川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

恥を知れ!中川昭一・麻生太郎

2009-02-17 07:57:44 | 政治・社会
 16日。珍しくTVのニュースを何回も見る一日だった。ぼくは単純だから、「中川昭一は自殺するのではないか」などと思ったりしたからだ。
 イタリアでの記者会見の様子は正視に耐えられない代物だ。原因がどこにあるのかは別にして「中川財務大臣の失態、醜態」そのものである。世界中にその姿をさらしたのであるから正気に返った時、本人も恥ずかしくて生きておられなくなるのではないか。ふと、そんな風に思ってしまった。
 中川昭一という人のことをぼくはほとんど何も知らないが、どこか「国士」ふうのナショナリスト(国家主義者)かと、勝手に思っていた。ふだんから日本の国家の体面を重んじ、領土問題や拉致問題に取り組んでいたのではなかったのか。
 父親が中川一郎という人でどういう理由だったか知らないが札幌のホテルで自殺している(他殺説もあった)。そんなこともあってか「自裁」という言葉が浮かんできてしまった。

 事実は全く違った。たいしたことではないという認識なのか、国会のやりとりでも笑いながら、「ごっくんはしていない」などと答えている。夕方になって首相官邸に行ったというので、やっぱり「辞表か」と思っていたら「続投」。

 我ながら人を見る目のなさに反省もするが、今の世の中、ほんとうにこんなことがまかり通るのだろうか。
 「恥を知る」というのは生きていく上でもっとも原初的なモラルではないのか。人は失態をしでかすこともあるが恥を知っているから、気づいたら引っ込んだり、小さくなったりしながら少しは成長していく。時には人生の転機になることもある。そのときには気づかなくてもあとになって穴に入りたくなることもある。

 麻生首相は「自らけじめをつけてください」というどころか、ふだんから良くして貰っているからと励ましたという。
 こんな「恥知らず同志」が「未曾有の国難」に立ち向かう日本丸のリーダーなのである。
 おぼっちゃまのお遊びとしか思えないこんなふざけた連中に日本のかじ取りを一瞬も任せてはならないと思う。

 こんなわけで昨日の続きは他日ということに。ごめんなさい。