10月 3日
運無しはくつづく。
昨日のつづき。のような話。喫茶店でダべったことなど。
「鍵を失くしてしまって、出てこないのよ」と、おねぇさん。
まぁ品物を紛失するのはいつものことですから、アタイも「またかぁ」と
いう程度の反応。
「あれでしょ。鍵が無いのはわかるけれど、どこでどうしたのか、なんで
失くしたかは覚えてないんでしょ」
「そうなのよ。なぜ鍵が消えたのかがわからないのよ」
おねぇさんはほぼADHDなので、記憶がスッポリ抜ける。記憶していない。
「こないだ仕事場に新しい人がやってきたんだけど、名前が覚えられない
のよ」
「聞き流してるだけだからでしょ?名前を覚えようとすればなんとかなる
もんだよ。顔や名前を何かと結び付けて覚える」
「指が痛くてどうしようもないんだけど、何か治療法とか知ってる?」
「これは女性特有の病気。治療法は無い。だいたいからして、指が痛いと
いいながらピアノを習ってるんでしょ。鍵盤を叩くわけだから、指がよけい
痛くなるんじゃないの」
「手先指先を動かすのは痴ほう症予防にはいいわよね」と、妹。
「それは、頭が正常な人が指を動かして、痴ほう症にならないようにする
には有効だよ。んでも、この人は昔からボケてるんだから、いまさら指を
動かしても無駄」(笑)
「夜中にダンナがイタタタッと言いながら部屋を歩いていたかと思ったら
玄関ドアを開けて『近所の医者に診てもらう』と出ていったのよ」と、妹。
「なんで?」
「虫刺されみたいで、ふくらはぎが赤くなってた」
「『こんな夜中に診察しているのは救急病院だけよ』と説得して、救急車を
呼んで大きな病院へ行ったわよ」
「で?」
「ムカデだったのよ。噛まれたところを見てもらったら、穴が2つあった」
「お金がどんどん出ていくのよ」と、おねぇさん。
「どんどん使うからでしょうよ。親の遺産を使い尽くすまで」と、アタイ。
「スーパーで買い物をするとき、値段を見てる?」と、妹。
「見てない」
「そういう小さいことの積み重ねが大事なんだからね」
おねぇさんの「運無し」はこれからも続くでしょ。たぶん。(^^)/