほっと一息)
斜面に咲く桜を頭上に眺めながら、参道の奥に進んで行くと登山口です。
猪避けの柵を開け進んで行きます。
今回は『天行山』から『東宮山』への周回。まずは『天行山』を目指します。
登山道はしっかりした道で杉林の中をゆっくりと登って行きます。
もう所々でツツジが花を咲かせています。
道の途中には歌碑が立てられていて、案内標識もしっかりしているので
『かしまし娘』がおしゃべりに熱中していても道を間違えることはありません。
途中で1か所だけ展望が開けた場所があり、道から西側の景色が開けています。
雲がかかっていますがその下は剣山?かもしれません。
しばらく歩くと頂上直下の『天行山窟大子堂』に着きました。
山の中に突然と高い石積みが現れ、その上に小さな社殿がありました。
トッシーがしょうらし気にお参りをしています。
大子堂からは小さな石仏を横目に見ながら急坂を登って行きます。
先ほどまでの杉林から山頂直下は原生林へと変わって行きます。
急な坂ですが距離が短いので、ほどなく皆さん『天行山』に到着。
予想通り周りは樹木に囲まれて見晴らしのない山頂です。
展望もないのでいつもの記念撮影を後に、直ぐに次の『東宮山』へと歩いて行きます。
『天行山』から『東宮山』は尾根道歩きとなります。
『天行山』山頂から一旦下って、鞍部から尾根道が続いています。
今回の山は標高が低いせいか、尾根沿いにも植林のされた杉林が続いています。
規則正しくまっすぐに伸びる杉の木と間伐され枝打ちされた手入れされた林の中を
気持ちよく歩ていきます。
途中でおおきな『赤松』が!まるで大蛇の鱗のような表皮が空に向かって伸びています。
『赤松』を過ぎると尾根道のアップダウンも緩く、とても歩きやすい道が続いて行きます。
ほどなく道幅が国道かと思うような広い林道に飛び出しました。
その道の広さと、両側に真っすぐに高く伸びる杉の木に、これが杉の木でなく広葉樹なら、
まるで海外のトレールの道を歩いているような雰囲気がします。
杉林林道から道は林道と山頂への登山道、
そして東宮神社への三又に!案内標識に沿って中央の山頂への
道を進んで行くと、『東宮山』山頂直下の急登が始まりました。
メスコアラもボチボチ登ってきます。
マラソンをしているという『先輩』はペースが落ちることなく
先頭の麺法師さんに付いていっています。
やがて山頂直下の『痩せ尾根』に。このコース、意外と変化があってなかなか楽しめます。
『痩せ尾根』でもテンションの下がらない長女と次女。
その後ろでビビッてテンションの下がっている三女。
最後の急登を登りきると今日二つ目の目的地『東宮山』に着きました。
山頂は2段になっていて三角点のある上段は
本当に猫の額ほどのスペースで、全員が集まると窮屈なくらいです。
山頂には『東宮神社』と『春宮神社』の二つの祠があります。
『東宮神社』は天照大神、『春宮神社』は土御門天皇・後嵯峨天皇を祭神としているそうです。
山頂から東に少し下ったところに2社の社殿があるのですが、今日はこのまま山頂から折り返し
川井峠まで戻っていくことにしました。
直下の下りの急坂では恒例の『Wコアラ』が難儀をしています。
急坂を下り切り、また気持ちのいい杉林の間を通り抜けると、
往路と違う川井峠への道が分岐から続いています。前を行く4人ははしゃいで走ったりしています。
峠に下りる手前の電波塔の分岐で後続を待ち、いままでバラバラだったメンバーが最後は
全員がそろって川井峠に降り立ちました。
山頂で昼食を山から下りて駐車場で摂ろうと言っていたのですが、殺風景な上にまだ時間も早いので
次の目的地の『江田地区』でお昼にすることにしました。
