かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

空見上げれば、屈んでみると、地上の星たち次々登場している

2023-03-22 21:43:02 | 日記

WBCのニホン勝利は、将来のある子供たちに夢と希望を与えてくれたばかりでなく、夢も希望もない高齢者にも「これでニホンの若者たちはまだ大丈夫だ」というあの世に持っていけるだけの夢と希望を与えてくれた。

オイラの鬱屈としたこころも、今日のお天気と同じように晴れ渡った。

午後、民放のワイドショーは繰り返しくりかえし、大谷くんのウイニングボールシーンを映しだしていたが、少し飽きたので、開園したばかりの野草園にP950くんをつれて散策に行く。

植物園の植物くんたちは、野生の森の植物くんたちより開花が早いと思うが、その理由はよく分からないが、だいたいの指標にはなるので、1~2週間の間隔で今年も野草園には通いたい。

空を見上げれば、コブシがほころび始めた。冬の鉛の空色みたいなツボミから次々と開く、純白の無垢な花には青空がよく似合う。

ウグイスカグラのピンク色はお星さまのような姿で、これも青空に映える。

視線を草むらに傾けると、スプリングエフェメラルの花たちが、何か言いたげに花を開かせている。ユキワリソウやフクジュソウなどは空に向かって、カタクリたちはうつむき加減に、それぞれの考え方、すなわちこれらの花たちは確実に何らかの意思があると思うように、なってきた。

大空に、無数の恒星、惑星。地上には、繰り返し繰り返し生成し、消滅する、明滅する花々。この者たちはまぎれもなく地上の星たちだ。

 

 

 

 

 

     

                      コブシ

     

                  ウグイスカグラ

 

     

                  雪割草のスハマソウ

 

     

             雪割草のミスミソウとセリバオウレンさん

 

 

     

           アズマイチゲさんたち

 

     

               フクジュソウとアズマイチゲさん

 

     

             ショウジョウバカマとカンスゲさん

     

           キクザキイチゲさんのほんのり薄紫種

 

 

 

 

 

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スプリングエフェメラル応援隊、続々集結中

2023-03-20 21:10:29 | 日記

ちっぽけなセリバオウレンの花にハチが来ていた。先週は、小さな甲虫が来ていたが、今日は、花を抱くような格好でフカフカの毛並みのハチが来ていた。ミツバチ科のコマルハナバチかな。小さい花だから蜜も少ないだろうに、でもたくさん咲いているから彼らにとっては、春真っ先のごちそうだろう。

そして「つけている、つけている」、蜜をもらったお礼にと、黒い足元におしべからもらった花粉をしっかりとつけていて、ほかの花に渡った時に受粉のお手伝いをしてくれるのだろう。

ところで、調べてみたらコマルハナバチとして3月に活動するのは、冬を越した女王バチであって、これから巣となりそうなところを見つけ卵を産んで、孵化したものが働きバチや新女王バチやオスのハチを育てていくのだという。すると、今日であった彼女は女王様か! なんとなく高貴にもみえてくるが、女王蜂が真っ先にひとりで働かなければならないハチの社会って、厳しんだよね。拍手を送りたくなるよね。

 

 

      

 

気温が15℃以上に回復した青葉の森には、冬を越した元気者のチョウたちが次々にやってきて、石の上や大きな葉の上で暖をとっていた。太陽に向けて大きく翅を広げ、静かに体力の回復を待っている様子だった。カタクリやスミレの花が開きだすまで待機しているようだが、まるで出撃前の戦闘機に燃料を注入しているような雰囲気である。

今日、目の前に現れてくれてくれたチョウは、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、アカタテハとタテハチョウ科の冬を越した成虫たちだが、・・・・長い季節を蛹で過ごしたヒメギフチョウさんが生まれる季節が近づいている。青葉の森や太白山の森では、彼等の食草のウスバサイシンを確認しているものの、いまだ成虫を見ていない。今年こそは・・・

 

今日のチョウたち

    

         テングチョウ♂さんは舗装された林道で日向ぼっこ

 

 

    

      瑠璃色の美しい半円の表翅をルリタテハさんは

 

    

            裏翅は、保護色の地味色

 

   

             キタテハの派手な表羽は

      

           裏翅は、枯れ葉と区別がつきません

 

       

          アカタテハ♂さんは小石をカイロ代わりにしているようだ

 

 

 

