回想
小さい頃、アイスキャンディーは五円だった。
私のお気に入りは十円で四色入っていた。
駄菓子やの、イチゴミルクキャンディーは一個一円。
私は、五円くじが大好きだった。
近くの竹屋の竹は、国道を馬が牽いていった。
私は、五合瓶を持って、裏の家に山羊の乳を貰いに行っていた。
近所の一見普通の家が、豆腐やだったり、卵やだったりした。
母は、「吉岡鍋」で丸いカステラを焼いてくれた。
偏食だった私は、「のりたま」でご飯を食べ、エイトマンのシールを集めた。
私の夢は、洗面器位でっかいプリンを食べることだった。
祖母は箱枕で寝て、髪はいつも結ってあった。
祖父は当然、褌!
看護婦になっても注射器はガラスで、針は研ぎに出していたと言うと、
職場の若いスタッフ達は、目を??にする。
ちなみに私は、学費、食費等、全て国費で養成された最後の学年である。
知らない間に古い奴になっている。
こんなに早く時代は変わるものなのか。
「山口百恵ちゃんと同じ歳でーす!」といつも自慢していたのだが。
今、生きている人を半分に分けたら、やっぱり私は・・・。
わあ、大変だあ!
休憩、終わり!
あれから7年、もっと時代は高速に変遷し、
くちかずこは目をくるくる回し、あーもこーもし、時に息も絶え絶えとなりつつも
、めでたく?50歳を迎え、今日に至った訳です。
エッセイは一回飛ばしましたが、こんな感じで終了しました。
くちかずこを凄いと褒めてくれる人もいますが、要するに、中途半端な奴なんです。
一言でまとめると、「器用貧乏」
ああ、やっと、普通の日記に戻れる!
ご精読どうもでした