WBCのニホン勝利は、将来のある子供たちに夢と希望を与えてくれたばかりでなく、夢も希望もない高齢者にも「これでニホンの若者たちはまだ大丈夫だ」というあの世に持っていけるだけの夢と希望を与えてくれた。
オイラの鬱屈としたこころも、今日のお天気と同じように晴れ渡った。
午後、民放のワイドショーは繰り返しくりかえし、大谷くんのウイニングボールシーンを映しだしていたが、少し飽きたので、開園したばかりの野草園にP950くんをつれて散策に行く。
植物園の植物くんたちは、野生の森の植物くんたちより開花が早いと思うが、その理由はよく分からないが、だいたいの指標にはなるので、1~2週間の間隔で今年も野草園には通いたい。
空を見上げれば、コブシがほころび始めた。冬の鉛の空色みたいなツボミから次々と開く、純白の無垢な花には青空がよく似合う。
ウグイスカグラのピンク色はお星さまのような姿で、これも青空に映える。
視線を草むらに傾けると、スプリングエフェメラルの花たちが、何か言いたげに花を開かせている。ユキワリソウやフクジュソウなどは空に向かって、カタクリたちはうつむき加減に、それぞれの考え方、すなわちこれらの花たちは確実に何らかの意思があると思うように、なってきた。
大空に、無数の恒星、惑星。地上には、繰り返し繰り返し生成し、消滅する、明滅する花々。この者たちはまぎれもなく地上の星たちだ。
コブシ
ウグイスカグラ
雪割草のスハマソウ
雪割草のミスミソウとセリバオウレンさん
アズマイチゲさんたち
フクジュソウとアズマイチゲさん
ショウジョウバカマとカンスゲさん
キクザキイチゲさんのほんのり薄紫種