6月 18日
マスクにJIS(ジス)。
マスクに日本産業規格(JIS)が制定されました。
今まで、日本にはマスクに対する公的な規格・基準は整備されていませんで
した。 一定の性能基準を満たしたマスクが製造・販売されることで、品質が
確保(保証)されるので、安心感が向上しますね。
JISという言葉を久しぶりに聞いた気がします。もちろん日本では主役と
なる産業規格ですが、国際標準規格であるISO/IECのほうが最近は見かける
ことが多いですね。
アタイ、以前にも何度かマスクの品質について記事にしたんですが、買う
ときには値段優先ではなく、国産とか販売会社とかを確認するし、性能表示も
チャンと比べてますよ。
そのとき、たしかに業界(日本衛生材料工業連合会) やメーカーの品質
表示などはありましたが、JISなどの公的規格表示はありませんでしたね。
業界からは何度も「JISにして」と 要望していたようです。それがコロナで
海外からの輸入増加や国内でも異業種が参入したりしたので、品質のバラつき
が目立ってきたんですよ。
マスクのJIS。決められた試験方法で、捕集機能・圧力損失・安全・衛生
などの性能要件を満たしていればよくって、材質や形状は限定していません。
この規格、医療用と一般用では規格が違います。(当然、医療用は性能が良い)
具体的には 一般用(医療用マスクではない)では、4つの捕集機能(微粒子状
物質、バクテリアを含む飛まつ、ウイルスを含む飛まつ、花粉粒子)と圧力損失
(通気性)、安全・衛生項目を規定しています。
しかぁし、JISに適合していなければ製造・販売しちゃダメ。ということで
はないし、買ったり使ったりできないわけではないし、海外からやってきた
人たちが使っているのはたぶんJISではないだろうし。
しばらくは品質の目安ですよ。来年になれば殆どがJIS適合になると思い
ますがね。
夏過ぎあたりから、JIS規格に適合しない粗悪品(JISに申請できない品質)
などが安売りされるんじゃないでしょかねぇ?
ということで、今年の秋ごろ?になればJISに適合したマスクが店頭に並ぶ
でしょね。(^^)/