日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

自然の恵み

2013年06月15日 | インポート
何週間か前の休みの日に苗を買って、川の脇の畑に植えていたキュウリが生りだした。

夕方収穫して、妻に「自然の恵みはすばらしい」と言うと、「収穫するだけで感動できる人はいいわね」と妻。

苗をホームセンターで選んで買う時には自分も関わったが、畑に植えて肥料をやり、網を張ったりして管理しているのは全て妻。

おっしゃるとおりだと納得。

同じ日に買って植えていたピーマンも収穫できるようになった。

ミニトマトの苗もしっかりと育ち、たくさんの青い実が赤く色づくのを待っているような状況。

お日様と土と水分さえあれば、野菜の苗が自然の恵みを与えてくれる。

収穫したキュウリは、夕食前に味噌をつけて、まるかじりしておいしくいただいた。

畑から収穫したすぐの野菜をいただく事ができるという最高のぜいたく。

公共工事のために、先祖から受け継いだ田畑を売却する例を、家の近くで最近よく見かけるようになったが、ちょっと疑問。

戦中・戦後の食糧難の時代を忘れ去ってしまってでもいるかのような状況が家の周りで展開されつつある。

農地を保持していれば、未来永劫その土地で作物を生産する事ができて、家族を飢えから守る事ができる可能性がある。

道路などの用地として売却してしまえば、一時的には現金が手に入るだろうが・・・・。

また、水田を埋め立てて道路を造れば、、豪雨の時などに今までそこの区域の水田に湛水していた水の行き場が狭められて、その近辺に存在している住宅などに良くない影響を与えることも想定しておかなくてはならないのだが、果たしてそのような精査がされているのかどうか・・・。

自然の恵みを享受できる環境を維持し続けることの方が、わずかばかりの車での移動時間の短縮よりも、大切なことの様に私には思えるのだが。


畑から収穫した自然の恵み
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梅雨によく似合う紫陽花の花
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豊田一喜