しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

第22回 しまうまサークル@関西患者会「5周年記念講演」

2017年10月03日 08時48分01秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

これは、希少癌である、神経内分泌腫瘍の患者会です。

希少癌は、医師の周知度も低く、患者も情報が得にくいので、此処から情報を集結して発信ってイメージかな。

 

くちこの場合、

2013/02 健康診断の胃カメラで、胃壁前庭部後壁に対して外からの圧迫があることが発覚(無症状)

     ※但し、振り返って考えると、年に一回位、急な腹痛、発熱、下痢、嘔吐があったなあ。。。

2013/03 CTにて、膵臓頭部に約6cmの境界明瞭な球体の腫瘍が判明

      MRI、EUS、ERCP等の検査を経て・・・

2013/04 膵神経内分泌腫瘍(p-NET)G1相当との確定診断に至り、そのまま10日後に

     亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(SSPPD-D2)4/11に手術をし5/07まで入院、合併症として膵液瘻。

 

ざっくりオペ後四年半、元々、肝囊胞や、腎結石があるものの単に経過観察。

一夜限りの急な発熱がこれまでに二度、抗生剤ですぐに解熱したものの、急性胆管炎だったのだろう・・・と。

次回用に?抗生剤、鎮痛剤を事前に貰っています、すぐに服用するのが決め手なのでね。

残存膵の主膵管拡張が見られるものの、これも経過観察のみ。(元々が細かったので)

転移も無く経過しているので、情報を集める気力も無い・・・

いつか肝転移したとしても、積極的治療をする気が無い・・・

患者会に参加する意義があるのやらどうやらって迷いつつの参加でした。

 

希少癌にしては、違う病名で引っ張られることも無く、短期間で確定できた方だと思います。

院内の消化器内科、外科共に、肝胆膵の専門医が居たこと、NET治療の経験がある医師が居たことが決め手だったかな。

失ったモノばかり凝視して生きても、無くした臓器が戻ってくる訳でも無いし、

今あるモノ、今できるコト、それを有り難く思って暮らしたいと思っているくちこです。

 

前夜祭で思ったこと。

みんな明るい、みんな元気、これはいつも思うこと。

「明るく元気な人が参加するからね」

「なるほど」

でもね、よおく聞いて見ると、

当然、大手術を受けている。

再手術、再々手術も受けている人、過半数を超えている。

抗がん剤治療中の人も多いし、

医者に匙を投げられた人、

余命宣告を受けた人も。

それでも、本音で楽しく語らえるんだなあ・・・

だからね、元気と勇気が貰える。

 

講演会で、肺カルチノイドで亡くなられた金子哲雄氏の奥様のお話があったのですが、

「生きることと、死ぬことは同じなんです」

とことん病気と向き合って、自分の死の準備を貫徹して亡くなられた金子哲雄氏ですが、

最後は、

「じゃあ寝るね」

だったと。

※すみません!

 本当は、奥様の講演の内容は載せたらいけないんでしたよね。

 少しだけ引用させて貰いました。

 不都合でしたら、削除致します。

 

なんだか、腑に落ちました。

それだけのことなんだ、と。

セロテープを使う時に、ついつい残りの長さに目がいくようになる。

いつテープが無くなるか、ドキドキして使うのも一手。

いつか無くなるのは承知だけれど、気にせず使ってテープの終わりをさらりと受け入れるのも一手、なんだなと。

くちこも、

「じゃあ、もう寝よう」にしたいです。

 

ああ・・・

なんて長い話の枕(そう、此処までは、なんと枕)

 

講演は、

京大病院 肝胆膵・移植外科 上本伸二教授 (日本神経内分泌腫瘍研究会理事長)

京大病院 呼吸器外科    伊達洋至教授 (NHKプロフェッショナル仕事の流儀出演)

 

一応、メモ起こしをしますが、

当然中の当然ながら、文責は一切負えません

そして、同病者で無い方は、スルーしてください。

面倒なので、ランダムは箇条書きとします。

 

・WHO2017で、膵NETのみ、NETG3が定義され、分類は、G1 、G2、NETG3 、NECG3の4分類となった。

 →NETG3とNECG3では、経過や治療に対する反応が違う。

・2017 /7 ランレオチド 保険収載。(オクトレオチドと構造、活性はほぼ同等で膵・消化管NET全般に保険適応)

・2016/8 エベロリズム 効能追加。

・2015/9 ソマトスタチン受容体シンチグラフィー(SRS)保険収載。

 →オクトレオスキャンと、68GaDOTATOC-PET/CT(通称 ドタトック)があり、後者の方が感度、解像度が良いが京大のみ。

  →但し、肝転移と脳転移に関しては同等。

 

☆NETに対する薬物療法のターゲット

 エベロリムス  → 膵・消化管・肺NET(症状は抑えるが生存期間が延びない)

 ランレオチド  → 膵・消化管NET(治験で膵NETに有効との結果が出た)小さくて増殖力の低い腫瘍向き?

           サンドスタチンに似ているがもっとやっつける、無憎悪期間18ヶ月。

 オクトレオチド → 症状のある膵NET・消化管NET 小さくて増殖力の弱い腫瘍向き?

 ストレプトゾシン→ 膵・消化管NET(副作用が強いが、よく増殖を抑える)市販名ザノサーで最強なイメージ

 スニチニブ   → 膵NET (生存期間が延びそう)

 サンドスタチン → 生存期間的に厳しい、数年間症状が出ないのがメリット(6,7年)

 

☆現在有望とされている治療

 PRRT 

 テモゾロミド(アルキル化抗がん剤)

 →市販名テモダール 脳腫瘍に効く抗がん剤 副作用が強いが細胞分裂をよく阻害する。

 カペシダビン(ゼロータ)

 CAPTET試験は、上記二剤を合わせて使うと無憎悪生存期間が一年位伸びる?と言う試験。

 

☆PRRT

  副作用 急性期 吐き気嘔吐、倦怠感、下痢、貧血、白血球減少

      晩期  腎障害、肝障害、脱毛、骨髄異型症候群

 

  対象  組織学的にNETであること

      オクトレオスキャンで陽性

      全身状態が良好

      肝・腎・骨髄機能障害が無いこと

      前治療から一定期間以上空いていること

 

「ゴールは、症状緩和と長期生存」

 →さまざまな治療法を駆使してNETとつきあっていくことが大事。

 

