たまおのページ

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とないうろうろに

2009年09月24日 | Weblog
 9月 24日

 都内うろうろ 午後の部

んで上野に向かいました。
 そいでね。上野公園では、公園内でいろいろな
大道芸をやっているんですよね。これは東京都が
実施する審査会に合格したアーティストに公共
施設や民間施設などを活動場所として開放している
「ヘブンアーティスト事業」なんですよ。

 この日も動物園入口前では、中南米音楽(フォルク
ローレ)の演奏をしていました。このグループは何度か
上野公園で見かけたことがあります。
 演奏が終わってもチャランゴ(ギターの小さいもの)
のケースに小銭を入れる人が少なかったですねぇ。
 
 立ち止まって聴いていた人が50人ぐらいも
いたのに、お金を入れたのは2人(アタイともう一人)
だけでしたよ。
 通り過ぎるだけ。というか、なんだろうなぁ?と
チラッと見ただけならお金をあげなくてもいいけれど、
30分も聴いていたのに・・・だよね。
(もちろんプロですから、聴き入るほどの実力です)
 こういうのも景気に左右されるんだろうなぁ。

 上野公園に来た本当の目的は国立西洋美術館の
「古代ローマ帝国の遺産」展を鑑賞することでした。
 しかしながら悲劇ではあるんだろうけど、あの時代
を知る(生活を丸ごと)のに、ポンペイがどれだけ
貢献しているかが実感できましたよ。

 そりゃ、書物やTVなどで、知識としては知って
いるんですが、ポンペイの発掘によりドォ~ンと
ローマ時代の生活を身近に感じることができるん
ですからねぇ。

 展示物の多くが、ベスビオス火山により埋没していた
物を発掘した品物や遺構などです。 この火山は何度か
噴火しているそうで、ポンペイ以外にも埋まった
場所があるそうです。
 2000年前の人々が生活していたニオイまでも
嗅ぎとれるような展示品でした。

 そいでこの美術館のこと
 知らなかったんですが、国立西洋美術館って
「松方コレクション」を展示するために造られた
美術館だったんですねぇ。

 松方幸次郎という実業家が1910年代~20年代
にかけて、数千点も集めたということでしたが、
世界恐慌で破産。
 競売に掛けられたり人手に渡ったり焼失したり
して、多くの作品が散逸したそうです。おまけに
第二次世界大戦(海外にもコレクションが分散
保管されていたんだってさ)があったしね。

 それでパリに保管してあったコレクションの
一部が戦後にフランス政府から「公開するのなら
日本に寄贈する。」という条件で戻ってきて、
この美術館が建てられたんですってさ。
(ちなみに日本では寄贈ではなく、返還といって
います)

 つうことで、常設展(松方コレクション)も
観てきました。
 宗教画が多かったのですが、マネ・モネ・ゴッホ
ルノアール・セザンヌなども少数ながら展示され
ています。
 金持ちは稼ぐことだけではなく、こういうことに
使ってほしいと思った展示でした。
 しかしながらアタイの好みの絵画は数枚だけでし
たよ。(アタイは動きを感じられる絵が好き)

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