しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

エッセイストくちかずこ登場3日目

2008年11月17日 00時27分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

   パンツのこと


成人男性の何割が女性のパンツを手際よくたためるのだろうか、とふと考える。


分娩の介助を看護師としてしていると・・・
陣痛も佳境にさしかかり分娩台へ。


世の流れは立会い分娩。
そこで、夫は妻の脱いだパンツを実に慣れた仕草で、くるくるとたたみ、かばんに仕舞うのである。
言っておくが、決して生まれて初めてという様子ではない。
「小さいビニール袋ないですか?」なんて声をかけられることも。


就職当時、わたしは唖然とした。
わたしも三人出産したし、夫が亭主関白な訳でもないが、それはありえない。
びっくりして友人達にも聞いてみたが、みんな目がテンになった。
多分私達の世代ではなかったことだ。


では、いったいいつから世の男性は妻のパンツをたたみなれたのか・・・
そこであることに気づいた。
長女が京都の大学に進学して以来、洗濯物の片付けは長男が、長男が出てからは次男がしている。
ある会話を思い出した。


「兄ちゃん、母さんのパンツどうやって畳むん?」

「そりゃあのう・・・」彼等は既に慣れた手つきで畳めるのだった。
それにしても、あれとこれとではね・・・

しかし、必要にせままれればうちの息子達も?
延々ぼんやりかんがえる。


男性とは健気な生き物である。
時には気絶しつつ必死に立ち会う。
ああ、性善説を信じずにはいられない!

ただいま、新夫にパンツのたたみ方特訓中!

才能がない
きちんとたためるまで投げ返すのだが、最後はやけになて、頭にかぶって踊っています・・・やれや