此処でちょっと前夜祭での情報を一つ。

ラジオ波焼却の名医だそうです、佐藤新平医師。

全然痛くなくて、凄く面倒な場所もピッタリ次々に焼却されるそうです。

http://www.kyoundo.jp/shinryou_kanzou/index.html

 

さて、箇条書きに戻ります。

 

・神経内分泌腫瘍は、神経内分泌細胞に由来し、全身に発症する。

・腫瘍マーカーとして、クロモグラニンAがある。

・肺NETが増えている。

・NETの治療において各科が分散した治療になりがちなので、NETの治療としてユニットを形成することが望ましい(京大)

・原発巣のみで遠隔転移が無く、腫瘍が全て切除できていれば、5年後93%、10年後88%の生存率。

・局所が巨大腫瘍でも、遠隔転移が無ければ、抗がん剤から離脱できる。

・p-NETは、肝転移が92%、肺転移が8%、リンパ節転移が13%。

・肝転移は、肝切除か、血管内治療か、ラジオ内焼却。

・単純性肝転移は、最初は取れても多発性転移になることが非常に多い。

 →オクトレオチド、エベロリムス

・肝切除後の再発では、5年後生存率は0に近い。

・肝切除で完全に取れる場合は切除が有効だが、血管内治療とどちらが有効かは不明。

 

この後・・・

肺NETの話があり、一応、汚いメモは取りましたが・・・

もう、此処までで、体力、気力、知力!限界なので、此処までとします。

疲れた。。。

これだけで三時間掛かりました

 

京都駅隣の伊勢丹内にある都路里で、都路里パフェを食べ

 

       


 

     

 

地下で、夕飯用の弁当と総菜を買い、                下は、太巻きです。

 

         

 

いつもの、大好きな胡麻大根の漬け物を買い、

 

 

やっとこさ、夜遅く帰宅した次第です。

疲れのあまりに?

脳みそが興奮して?

不眠症が悪化・・・

これから、あれこれ復活予定のくちこです

 

 

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膵頭十二指腸切除術(SSPPD-D2 p 2013/4/11) から四年三ヶ月の診察

2017年07月03日 11時08分05秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

膵神経内分泌腫瘍と言う稀少癌で、7.8cmもの巨大腫瘍が膵頭部にあった為に、

亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を受けてから、四年三ヶ月。

本来、半年ごとの画像診断(CTかMRI)を実施して転移の有無等を観察してきましたが、

オペ後四年となる今年の四月、造影CTにて肝臓のS8エリアに原因不明の血流の亢進が指摘されたため、

三ヶ月後の本日、造影MRIで詳細を確認しました。

 

結果は・・・

 

 

先ずは、めでたく

「再発、転移を指摘できず」

 

肝動脈の一部分が血流亢進は持続しているが、原因は不明。

脂肪肝の影響かもと。

まだら脂肪肝のくちこです

愛しの外科医長は、この件について、

「僕は今、調べているんだよ。

今月末に金沢で学会があるんだ・・・」

どうも、学会で結論付けたいような

 

以下、く=くちこ

   い=愛しの外科医長

 

く「リパクレオン(脂肪分解酵素内服薬)を一包から二包に増やしたら、脂肪肝良くなるかなあ?」

 元々の処方は二包が主流だけれど、面倒な顆粒だし、薬価が高いし、途中から一包に減らして貰った経緯あり。

 この顆粒ね、決して口の中でかみ砕いてはいけない顆粒で、飲み込み損なうとずっと溶けずに口に残る厄介なヤツ

 

い「うーん、どうかなあ、良くなるかもだけど、今もそんなに悪くないし」

 

く「じゃあ、このままいこう」

 「元々、主膵管の拡張が軽度あったけれど、今回それが悪化傾向にあるのって、どうして?」

 

い「どうかなあ・・・

  膵臓が悪くて切除した人は元々膵液の流れが悪くて拡張していた人が殆どだから、変わらなかったり、

  逆に細くなる人もいる位だけれど、

  くちこさんの場合は、膵液の流れが悪くなっていなくて膵管も細いままだった人だから、流れが悪くなると太くなりやすいよね。」

  

く「先生さ、くちこの膵管の縫合に苦労したって言っていたじゃん、細くて。」

 

い「うん、膵臓が悪くて膵管が太く変化している人の方が縫合しやすいからね。

  縫合部の流れが少しでも滞ると太くなるからなあ・・・

  でも、治療法って無いんだよ。」

 

く「・・・」

 ま、仕方無いな、経過観察だな by くちこ心の声

 

血液検査の結果は・・・

 

 

い「肝機能のALTの値がちょっと高いんだよなあ」

 

く「脂肪肝だから?」

 

い「そうかもねえ。

  それから、NSE(腫瘍マーカーの一種)の項目は、もう外したんだよ、指標にならないみたいだし」

 

く「そうそう、あれってNECの指標にしかならないらしいよ。

  それよりさ、くちこもお年頃だから、次回の検査項目には脂質検査(コレステロール等々)と尿酸値も追加しておいてね。

  それから、やっぱり、結構、低血糖症状が出るよ。

  もう慣れたから、マズイと思ったらすぐに食べたり、チョコレートも持ち歩いているから大丈夫だけれど。

  空腹時に起こるからダンピングでは無いと思うなあ」

 

い「でも、くちこさんは、糖尿病じゃないよ。」

 

まあね・・・

HbA1c   5.4 だから、糖尿病では無いよね。

 

く「でも、低血糖症状にそっくりだよ、血糖しらべてみたい位。

  貸出機、無いかな?」

 

い「糖尿病外来でないと解らないよ。」

 

く「じゃ、やめとく」

 面倒なことになりそう、最悪、自分で買った方がお気楽だわ by くちこ心の声

 

く「まあさ、先生のお陰で元気だよ」

 

い ウルトラにっこり

  「じゃあ、次は十月で良いね、検査は血液検査だけにしとくよ」

 

く「十月さ、東南アジアに船旅するから、英文の紹介状、ちゃちゃっと書いておいてね。」

 

い「えええ・・・」 ←書くとは言わなかった。


処方箋を電子カルテに入力しながら・・・

い「僕ね、ずっと消化剤出すからね。出そうと思うんだ。

  出さない医師もいるんだけどね、僕は、出すんだ・・・」


く「そうだね、同じ手術をしても、消化剤、全く飲んでいない人もいるよ」


彼は、残った臓器になるべく負担をかけたくない方針なんだなあ・・・by くちこ心の声


なので、抗潰瘍薬もずっと飲んでいます。

今日、薬局で、薬剤師さんに、

「逆流性食道炎があるんですか?」と訊かれてしまいました。

く「PDオペ後の予防投与です」


そんなことも想定できないのかなあ・・・ by くちこ心の声

 

なんだかね、今日の医長はちょっとブルーだったような?

