ファザコンだったとは、自覚していないのだが、
未だに、父の眼差しをすぐ近くに感じることの多い、くちかずこである。
もう、他界して20年になるのに・・・
怖いこと、困ったことがあった時、
とても悲しい時、
私は、心の中で、「お父さん怖いよう!困ったよう!悲しいよう!助けて!」と話しかけている。
母が、一人娘のくちかずこをとても大事に育てたことは、今でも、近所や親戚の語り草になっている。
母からの愛情も恩もしっかり解かっているのだが・・・
母が他界して8年になる。
しかし、困ったときは、「お父さん!」
さて、くちかずこの子供達は・・・
離婚で、すっかり父親との縁が薄れてしまった。
その責任を感じている。
我家の第一王子曰く、
「あんな男を選んだ母さんが悪い」
「離婚に値する男だと気がつくのが、致命的に遅すぎる」と。
そして、「父との縁を元々感じていなかった。」と。
唯一無二の父親に対して、そんな思いを持たしてしまった責任・・・
離婚の原因は、元夫の、複数同時進行の誠意のない女性関係。
振り返ってみると、一番許せなかったことは、
子供達の誕生日よりも、クリスマスよりも、運動会よりも、女とホテルへ行く方を選んだことかな。
母の法事の日も・・・
子供達は、不幸な家庭で育つより良かったと、
責任を感じる必要はないと言ってくれるが。
しかし、くちかずこのような、父子の縁は望めない・・・
つまらない因縁を子供達に渡してしまったようで申し訳ないと思うくちかずこです。