渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

昔の車で出ています

2023年10月10日 | open



昔の車に乗ってます。
昔の車で出ています。
「日本製オートバイが良かった
時代」の二輪車が好きなので。
この車は1997年製。

電子制御がいろいろ付いて
走行モードを切り替えられ
たり、メーターがデジタル
表示だったり、人が感知制御
操作せずに機械任せで運行を
取り行うような二輪は、根本
から好きではないのです。
この97年式でさえ、低回転で
スロットル操作が不慣れな人
向けの電子デバイス回路が
最初から付けら
れていたので、
それはフル
カットしてオミット
してい
る。右手のスロットル
の操作
のみでレスポンスを得
る旧来
(本来のオートバイの
ある
べき姿)の姿に戻してい
る。


現代の四輪車が目指している
ように
「完全自動化」を二輪
車に
少しでも求めようとする
作りには私は興味無いのよ。
自分で動かす自動車が本物の
「自動車」になっちまったら
つまらない。
そんな二輪に乗ってどこかに
行くくらいなら、無人自動運
転の電車に乗ってたほうがい
い。

最近、日本の二輪メーカーが
「自立するオートバイ」を
開発しはじめている。
馬鹿か、と。
箸を使うのは難しいから、こ

れからは全部スプーンにしま
しょう、みたいなもんだ。
カレーは辛いので砂糖を大量

にぶち込みましょう、みたい
な。
どんどん人間が駄目になる。
人間を駄目にするモノヅクリ
は、それは人類史的に健全な
進路とは
決していえない。
科学技術や工業力の発達は、

そうした軸線に沿ってはな
らない。


カフェレーサー ~ホンダCB400SS~

2023年10月10日 | open



ホンダCB400SSのカフェレーサー
を間近で見た。ノーマル赤タンク
の。

かな~りイケてた。
SSとはスタンダード・シングル
の略。スーパー・スポーツでは
ない。

高校の時にやりたかった車作り
のまとめは、
こういうイメージ
だったんだよ
なぁ。




非常にカッコいいと思えた。
シングルエンジンなので遅い
けどさ(笑
それでも、横から見たスタイル
はSRよりずっと洗練されている
ように思えた。フレームが良い
のだろう。
「垢ぬけないホンダ」にしては
珍しいデザイン、と感じはした
が、ホンダはかつては洒脱な
車も作っていた。
でも、ヤマハやカワサキと違っ
て、どことなく野暮ったいのが
ホンダのデザインの特徴ではあ
るのだが。

この個体はかなりいじっている。
タンクまでも。


ノーマルのタンクはこんな感じ。
CB250T(ホークではないやつ)
にそっくりだ。


ホンダのGB250クラブマン(1983)
は初めからカフェレーサーの
デザインで作られた。

だが、ホンダの親分の鶴の
一声で「CBはフラッグシップ
モデルに冠するコードネーム
だから、こんなオールドスタ
イルのモデルにつけるのは
駄目」という事でCBではなく
GBとなった。
時代に先行し過ぎていた為に
ネーミングにおいて日の目を
見なかった不幸のモデル。
だが、実はエンジンは最新型
の強力な戦闘力を持つ短気筒
エンジンを搭載していた。
4スト短気筒ではクラス最強。
本来は開発者たちはCBの名を
付ける心算だったが上層部に
否定された。
そして、GB250は250なのに
CB400SSよりも強烈な走りを
実現していた。旋回の操安性
もCB250RSより遥かに高い。
企業体質というのはどのメー
カーでも色があるが、いろ
いろ大変みたいね、開発者も。
大抵は経営陣とは対立する(笑

走りの点から見ると、CB400SS
よりもGB250のほうがレーサー
ぽい。走りではGBがCBを抜く
からだ。
それは、ホンダではあっては
ならない現象なのだが、その
現象を作ってしまったのは
ホンダ本人だった。
ホンダはGBにCBの名を冠しな
かったのは失敗だったように
思える。

私はこれまでCBは何台か所有
して乗ったが、機種ごとに満
の行く車だった。
レーシングテイストを求める
らばRが付いたモデルを選
べば
よい。
私が乗ったのは、どれもホン
ダらしさの
味のある良い車だ
った。