何かあったのかしらん?

なんてね、どっちがどっちの心配しているんだか?

 

とにかく、

い「くちこさんは、何しても良いからね」

の言葉に則り、自由に暮らし所存です

 

体重に関しては、触れずに済ませた二人です。。。

 

太った体を受け入れて、容認して生きるのも是かな、とも。

否、軽く努力はしなくっちゃね。

 

と言いつつ、

昨日作ったおやつです。

ドライマンゴーのチョコ掛け、サメ胡桃をローストしてトッピング。

 

      →      

 

 

      →      

 

くちこ58歳。

完璧な体だとか、

完璧な検査結果は望めないけれど、

それでも、有り難く現状を受け入れ、

しぶとく、楽しく、美味しくって方針で邁進しますっ

 

 

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膵頭十二指腸切除術(SSPPD-D2 p 2013/4/11)  から四年の診察

2017年04月03日 13時54分56秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

毎回、軽くロシアンルーレット気分ですが、

無事、クリアできました

メデタシメデタシ

 

?が付いたのは、造影CTの結果で、

肝臓のS8エリアで、血流異常が指摘されたから。

血流が亢進しているらしい

考えられる原因の一つは肝臓の大きな血管である門脈が何かに圧迫されているから、

通常の肝動脈の血流が代償的に亢進したということ。

但し、明らかな肝転移は指摘できずなので、原因は不明。

経過を見ることに。

遡って、去年の10月のMRIでも既に存在していたようで、

その時は脂肪肝だし・・・と、指摘はされなかった模様。

今回も、きっぱりと、脂肪肝の指摘あり。(トホホ)

 

なにせ、くちこは、積極的治療に気乗りしていないので、

くちこ(以下、く)「再検査は急がないよ。」

愛しの医長(以下、い)「そう?じゃ、三か月後に造影MRIを入れておこうね。

  正直、僕たちは、CTの画像の方が解りやすいんだけれど、血管はMRIが良いからね。」と。

  なんと、急性胆管炎との関係も否定できないらしい。

 

 

赤斜線の部分が血流亢進。

 

 

血液検査は、さしたる異常も無く、いつも通り?

HbA1cは、5.5なので十分に正常範囲なのですが、じわりと上昇傾向にあるのは、膵切除だと不可避なのかと聞くと、

HbA1cの上昇は、高血糖によるものだから、膵切除とは、直接的には関係無い、と。

 

手書きで書き足したのは一年前の数値。

さして変化無いながらも、γーGTP や、ALPが上昇しているのは脂肪肝が進んだからかな、と。(くちこ考察)

 

 

自慢気に玄米食に替えた話をすると、

い「何にしてもねえ・・・チョコレートとか、つまみ食いしたら同じだよ、と。」

い「某先生なんか、昼、絶食してるけど痩せないのは、きっと何か食べているんだ。」

く「でも、真面目で良い先生だと思うよ。」

い「でもさ、学会のレポートの提出はよく遅れるよ。」

く「真面目な先生だけど、太っているのは多分に遺伝だよ。」

い「そうなの?」

とか、あれこれ脱線するのは、いつものこと。

 

J-NETの新しい治療指針について、くちこが報告。

い「もう、四年も経ったから、抗がん剤は必要無いね。」

く「くちこも、そう思うよ。」

 「オクトレオスキャンの検査さ、くちこは、どうでも良いんだけど、受けた方が良いなら東京で受けるよ」

 

愛しの医長は突然、検査科に電話を掛ける。

くちこ病院でオクトレオスキャンの検査をできるようにしろと掛け合っている様子。

検査科は、需要が多いのかと聞いた模様。

「希少癌だからね、患者は一人なんだ。

 でも、僕が治療しているんだよ。

 だから、会議にかけて、進捗は僕に報告入れてね。」

どうも・・・

県知事の許可まで必要らしい。

それでも、くちこのために、そこまで・・・・ね。

い「うちでできるようにするから、ちょっと待ってね。」

く「急がないから、いつまでも待つよ。」

くちこ心の声:別にずっとできなくても良いし。

 

彼は、何時までも、あれこれ画像を引っ張り出して眺めている。

い「腸が凄く長いよ、かなり取っても大丈夫な腸だね。」

くちこ心の声:取ることはありません。

 

さて、体重の話に。

ざっくり、オペ前から5Kg。

オペ後からなら10kg増加。

く「どうしてかねえ?」

い「それは、くちこさんが解っているでしょ?」

とにかく、運動とダイエットを勧められたのでした。

く「じゃあ、先生、頑張ってね」

と、くちこイチオシのあおさ入り醤油を渡しておきました。

この、ピリピリ感の無い、のほほんとした会話が気に入っているくちこです。

 

元同僚と雑談したり、

愛しの医長が、薬の処方を忘れていたりで、帰宅は、午後を大きく回りました。

それでもね、転移無し

これを喜ぼうと思います

なので、今夜は、久しぶりに近くの回転寿司に行ってきます。

 

ちょうど一年前の王子です。

 

                   

 

くちこの術後半年で生まれた王子。

これからも、長ーく見守れると良いなと思うくちこです。

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自分で決めることだよね、どう生きるかは。

2017年03月29日 21時01分07秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

此処数日、悶々と考えています。

どのように死ぬかって自分では決められないし、

いつ死ぬかってのも自分には解らないけれど、

どう生きるかってさ、自分で決めることだよね。

 

くちこの癌、膵神経内分泌腫瘍は、希少癌だけれど、膵臓にできる癌にしては大人しい。

で、大きく、

G1,G2,G3 と、

NECと言うグループに分かれ、

Gグループは、比較的顔付きが良い。

その中でも一番良い顔付きがG1。

くちこはG2だけれど、イメージ的にはG1に近い。

オペ前の細胞診も、オペ中迅速検査もG1だったから。

但し、オペ後、腫瘍の全ての部位を調べたらG2が出て来た次第。

8cmと言う巨大腫瘍でありながら、発見時に転移が無かったのも、やはり大人しい性格からか?

