日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

久し振りの対面

2013年09月28日 | インポート
久し振りの対面といっても人と会ったわけではない。

故障したので修理に出していた車との久し振りの対面。

息子の車に、諫早市飯盛町にあるその修理工場まで乗せてもらい、2週間ぶりで愛車との対面ができた。

車が使えなかったので、週末(金曜日)の移動はJRを使った。

佐世保・諫早間は、快足電車のシーサイドライナーで、所要時間が1時間10分。

料金は1250円。

そのシーサイドライナーの車輌は、世界中で30台しかなくて、その全部が、佐世保・長崎間で走っているそうで、ローカル線の電車としての馬力は日本で一番だという説明書きが、運転席の後方に貼ってある。

対面式座席にできる様式は、新幹線の座席でも、シーサイドライナーを参考にして作られたのだということも書いてある。

通常であれば車で走っている道路にほぼ並行して走っているので、それらの道路の側方を電車内から見る事ができる。

佐世保駅を出ると、日宇・大塔・早岐・ハウステンボス・川棚・彼杵・竹松・大村・諫早の順に停車する。

諫早駅から雲仙市愛野町へは島原鉄道があるが、区間の距離に対して料金が高いし、1時間に1本程度しか便数がないので、諫早駅まで妻に車で迎えに来てもらう。

家に帰ると、一週間前から予定していた息子の職業訓練校の友人たちとのお疲れ様会で、家の座敷の中がにぎわっていた。

彼らの事は訓練校の中では、通称「オヤジ組」ということで通っているということで、息子も含めて6人がそれぞれに個性的な社会経験をしている。

俗にいう、敷かれたレールに乗らないで、少しだけ途中下車をしてから職業訓練校に集まった青年たちである。

20歳から30歳までの年齢の青年たちで、前期の試験が全て終わり、6人が全員及第点を取ったことに対する「お疲れ様会」ということで、私もその飲み会の中に加えてもらった。

前期試験が終わって、これからは来年の3月ごろまでに就職先を決めなければならないということで、それぞれが就職に関してそれぞれのきちんとした考えを持っている。

私は彼らとは初対面だったが、それぞれが長幼の序をわきまえていて、「オヤジ組」の中でも年上の人に対してはきちんと敬語を使うということが自然になされていた。

ゆっくり飲みながら夜中まで話を聞かせてもらった。

ふと思う。

今のような国策で、彼らが親になり、家庭を持った時に、果たして安心して安全に生活できる国家であるのだろうかと。

原発、TPP、雇用者側に有利な雇用形態などなど、憂慮すべき事柄が数多くあるように思うが、彼らに幸せと思う事ができる時間が多く訪れてくれる事を祈っておきたい。


豊田一喜










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