9月 19日
ある人の講演会に行ってきました。
NHK-TVで9年間放送されていた「ある時・・・」
という番組のキャスター(っていうのか? ですが)
だった松平さんでした。
番組制作の裏話というか、制作方針(ポリシー)と
いうか、そういうことについて話しをしてくれました。
現場主義
現場に行かなければ分からないこと、見えないこと
がたくさんある。スタジオや会議室で話しをするだけ
では番組の厚みがでない。
専門家主義
視聴率は絶対であるが、だからといって人気だけの
人(お笑タレントや人気作家など)はゲストに呼ばない。
世間に知られていなくても、取り上げた歴史について
詳しい(専門)人に来てもらった。
実証主義
歴史について広く言い伝えられているようなことに
ついても、実証されないものについては取り上げない。
面白い説であるが、実証できなかったので、収録は
したが、放送のときにはカットしたという例として、
「本能寺の変」についての話をしてくれました。
それは、「なぜ光秀は信長の首を取ることができな
かったか。」
光秀側の兵として本能寺を囲んだある人の日記が
残っていて、しかしながらその日記に書かれている
ことの信憑性が低いので、「史料(歴史を研究する
ための資料)としては価値が低い。」という物。
その日記から(もちろん他の史料や文献も参考に
するのですよ)推測される「なぜ信長の・・・」
という面白い説を、出演してもらった作家が話した
そうなんです。
つうことで、その新説を取り上げると視聴率が
上がると思われたので、会議では「作家の説として
放送しましょう。」というスタッフと「実証されて
いないんですから、今回は見送りましょう。」
というメンバーがいて、喧々諤々だったそうです。
結果は、番組の主義に反するということで、
カットしたということでした。
「見てもらってこそのTV」、「視聴率がとれ
なければどんなに良い番組を作っても意味がない。」
ということではあるが、そればかりを追求したの
なら、ヤラセ番組などになる。
制限されることもあるが、その中で最善を尽くす
そうすれば無理と思われたことでも出口が見える。
というのが結論でした。
たしかに人間って、「よく見られよう」とか
「少しぐらいなら」とか「これぐらいなら」なんて
いうようなことをやってしまいますよね。
アタイも「これぐらいなら大丈夫」などと考えて
実行することが多いですよ。反省。
ある人の講演会に行ってきました。
NHK-TVで9年間放送されていた「ある時・・・」
という番組のキャスター(っていうのか? ですが)
だった松平さんでした。
番組制作の裏話というか、制作方針(ポリシー)と
いうか、そういうことについて話しをしてくれました。
現場主義
現場に行かなければ分からないこと、見えないこと
がたくさんある。スタジオや会議室で話しをするだけ
では番組の厚みがでない。
専門家主義
視聴率は絶対であるが、だからといって人気だけの
人(お笑タレントや人気作家など)はゲストに呼ばない。
世間に知られていなくても、取り上げた歴史について
詳しい(専門)人に来てもらった。
実証主義
歴史について広く言い伝えられているようなことに
ついても、実証されないものについては取り上げない。
面白い説であるが、実証できなかったので、収録は
したが、放送のときにはカットしたという例として、
「本能寺の変」についての話をしてくれました。
それは、「なぜ光秀は信長の首を取ることができな
かったか。」
光秀側の兵として本能寺を囲んだある人の日記が
残っていて、しかしながらその日記に書かれている
ことの信憑性が低いので、「史料(歴史を研究する
ための資料)としては価値が低い。」という物。
その日記から(もちろん他の史料や文献も参考に
するのですよ)推測される「なぜ信長の・・・」
という面白い説を、出演してもらった作家が話した
そうなんです。
つうことで、その新説を取り上げると視聴率が
上がると思われたので、会議では「作家の説として
放送しましょう。」というスタッフと「実証されて
いないんですから、今回は見送りましょう。」
というメンバーがいて、喧々諤々だったそうです。
結果は、番組の主義に反するということで、
カットしたということでした。
「見てもらってこそのTV」、「視聴率がとれ
なければどんなに良い番組を作っても意味がない。」
ということではあるが、そればかりを追求したの
なら、ヤラセ番組などになる。
制限されることもあるが、その中で最善を尽くす
そうすれば無理と思われたことでも出口が見える。
というのが結論でした。
たしかに人間って、「よく見られよう」とか
「少しぐらいなら」とか「これぐらいなら」なんて
いうようなことをやってしまいますよね。
アタイも「これぐらいなら大丈夫」などと考えて
実行することが多いですよ。反省。