 

が、

昨今の治療指針では、G2だと、抗がん剤の使用が推奨されているらしい。

しかも、毎年、オクトレオスキャンと言う目新しく大がかりな検査も受けるべきだと。

ほう・・・

知らなかったわ。

と言うか、最近、知る努力もしていなかった。

 

オペ後しばらくは、回復することに必死で、

その後は、メンタルの立て直しや、転移の有無だけ考えていて、

それ以上の積極的は治療なんて視野に無かった。

以前、愛しの外科医長から、抗がん剤、予防的に使う人も多い話は何度か聞いたけれど、

医長はどちらでも良い感じで話していたし、くちこは使わない選択をした。

今回の治療指針は、それ以降の話。

 

4/3は、オペ後4年の診察日。

造影CTもする予定。

転移していたら治療をするのか?

転移していなくても抗がん剤とか、オクトレオスキャンとかするのか?

 

それはね、

どう生きるかに繋がる話。

どんな検査も、どんな治療も、

背負わないといけない荷物がある。

 

くちこは・・・

元気に死にたいんだな。

あ、それは無理か。

ただ、永らえる為に長く半死半生で過ごすのはN.G

積極的に最新鋭の装置で転移巣を見つけるメリット、

くちこには無い気がする。

副作用や、いろんなリスクを冒して、

関ケ原的戦いをする必要性、

くちこは感じない。

もちろん、くちこについてだけの話です。

 

もうさ、

やり残したこと無い気がして。

一人っ子として両親看取ったし、

子供達を社会に託し終わったし、

いろんな仕事を終わらせたし。

若い人であれば、勿論、闘いに打って出るべきだと思うのだけれど。

 

定期画像検査を前にして、

いつものように神経質になっているのもあり、

自分がどう生きたいのか、考え中のくちこです。

 

写真が無いと寂しいので・・・

 

                      

 

この後、ひよこも、にわとりも抱いていました。

 

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急性胆管炎の診察

2017年02月13日 13時38分49秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

迷いに迷った消化器外科の受診ですが、

皆さんが、口を酸っぱくして?受診を!とお勧めなので、

意を決して、愛しの外科医長に会ってきました。

彼の外来は、月曜オンリーなのでね。

チャンスに後ろ髪は無い

予約センターに電話すると、既に診察枠は全部埋まっているそうで・・・

一瞬、腰が引きましたが、彼に連絡を取って貰いました。

待って貰うようになるけれど、診察O.Kとの返事。

良かった

未だ、彼との交際は続いていたわ

 

高熱スタートの為、インフルエンザの検査も・・・結果はマイナス。

血液検査の結果は、炎症反応が高い。

CRPが、2.28   (通常0~0.30)

他は、全て異常無し。

あ、ALT 34  (通常6~27)

 アミラーゼ 25 (通常37~120)

でもね、これは、いつものことで、彼もスルーしています。

 

腹痛、下痢、腹満からスタートし、その後、悪寒、発熱。

過労の自覚も。

愛しの外科医長、以下、「い」

かわいいくちこ、以下、「く」

 

く やっぱり、急性胆管炎?

 

い そうだね

  軽いと、じっとしているだけで治ることもあるしね。

  前に薬出していたんだねえ。

 

く  そうだよ。

   一年半前。

   これで二度目。

   前の方がしんどかったよ。

   でも、今回は四月まで診察が無いから薬出して貰いに来たんよ。

   診察も受けたくてね。

 

い  このまま、ずっとならないこともあるよ。

 

く  もし、胆管が狭くなっていたら、四月の造影CTの画像に出るの?

 

い   出るよ。

   必要なら、バルーン治療するし、

   治らなかったら、またバルーンするし、

   絶対にどうにかなるから大丈夫。

 

く  とにかくさ、前回言われた、掛かりつけの開業医、作るよ。

   〇〇内科がどうかなあ?

 

い  え?

   彼は、膵臓が専門じゃ無いよ。

   まあ、膵臓の専門医は少ないけれど。

 

く、心の声

   それでも、肝臓の専門医じゃん。

   くちこの調べによると・・・

   

医学博士
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医 中国支部評議員
日本肝臓学会 肝臓専門医
アメリカ消化器病学会(American Gastroenterological Association)
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本消化管学会 胃腸科専門医
日本がん治療医認定機構 がん治療認定医
日本医師会認定産業医

日本抗加齢医学会 専門医

   膵臓の専門医なんて田舎で開業している訳無いし。

なかなか良いと思うんだけれどなあ・・・

何故か、彼にその気無し

でもさ、先生にも心当たりの先生が居ないじゃん

 

く   とにかく、この程度で忙しい先生を振り回しても悪いから掛かりつけ医作るよ。

 

い   まあ、そんなに急がずに、また考えよう。

    僕は、いつも院内にいるんだし。

 

く、心の声

   先生が前に言ったんじゃん

   掛かりつけ医が必要だ、と。

   よく解らん

   まあ、あの時、くちこが「捨てないで!」と言ったんだけど。

 

結局、頭が????満載で薬を貰って帰宅したのでした。

恋の駆け引き、

な訳が無いし。

 

まあさ、今日は、先生も忙しそうで、

くちこは、予約患者さんの間に強引に入れて貰った身分。

あれこれ言える立場でも無く、

 

く  じゃあ、四月にね

い  うん

 

ってことで終了したのでした。

なんとなく不安そうにしているくちこを落ち着かせることを彼は重要項目にしていたのか

人の心は考えても解らんわ

まあ、流れに身を任せてみるか。。。

 

閑話休題。

明日は、バレンタイン。

王子は先行して受け取っています。

 

             

 

            

 

相変わらず、幸せな王子を邁進しています

 

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二回目の急性胆管炎?

