昨日、おとといと冷たい春の雨が降っていて、野に出ることは憚られた。平年並みに4月8日に開花した仙台の桜は少しは散り始めの時を遅らせたのだろうか。花たちのせいではないが、ウクライナ問題があって素直に歓べなかった今春の花たちとのお別れに、コンビニで紙パック酒を2合ほど仕入れて、午後にでも広瀬河原にくりだそうか。
昨年の仙台の開花日は3月28日と今年より11日も早かった。この春の青葉の森の目覚め方も、桜の遅速に倣って、肌感覚では昨年より10日前後遅い感覚だ。カタクリの花も、その蜜を糧にするチョウやハチやハナアブ、それからカタクリのタネの運び屋さんのアリたちだって、右に倣い、同じ遅速で地上に現れるのだろう。そうしないと、飢え死にしてしまうのだから。
でも、この自然のサイクルはいつ誰の号令に基づくのだろうか。個々の判断だとは思われない。すべての種の体内に埋められているセンサーが、その年の土の温度や花や樹木の根から発信される電波(号令)を感じ取るのだろう。
カタクリ7年生の根っこ「さあ、そろそろ花を咲かせるわよ~」
チョウの蛹「は~い、待ってたよ」
アリの集団「了解! 一同、そろそろ地上への扉を開くぞ! 位置につけ!」
という会話が森の地下で交わされているのかもしれない。
昨年4月15日のブログに貼り付けられたコシアブラやウルイの新芽。さて、来週月曜日の青葉の森はどうなっているのかな。このような大きさの芽は10日先の25日ころかな?
昨年、