ここでも『菜の花』がまだ残っているか心配でしたが
集落に着くと満開ではありませんが、菜の花の黄色に染まる『棚田』が目の前に広がっていました。
駐車場に車を停めて、少し上に歩いて集落のおじいちゃん、
おばあちゃんがテントの下で地のものを販売している
ので覗いてみることに。テントの下では周辺でとれた山菜が並べられていました。
『すみません!どこかお弁当を食べられる場所はないですか?』と聞くと、すぐ横のテーブルを指して
『ここで食べたらええよ!』と言ってくれたので、皆さん椅子に腰を下ろしてお弁当を広げました。
皆さんが用意した味噌汁用のお湯もポットからいれてくれ、
お弁当を頬張りながら地元の人との話を楽しみました。
『菜の花フラワーズ』でポーズを決めています。
お腹を満たした後はおばあちゃんが勧めてくれた集落の上の方にある滝を見に、
菜の花畑の中を散策。日差しが当たると菜の花特有の香りが漂ってきます。
途中で雨がぱらついてきたので引き返したメンバーは、傍らに咲く花や山菜を眺めたり食べたり・・・。
最後まで滝まで歩いた麺法師さんが戻ってきて、
引き返してまたテントの下で雑談をしていた私たちに『滝もきれいやから車で見に行こう!』と言って
わざわざ駐車場まで車を取りに戻り、滝の入り口まで載せていってくれました。
入り口から少し下って木の橋が架かる沢を渡渉すると二つの滝が目の前に。
怖がりの『メスコアラ』が木の橋前で渡れず立ち止まっています。
滝見学を終えた後は今日最後の目的地、『高開の芝桜』へ!美郷から高開の集落へ細い道を
くねくねと車で登っていくと、集落の石積みに鮮やかな色をした芝桜が迎えてくれました。
駐車場に車を停めて集落の中を散策します。
全国でも芝桜の名所はたくさんありますが、この高開の芝桜はモノトーンの石積みと
明るい花の色とのコントラストが見事で、また他の名所と違った趣があってとても目の保養になります。
目の前に広がる芝桜をメンバーそれぞれが写真に収め楽しんでいると石積みの下から
『きゃー』と悲鳴が『あ~ん、手を切った~!』と。
メスコアラがよろけて石積みに手をついて切ってしまったようです。
やさしい麺法師さんは『どうしたん?』と聞いてあげていますが、他の姐さん(次女)と先輩(長女)は
『また始まった。唾でもつけとけ!』と言ったか言わなかったか、あまり心配もしていません。
でもエスティシャンの彼女にとっては『手が命』。せっかくの満開の芝桜の中の散策も
花に目がいかずにうつむき加減で手ばかり気にしてテンションダダ下がりです。
散策の途中にある販売会場でお茶のサービスを受け、民家のお庭の中を通って
ぐるっと集落の中を周回します。
周回コースの上のお家の庭を横切ると駐車場のすぐ上まで戻って来ました。
駐車場では今日の『花紀行』の最後を締めくくるかのように、八重桜や枝垂れ桜が出迎えてくれました。
帰りの道中ではコンビニで我慢がしきれず『先輩』が
500mlの缶ビールを買い、運転の残る私の後ろでいい匂いを漂わせ、春の陽気のせいか
行きも帰りもほとんど車の中で寝ていたトッシー。
例年にも増して早い開花に気をもんだ『花紀行』でしたが、『天行山・東宮山』も趣のある山で、
天気も何とかもち、花もそこそこ咲いていて、色とりどりの花々に囲まれた春らしい一日にでした。
【歩行距離:5.4㎞ 歩行時間:2時間40分】
悪魔の囁きまで録音されてるな
次回に期待してます!
今回の企画は素晴らしい~(^^)/山あり花有り桜あり~と、
これは特に女性には最高~の企画ですね!
川井峠の枝垂れ桜~山へ~天行山~東宮山~菜の花の棚田・・最後に高開の芝桜~・・・最高~の春を満喫しましたね(^^)/