2017年02月11日 20時33分21秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

やられたっ

災いは忘れた頃にやってくる

膵頭十二指腸切除術オペ後、四月で四年に。

輝く?第一回急性胆管炎は、一昨年秋でした。

http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/20b7124ec7c4dd8e7124ee8659c70529

 

急性胆管炎

 軽症の場合には抗生物質による治療を行うこともありますが、中等度以上の場合には感染した胆汁を抜くための治療が必要です。重症の胆管炎では、適切に感染した胆汁を抜かないと死に至ります。

 胆汁の排泄方法としては、内視鏡を用いてチューブを挿入する方法(ERCP)、おなかの表面から肝臓内の胆管にチューブを挿入する方法(PTCD)、手術で開腹してチューブを挿入する方法があります。感染が落ち着いてから、胆管炎の原因となった病気(結石、がん)の治療を行います。

 

胆管の出口には、腸管からの逆流を防止する役割をしている乳頭括約筋がありますが、手術や内視鏡治療の切開でその機能が失われると胆管に感染を起こしやすくなります。

 

日常生活の注意は胆石症と同様、暴飲暴食を慎み、過労を避け、規則正しい食生活をすることがたいせつです。

 誘因としては

長期旅行,深酒,徹夜の魚釣り,畑仕事,大掃除などが挙げられた。


はいはい、ハーイ、存じておりまする

でもって、くちこは最近、とっても忙しかったんです

お出掛け満載、家の雑用満載、庭仕事だって致しました。

反省だけならサルでも出来る。

はい、サル以下のくちこです


3/9木曜日、朝から腹痛、下痢、気分不良でした。

が、午前中は、深刻な人生相談。

午後は、いつも大騒ぎのシャドーボックス教室。


それでも、甘酒を作ったり、

辛子大根を漬けたり、

牛乳寒天を作ったり、

宅急便なんて7軒分一気に準備しましたし、

誰からも頼まれていないのにね・・・

限界までやるのがアホくちこです。

軽い腹痛を感じつつ寝たのでした。


3/10 金曜日 AM3時、寒気と関節痛で目が覚めました。

ニュースでも寒気寒気と騒いでいたので、そのせいかとも思ったアホです。

どうも・・・違う・・・

熱を測ると既に37度代、

出た

これは急性胆管炎だ

多分・・・

37.5以上で服薬するように予め愛しの外科医長が処方してくれていた薬一式。

37.3で飲みました。

先手必勝は、くちこの常套手段です。

鎮痛解熱剤、抗生剤、胃薬、これで三種の神器。

因みにこの日は、最初の服用が3時だったので、

3,9,15,21時、六時間毎に4回服用にしました。

抗生剤の血中濃度を安定させたかったのと、

抗生剤の時間注射のイメージで。

常に、勝手なことをするんです、くちこって。


それでも、熱は、38度代と37度代を行ったり来たり。

これは、なかなか接戦だな。

勝負は未だついていない。

折悪しくサメ氏は仕事で不在。

勝負に負けたと判断したら、とっととタクシーに乗って救急受診しよう。

くちこは主治医の携帯番号を知っているのですが越権行為だしな、と。


とにかく、

此処は戦の分水嶺

暫時憎悪に流れるか

暫時軽快に流れるか

勝たねばならじ

とにかく体中が痛い、背中も痛い

食欲は無い。

消化の良い低脂肪食を少しづつ。

ひたすら良い子にしていました。


金曜日って言うのがタイミング悪いよね。

週末は救急オンリー。

当番医の適当な処置しか期待できない。

ああ、上から目線、これも、くちこの悪しき特徴です。

自分を過大評価し、他人を過小評価する・・・

ああ、イヤな女!

サメ氏は、救急受診して欲しいみたいでしたが無視。

自分の思い通りにしか動かない女。

どんだけ嫌な女?


本日土曜日は、ずっと36度代。

勿論安静にしています。

食欲も戻ってきました。

勝てた、かな


この時期に高熱だとインフルエンザも考えられますが、

風邪症状は何一つ出ていなくて、

多分違うかと。


一回目の急性胆管炎の時は、もっと寒気もひどく、熱も高く、

オペ後と違わない位苦しかったのですが、

今回は、それよりかはマシでした。

で、一日経ったら解熱したのは同じです。


いつものイエローカードから

レッドカードになった感じです。


晩年の母の姿を思い出します。

病人なのにアレコレ動く、動こうとする。

入退院を繰り返しつつも、しぶとく用事をしようとする。

それを叱りつつ、冷たく呆れた目で見ていましたが、

なんの、今のくちこです。

遺伝って怖いわ。。。


五月には五日間の秋田旅行、

十月には16日間の船旅があるのにな。

大丈夫か?

くちこ・・・どうなる・・・


今回ね・・・

愛しの外科医長のお言葉が蘇った次第。

掛かりつけ医の開業医が必要だ、と。

ごもっともです、わ。

従います。

彼の外来って月曜オンリー。

明日、元気に受診するのも如何なものかと思われるし、

明日か、四月の定期受診が悩ましいところです。


節分には護摩炊きにも参加してお札も貰いました。

真ん中の塔が途中から外されて、そこに炎が上がります。

今年も怪しい般若心経を唱えたくちこです。



動かないと、体が萎える。

動き過ぎると、体が萎える。

板挟みだわ。。。

そして、どうにかして、心だけは生気を保ちたいなあ・・・と。

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膵頭十二指腸切除術(SSPPD-D2 p 2013/4/11)  から三年九か月の検診

2017年01月16日 16時23分49秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

膵神経内分泌腫瘍(p-NET)と言う希少癌になり、

消化器外科最大の手術手術である、膵頭十二指腸切除術(PD)を受けてからの期間です。

 

さあさ、今日は、愛しの外科医長との逢瀬

今回は、血液検査と診察だけだし、お気楽気分。

どうせ、異常は無いさ、と。

で、やっぱり、異常は無かったです

 

肝機能のALPは、正常値が27までで、くちこは36だけど、前回は40だったし。

まあ、これは、まだら脂肪肝のなせる技?

彼は気にする様子無し。

 

膵臓は、半分強残っていますが、一応、糖尿病には要注意。

HbA1c (糖尿病の指標)、正常値は6.2までで、くちこは5.4  (但し前回は5.2)

ま、未だ楽勝かな?

 

昨年十月から、血中アミラーゼが低値に。

正常値は、37~120 に対して、くちこは、前回も今回も29

が、彼は気にしていない。

まあね・・・

想定内なのかも。

そんなもんって感じ?