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気温2℃、雪降る三月に、あの花あのチョウどうしてる

2023-03-18 15:38:47 | 日記

午後2時、現在地の気温は、2℃。

全国の天気予報は、最高気温が3℃と予報されていた。北海道や青森よりも低く、全国のどこの県庁所在地よりも低かった。おまけに、昼過ぎまで雪がしきりと落ちていた。(舞っていたという表現には似合わない)

満開の梅の木にも、つぼみが膨らみ始めた桜の枝にも容赦なく、冷たい雪が暴力的に降り落ちていた。

 

     

 

     

 

     

三月には止めたのだが、こんな日はエサ探しにも困るだろうと、ベランダに玄米を少し撒いたら、あのヒヨドリたちやスズメたちが、すぐさま駆けつけてくれた。すこし嬉しかった。

予報によると、寒の戻りは今日までで、明日からは平年にもどるのだというが、もう寒さはごめんだ。暖かな日差しを受けて、森を歩きたいな。

おとつい開き始めたカタクリさんや仲睦まじく日差しを浴びて舞っていたテングチョウのカップルたちは、今頃どうしているのだろう。花は、また花弁を閉じてうなだれているのだろうか。チョウたちは、枯れ葉と見紛うような姿で枝にとまり、また冬の仮眠体制をとっているのだろうか。すこし心配である。

草にもチョウにも彼らなりの体温があるのだろうが、低体温症になりやしないかと心配である。(不勉強ですみません。今度調べておきます。かれらの能力)

 

     

 

     

 

 

 

 

 

 

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カタクリ数株開花しました 虫たちもスタンバイOK

2023-03-16 20:14:17 | 日記

ただいまWBC観戦中。CM中に書き込み。気温15℃、柔らかな日差しのもとカタクリさん数株の開花を確認したが、思ったよりツボミスタイルが多かった。今週末は、寒の戻り。来週月曜日には青葉の森のカタクリの卒業生たちは、爆発的に開花させるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テングチョウさんカップルが「ああカタクリさんまだかなあ」というふうに舞いながらたわむれていた。はやく甘い蜜をたっぷり吸って恋を実らせたいのだろう。

 

マクロレンズを持ってきたので、セリバオウレンの小さな花を撮ってみたら、小さな小さなハムシのような甲虫が、フワフワのおしべの森を蜜を求めてのこのこ歩いていた。オウレンの目論見どおり体じゅうに花粉をつけてながら。

 

 

 

虫たちも、来週には乱舞するだろう。

ただいま日本、岡本スリーラン!今日は、そっちに集中します。

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やはらかに柳あおめる広瀬川

2023-03-15 21:34:57 | 日記

風は冷たいが、晴れて気温は12℃まで上がる。明日は、もっと気温が上がる予報である。青葉の森は、明日確実にカタクリ開花宣言(ほんとは今日だったかも)の予測。明日は、一眼・マクロレンズ・ミニ三脚といった武器を装備して出かけることにして、今日は、広瀬河畔を歩く。全くの青空のもと、雪解け水のせいだろうか、瀬音が高い。

ネコヤナギが花をつけている。名前が分からないが、この時季に緑の若芽が青空に映えさしている落葉樹は、ヤナギの仲間だ。

 

     

 

     

 

まだ芽吹きをしない、河畔の高木の枝に何やら蠢く鳥、逆光で、肉眼では黒い影でしかないが、カメラのファインダーで、露出を高めてのぞくと、羽色は柳とおなじような黄緑。頭に赤いシャッポ。間断なく枝をつついている。キツツキの仲間だ。「アオゲラ」だ。留鳥と言われるこの野鳥に出会ったのは、じつは初めてだ。何度かシャッターを切ったが、距離があったので、ピントが甘い。家に帰って図鑑で調べたら、おつむの真っ赤なシャッポが一部であるのは♀だ。♂はおつむ全体が真っ赤だ。これからやってくる恋と産卵の時期のために、さかんに枝に潜む栄養源を探してキツツキに余念がない。キツツキの一所懸命なところが好き。

 

     

 

 

この日出会った、他の野鳥たちも元気いっぱい。

 

     

       なかなか逃げてくれない、ハクセキレイさん。羽はやや灰色の冬羽だ。

 

    

     こちらも、なかなか逃げてくれないツグミさん。いつ北に帰るのかな?

     口をツグンでいます。

 

 

 

 

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