今でも私が気になるホンダの
カフェスタイルのモデルは、
1976年の発売当時から殆ど
街中で
は見かけないCJ250T
だ。

これは実際に見たらかなり
衝撃的
だった。GBよりも7年
も早く、
最初からカフェレー
サーの
スタイルだったからだ。
250と360で発売されたが、
当時250でのカフェスタイル
の標準仕様オートバイなど
は存在しなかった。かなり
革新的なスタイルがCJ250T
だった。
今は中古車でも全く見ない。
タマ数が豊富にあったら欲し
ツインだ。
2 in 1 の集合管を標準装備。
発売当時は画期的だった。
というか革命的。
2気筒の集合管は脈動処理が
難しく、設計が困難だった
時代だからだ。
スタイルも新機軸もエンジン
も良いオートバイだったと思
う。ホンダの開拓魂が投入さ
れたマシンだった。

だが、大衆は振り向きさえも
しなかった。

その後、2008年に登場させた
シングルの223SにホンダはCB
の名を冠したがもう遅い。
CBというネームを付けたのに
CB223Sは人気車種とはなら
なかった。本来はGB250に
CB250SSという名を冠すのが
正解だったのでは。
当時CB250RSがあったので
GBにはCBの名称付与を回避
したというのもあろうが、
数字の後ろにSSをつければ
充分に行けた。後のCB400SS
のように。

そのあたり、ホンダの上層部
は時代を読む先見性に欠ける。
WGPでも4ストに固執せずに
NSを早期に開発投入していれ
ば、ヤマハを蹴散らして片山
敬済選手が世界チャンピオン
になっていただろう。
結局は2スト開発に本腰を入れ
てからホンダの世界君臨が成
し遂げられた。
今世紀に入って、カウル付
公道二輪が全滅状態の時に
ニンジャ250をあえて登場さ
せてスポーツモデル復活の大
革命を成し遂げたのはカワサキ
だったが、ホンダは黙って見て
いただけ。その後、時代の風潮
と人気を確認してからCBRを
出したという展開だ。
そのパターンは80年代初頭か
らホンダには根強くあった。
それ以前のホンダは、画期的
なモデルを先行的に出してい
た。ユーザーを実験台にする
程までに。いわゆる「走る
実験室」の方針でどんどん
新規格モデルを出すのがホン
ダだった。
だが、NR開発への固執あたり
からホンダは基本路線がおか
しくなって来ていた。
そして、それは今世紀に入っ
て以降も引きずっている。
それは仕方ない。ホンダは
ホンダなりの経営方針がある
からだ。
ただ、現在カワサキが人気
ダントツだ。かつてのホンダ
のように。
なぜか。
それは、カワサキはかつての
ホンダのようにイケイケの
開発をしてどんどんぶっ飛び
物を今世に出しているからだ。
ホンダと同じ路線なので、ホン
ダがかつて大人気のトップだ
ったのと同じ結果をカワサキ
が奪取するのは当たり前の事
だ。ホンダは組織温存の守り
一徹に転じたので。
一部超レア業界的な表現を
するならば、今カワサキは
ブント的(笑
ホンダは組織第一で実際には
動かないカクキョードー的(笑
そりゃそれが好きなマニア
にしかウケない。

CJ250Tは今見てもカッチョ
いい~!と思う。

アッパーフレームの恐ろしい

までの一直線。英国カフェレー
サースタイルのど真ん中のセオ
リーだ。現代国産二輪にはこう
した
デザインのモデルは一台も
無い。英国はじめ海外にはある。
ブリティッシュスタイルは伝統

を重んじつつ最新機能と融合さ
せるからだ。
ジャパニーズスタイルとは何だ?
あるのか?そんなもん。
無い。
俺らは根無し草なのか?




ヤマハUSインターカラー

2023年10月10日 | open


ヤマハアメリカのインターカラー
はなかなか綺麗だ。
それと、昔はヘルメットは全て
ペイントだったのが良かった。
今は殆どがプリントだ。

ヤマハUSカラーの世界チャン
ピオン、ケニー・ロバーツ。


私はケニーのフォームと乗り方
を理想としている。
マシンのポジションがレーサー
とは異なるので、頭部の位置等
は異なるが、ケニーの身体の使
い方をお手本としてる。