 

 

 

 

なので、あれこれ四方山話が主に。

共通の知人の話や、

同病のブロ友さんの闘病の様子等々。

 

以下、かわいいくちこは、く。

愛しの医長は、い。

 

く「二度の肝切除後に、ザノサー13クールした人がいるよ」

い「ザノサーは使ったこと無いなあ・・・どうして入院なの?」

く「その方が便利だし楽みたいだよ、看護師さんだからね」

い「ああ、あの人・・・」

く「オペ後、糖尿病を合併しても出産する人もいるよ」

く「くちこ的には結構若い女性が多くて、肝転移が多いイメージだよ」

い「・・・・」

 ※彼の心の声、その時は、肝切除だよ。(彼のデータでは、それが一番らしい)

 ※くの心の声、その時は、きっと別の選択肢が・・・(もう、十分生きたしね)

 

そして、くちこも、薄々予想していた話題が最後に。

い「掛かりつけの開業医はいないの?」

く「それが困ったことにいないんよ。ここの職員だったからね」

い「此処は、三か月しか薬が出せないし、通常の処方は開業医が楽じゃない?」

く「くちこを捨てるつもり?」

い「そうじゃないけど、CTとか検査だけフォローしたら?」

く「車で30分の頭痛専門医しか掛かっていないし、くちこを未だ捨てないで!」

い「じゃ、オペ後五年までには考えておこうね」

く「うん・・・・」

 ※く心の声、ああ、ついに恐れていた倦怠期が・・・

と言うことで、四月にオペ後四年の予約を造影CT込みで入れて貰って帰ったのでした。

 

まあね・・・

くちこも、いつかは・・・と、思っていました。

そもそも、外科は本来、手術と術後の経過だけ診る所だし。

でもさ、紹介元は、同じ病院の消化器内科なのよ。

 

この病院は、地元唯一の三次救急を担った病院で、急性期の患者のみが対象。

合併症も無く、転移も無く、いつまでも・・・・は。

今まで有り難うって言うべきだったかもですが、

くちこは、我が身が可愛いのでね、言わなかった。

日曜日まで、オペ予定を入れないといけない程忙しい彼と知っていても。

年増女の狡さです。

 

くちこの病院ね、

腫瘍マーカーを含めて全ての検査結果は診察時には出ていて貰えるんです。

MRIでも、CTでも同様、検査後の診察時には既に読影結果が出ていて貰えるんです。

どうせ車で10分だし。

開業医は、薬も一か月分しか出さない所が多いし。

失礼ながら、外れにでも当たったら悲惨なことに。

常に、人様への評価のみ辛口なくちこです。

 

危ない橋を渡れと言うのか?(勝手に開業医を下に見ている)

でも・・・

いつまでも、我が儘は言えないな。

彼が退職を断固止めた時に、職場に残るべきだったか?

否。

自由とは、尊きことなり。

長く働いてやっと手に入れた専業主婦の座なのだ

 

そんなこんなで、微妙は気分の、

目出度くもあり、目出度くも無しな、三年九か月だったのでした。

 

P.S

同病者さんの為に、膵神経内分泌腫瘍でカテゴリを分けてみました。

心の根っこの所は、親切なのでね。

 

まあ、写真が少ないので、王子でも・・・

 

              

 

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膵頭十二指腸切除術(PD)オペ後、三年半の検診

2016年10月03日 16時14分19秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

三年半前の膵頭十二指腸切除術(SSPPD-D2 p 2013/4/11)  から三年半経過しました。

ああ、聞くも涙、語るも涙・・・

辛かったわ。

特に、くちこの場合、メンタルが

 

オペ後すぐに、膵液瘻を合併。

最後のドレーン(左側腹)が抜けるまで一か月近く掛かりました。

挿入部が突っ張って痛いわ、管が邪魔だわ、ホント厭だった

 

2013年、三月末に検査入院して、4/11にope、5/7に退院。

管は、5/4位まで残っていたかな?

 

去年秋、オペ後二年半で、急性胆管炎になったような?

勝手に家で解熱鎮痛剤を使って、しんどかったけれど家で治した。

後で訊いたら、急性胆管炎だったんだろうとのこと。

聞いてびっくりポンで、急にビビったくちこでした

また発熱した時用に予備の抗生剤と解熱鎮痛剤を貰ったけれど、今のところ再発無し。

しばらくは、発熱ノイローゼになりそうでした。

そ、メンタル弱いので。

但し、人はそう思っていないような・・・

 

月に1,2回、食後、気分不良→軽い腹痛→下痢(一回だけ)→安静と反省と言うコースを辿るけれど、

基本的には、便秘も下痢も食欲不振も無い。

疲れやすいのは、オペ後だからか、メンタルからか不明だけれど、

体力の配分は必須

見誤ると落とし穴に落ちる

 

さて、本日の外科外来。

造影MRI(MRCP)も、血液検査も異常無し

やれやれ、大きく安堵

半年に一度の画像検査、ね、

ちょっとしたロシアンルーレット気分。

いつかはきっと撃たれる時が来るぞ、と。

ずっと無事だっただけに、この気分は増強する傾向に

いつも、数日前から体調、気分が悪くなります。

そんなに気にしている自覚は無いのだけれど、

体は正直、らしい。。。

 

此処に画像を残しておきます。


 

 

 

 

 

またもや、まだら脂肪肝の指摘が・・・

画像を見ても、綺麗なところと、境界不鮮明な白っぽいところとある。

くちこが、がっかりしていると、

愛しの外科医長(以下 い )が、

肝機能が悪くなっていないし、この位なら大丈夫だよ、と。

それでも、ALT 40(正常値は27まで)なんだけれど、彼は、この位なら、と。

中性脂肪もコレステロールも低いし、肝臓にダメージは無いと診たらしい。

 

貧血とは無縁だし、

糖尿病の指標となるHbA1cも 5.2 だから未だ余裕かな。

ああ、良い所を見て有難がろう

ネガティブになっても仕方ないしね。

 

そうだ、前回の「あわや、腸閉塞?」事件を報告しなくては!

と、プリントしてきた、8/27のブログを読んで貰う。

忙しい医師を捉まえて、厚かましいくちこです。

医長「うーーーーーん、解らん、胆管炎かなあ?」

くちこ(以下 く )「これって腸閉塞ってこと無いよね?」

医長は今日の画像見つつ、

「そんな痕跡は見当たらないなあ・・・

 まあ、開腹しているから癒着は考えられるけどね。

 お腹痛かったらさあ、救急じゃ無くても、毎日消化器外科外来に、誰か出てるから受診していいよ」

く「ほおい」

 

ちょっと、日頃の疑問を聞いてみた。

く「一日、総量で同じほど食べるとして、ちょこちょこ食べと一日三回食べと、どちらが好ましい?」

い「それは、一日三回だね。

  ちょこちょこ食べは膵臓に負担が掛かるよ、休ませないとね。

  本当は絶食時の24時間持続点滴だって、カロリー的にはメリハリをつけて、一日三回に分けて入れた方が好ましいんだよ。

  大阪大学が研究したよ。明確な結果は出なかったけれど、ある程度証明されてる。」

く「ほう・・・」

 ※実は一日中食べている。(敢えて報告はせず)

確かに、小腸の動き的にも、食物を消化するための強い蠕動と、空になった腸を掃除するための強い蠕動とあるらしい。

だから、空になる時間が必要だと聞いたことあるし。

 

 

く「胃重感がひどい時に飲む薬って無い?」

い「うーん、強いて言えば、胃の運動を良くする薬はあるけれど・・・機能性ディスペプシアのような人用だけど」

く「それって、屯用で出せる?」

い「屯用では出せないよ」

く「なんだあ、じゃ、キャベジンでも飲むよ」

い「大体、栄養状態良いから、問題無いよ」

く「まあね・・・」

 ※よく食べる人間は、同情されにくい。。。

 

く「体重が3kgも増えたんだけれど、これってどう?」

 ※オペ前57kg   オペ後52Kg 現在59Kg

い「これ以上は増えない方が良いね」

く「食べるの好きだし、運動は嫌いだし」

い「運動した方がいいよ、僕は、自転車と野球をしてるんだ」

く「・・・」

 ※嫌いなモンは嫌いだ

 

京大の臨床研究中止について報告。

ついでに四方山話も・・・

某I教授(くちこの知らなかった教授)の信頼できない行いについて。

論文の内容だけれどね。

後は、院内の異変?だとか。。。

 

まあね、いろいろあるよね。

世の中は常に変化しているんだから。

 

ああ、本日の医療費、ざっくり22000円。

今回は節約して、コーヒーとパンを持参しました。

ホンダに車検の早期予約に行って3000円引きに

ついでに、くじを引いたら特等でした

ま、キューブ型の洗剤一箱ですけど。

 

郵便局に支払いに行ったり、

本日の結果を誰彼となく報告したり、

すっかり疲れました

 

それでも、有難いです、勿論。

来年の一月に車検、初回だから三年目。

くちこと車、どちらが長持ちするんだろうって、

心境は複雑です。

だって、もう一度車買うお金、無いもん

 

                   

 

 

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膵頭十二指腸切除術(PD)オペ後、今日で三年三か月!

2016年07月11日 16時51分14秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

 

我が身に、膵神経内分泌腫瘍(p-NET)なんて希少癌が発見されて三年三か月かあ。。。

これって、長いのか、短いのか・・・

 

ま、今回も異常無し

愛しの医長→以下 い

可愛いくちこ→以下 く

 

備忘録として本日の診察室を再現。

1時間も待たされたのよ。

く「先生、忙しいんだねえ」

い「だってね・・・でね・・・」

どうもNETと通常の癌の混在例を見つけた、と。

い「最近はねえ、ソマトスタチンの染色してくれる病院が変わったんだよ。

  でね、前は二種類だったけれど、今度は三種類染色してくれるんだ、ほらね。」

く「ふうん」

く「あれから、くちこと同じ病気の人、見つけた?」

い「いないんだよ。

  それどころか、膵臓癌もめっきり減ってねえ、PDの手術も激減して困っているよ」

く「だよねえ。

  膵胆管の高度技術研修施設に認定されているのに、実地で勉強できないと困るね。」

い「きっと、他で見落とされてるんだ・・・ふうう・・・」

 

56歳の膵胆管専門医、指導医としては、若手を育てる大きな責務があるからね。

くちこの入院中なんて、遠慮なく凄い数の医者が数分毎にくちこを見に来たよ。

「すみません、見せてもらって良いですか?」

全く、傷口の温まる暇が無い程でした。

でもね、そうやって人が育つんだもんね。

主治医だけで五人いましたから。。。

 

い「とにかく、何も異常無いよ」

く「同じ癌、同じ手術をして何も合併症が出てない人っていない気がする」

い「それは、勉強会とかのエリアで繋がった人たちだからじゃない?

  あれから、何か、勉強会とか行った?」

く「行ってない。

 遊び歩く旅行はたくさんしたよ、お土産あげる」

※伊勢のスヌーピー茶屋で買った、スヌーピー型の棒付きキャンデー抹茶味。


く「同じ癌で手術した人達がさ、普通に、結婚したり、妊活したり、堂々と普通に生きていくんだよ。

  普通に仕事してさ。

  感慨深いよ、時代が変わったなあ・・・って。

  昔はさ、もっと悲壮感に溢れていて、生きているだけで有難く思えって感じだったじゃん。

  今は違うんだねえ、ママでも金!じゃないけどさ、そんな感じ」

い「・・・」

遠い目の二人。


 

と、白衣の胸ポケットを見ると、ドクターイエローが付いたボールペンが。

いつもは、くちこがあげたくまモンだけがぶら下がっていたのに。

ちょっと、浮気を発見した気分。

く「ドクターイエローどうしたの?」

い「貰ったまま忘れていたからぶら下げたんだよ」

く「ふうん。。。」

 

血液検査のデータをじっと見る。

確かにね、医師だったら異常無しって言うなあ、これは。

ただ、くちこは、可愛い我が身なのでね。

前回、今回と肝機能の数値のALTが28→34と高いのが気に入らない(正常値は6~27)

後は全て思いっきり正常値だけれど、

糖尿病の指標であるHbA1cが前回5.2→5.4も気に入らない(正常値は4.6~6.2)

正常値でも気に入らないというくちこに、医長は「・・・」

また取り越し苦労の神経質が始まったわ、と。

肩をポンポンと叩かれる。

「気にしなくていいよ」と。

そう、信は任すなり、だった。。。

肩の力を抜かなくては、ね

 

く「トイレに入って、便が出るまでの時間が三分位かかるよ」(前はもっと早かった)

い「僕もだよ」

 

い「人の入れ替わりが激しくてさ、すぐに新しい人に代わっていてさ、落ち着かないんだ。。。」

く「どこもそうみたいだよ、先生はずっと此処にいてね」

 

次回はまた三か月後。

半年に一度は画像検査を入れているので、次回はMRIも。

 

元の職場にもちょっと顔を出して・・・

元同僚はくちこが元気そうでほっとするらしいんだけれど、

くちこも、みんなが元気そうでほっとするんだなあ。

そして、懐かしい。。。

 

絶食て行ったので待ち時間にタリーズでモーニング、これで810円って高いよねえ

 

  ←スティーブ・ジョブズの伝記を読み始めました、医長の影響で・・・

 

 

ここ最近、必要に迫られて納戸の整理をしています。(来月、子供達全員一気に帰省するのでね)

昔の写真です。

 

                                   

 

                                 

 

で、

長く長く生きてきたので・・・

こんな婆になったのでした。

敢えて写真は省きます。。。

 

あ、こんな本も買いました。                

 

     

 

それと、些末な報告。

先日、通帳がまたマイナスになっていました。

これで三度目。

人は変われないってことです。

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膵頭十二指腸切除術(PD)オペ後、今日で三年!

2016年04月11日 15時09分44秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

-ああ、三年前の今月今夜

くちこは、七階の病室から飛び降りて死んでしまいたいと思ったのでした

http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/73a5c0fb2c4c9c507479a900e3964ce0

 

弱音満載

文句満載

それでも、三年が経ったわけです

 

本日の外科受診。

造影CTも、血液検査も異常無し

バンザーーーーイ

 

  ←転移無しだけではなくて、気にしていた脂肪肝も無くなっていました

 

                           

 

HbA1c 5.2なのも安堵。

膵頭を切除している以上、糖尿病予備軍みたいなものなのでね。

 

では、愛しの外科医長との会話を再現。

くちこ(以下、く)「久さしぶり!先生元気だった?」

医長(以下、い) 「僕は元気だよ、元気だった?って、僕の方が聞きたいよ」

い「とにかく、大丈夫だったよ、転移してない。

  僕も、こう見えて?いつも、結果を見るまで心配なんだよ」

く「良かったあっ!」

 

京都の患者会についての報告をひとしきり。

患者会のパンフレットも一部進呈。

ゴマ位にくちこの顔写真が載っていることも報告。

目を凝らして見ていました。

 

今村先生の発言についてや、他の患者さんの話とか・・・

く「腫瘍マーカーのNSEってさ、NECの指標らしいよ」

い「でも、他に指標が無いからねえ・・・」

 

く「月に一度位、下痢するよ」

い「普通の人でもするよ」

 

く「食後の胃重感って前より軽くなったけれど、未だあるよ」

く「この前、ひどい低血糖症状みたいなのが起こって手足は痺れたし、顔や口の中までしびれ、

      手が震えて、顔面蒼白になったよ。

  過労・ストレス・空腹等が重なると起こる気がする、とにかく、時々低血糖みたいになるよ」

い「PDのオペ後の食べられない人が多いから、僕は幽門部を切除する術式を選んだんだよ。

  今は、幽門部を残す術式でも、切除する術式でもどちらでも良いんだけれどね。

  でも、一気に食べたものが下に流れ込むことがあるからダンピング症候群が起こるんだなあ・・・

  飴とか甘い物を持ち歩くと良いね。

  膵臓を切除しているんだから、インシュリンの過剰分泌ってことは無いしね。」

 

い「とにかくさあ、くちこさんの胃はね、今は真ん中には無いんだよ。

  左側にさ、縦になっているんだ、食べられるように・・・」

く「ほう・・・」

 

く「舌が腫れている気がする」

い「僕は舌は専門じゃ無いからなあ・・・」

 と言いつつ、舌圧子を探し始める。

 で、結構真剣に、くちこの舌の表裏、横を眺めて・・・

い「別に炎症とかは無いよ」

く「だって、歯型が残っているんだもん」

い「・・・」

 

くちこは、京都での勉強会をプリントアウトして持参。

く「肝切除してもさあ、どうせまた転移するんだったらさあ、くちこはもう切除しなくて良いよ」

い「でも、データ的に切除した方が予後が良いことになっているよ」

く「分子標的薬もいろいろ出たしさあ・・・」

い「薬も良いけれどね。」

く「二本立てにする?」

転移もしていなかったのに、真剣に相談する二人って?

 

く「二月の循環器の血液検査で、血糖が198だったよ、食後1.5時間だから高くて当然だけれど、高すぎだよね」

い「そんなことないよ。この位普通だよ、問題無い」

く「ほう・・・」

く「循環器ね、三年間、僧房弁閉鎖症の経過観察をしたけれど、憎悪も無く、心電図にも問題無いってことで、卒業になったよ」

 この件については、敢えて報告しませんでした。

 http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/50e60e4fc6adc79766bd511f2f1a729f         

 

医長、突然遠い目。。。

い「循環器が糖尿病を見ていることが問題なんだなあ・・・

  糖尿病は糖尿病の専門医が診ないとね、でも、うちには居ないし・・・」

くちこ心の声

  糖尿病の人って高確率で循環器疾患を持っているから仕方ないよなあ。。。

  循環器の患者が背中に糖尿病を背負っているんだもん。。。

医長的には、NETに関しても、他科での見落としを懸念している様子。

 

今村先生のこと、伊藤先生のこと、突然ご乱心した教授のゴシップ。

あれこれ四方山話。

い「僕今、スティーブ・ジョブズの伝記、読んでいるんだ」

く「どうして、彼は抗がん剤治療を拒否したの?」

い「未だ、そこまで読み進んでいない。。。

  とにかく、半端なく変わった人だったみたい」

 

く「もう、抗生剤と解熱剤の予備、出さなくて良いよ。あれ以来、胆管炎になっていないから」(結局、一度だけだった)

い「7月は血液検査だけだな、いっつも、何も異常が無いんだよなあ・・・(ちょっと不満?)」

く「またね」

い「うん」

 

あれこれ、知人に出会ったり、お見舞いに立ち寄ったり、

今回も、ほとほと疲れて帰宅したのでした

でも、忘れてしまわない内にと、どうにか此処に記録を残した次第です。

 

春の玄関 

                   

 

サメ花がたまる一方です・・・                サメ氏はご満悦です。

 

                   

 

  ←洗面所です、小さなグラスに。


                      

 

小さなチューリップは、未だ固いつぼみ。

サメ氏がハウステンボスで球根を買ったのだそうです。

 

↓やっこさんから貰ったピンクタンポポも無事咲きました安堵。

 

 

以上で報告を終わります。

 

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