渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

広島県で一番古い神社 ~糸𥔎神社~

2024年11月28日 | open



広島県内で一番古い神社
がある場所は広島市でも
呉市でも福山市でもない。
現三原市の備後国井戸崎=
糸崎にあ
る糸𥔎神社だ。
創建は伝天平元年(729年)
となっている。
ほんまかいな?と思うが、
あくまで「伝」だ。
大磨り上げ無銘の古刀日本
刀が「伝~」というような
ものに近い。


実在不明の人物の旧跡と自
称している。

ただし、現三原市の糸崎は
古代からヤ
マトと西国を繋
ぐ海上交通
の補水地として
重要な場所
だった事は確か
だ。古代の朝鮮半島出兵の
際にもこの瀬戸内海航路が
使われた。瀬戸内海を通り、
九州から半島に出撃した。
西暦660年の朝鮮の白村江
の戦いでは日本・百済同盟
軍は唐・新羅連合軍に大敗
北を喫し、日本軍は半島か
ら撤退した。その際にも百
済の戦災難民が大量に日本
に移住し、日本は受け容れ
た。
三原市の糸崎は古代から水
の補給地で水を注(つ)ぐ
から
「御調(みつぎ)郡」と
いう名
が発祥したとの説も
ある。

ちなみに古代においては、
「近畿」とはヤマトのある
畿内から外の
外夷(がいい)の
地を称した。

中心は畿内だけでその外周
東も西も南も北も、日本の中
央政府
はイテキの地としてい
たか
らだ。
夷狄(いてき)とは、未開の野
蛮な地の事、そこの住民の事
を指す。

そうした思想性は、多分だが
日本が大陸との交易開始後に
中華思
想が日本に入って来て
からの
視点だろう。
もしくは、中華5千年の歴史
を持つ中華思想を根強く抱く
氏族が日本列島に大量に移住
してきて国の中枢を形成した
か。

中華思想とは、大陸中国が世
界の
中心であり、あらゆる文
化や
文明は中国から発すると
いう
大陸中華独特の数千年に
亘る
思想の事。
そしてその中華の文化
や思想
が最も価値のあるもの
である
とする考え方で、中華
以外は
野蛮で下劣な下等民で
あると
して排外排斥を常とす
る。
「天下は王土にあらざる
もの
なし」という思想で、世
界中
は中国の領土であるとい
う思
想でもある。
中華以外の諸国は
中国からの
恩恵を受けて成り
立っている
ので、世界の中心、
世界の中
の華である中国がそ
れを支配
するのは当然である、
とする
思想性の事をいう。

現代においても、この思想に
基づき、中華人民共和国は外
交方針と政策と軍事動向を
行している。


この中華思想は古代からアジ
ア全域に
強い影響を与え、朝
鮮半島や
日本列島の「国」も
この中華
思想を基軸に形成さ
れて来た。

日本の古代から現代まで続く
官僚意識や中央中心唯
一主義、
排外主義、排斥主義、
差別感
などは、全てこの中華
思想に
依拠されたものだ。

要するに日本の官僚思想、上
下階級思想、差別思想は中国
の思
想の真似をしている。
これは超古代から連綿と現代
におけるまで。
中華思想を廃絶しない限り、
日本からはピラミッド型思考
と差別構造と差別意識は消滅
しない。

日本における古代階級制は
大陸中華を丸ごと模倣した
もので
あり、日本独自のオリ
ジナル
ではない。外来種だ。
そして、ヤマト政権という古
代王権成立以降、日本人は現
在に続くまで脳がピラミッド
型ヒ
エラルヒー思想の囚人と
なっ
ている。我々は脳が囚わ
れの身なのだ。洗脳のように。

大陸中国がいくらニセモノで
あれ社会主義を自称しようと
も、それは社会主義でも共産
主義でもない中華思想を体現
する国家であるように、古代
において国の基軸として中華
思想を導入してしまった日本
も、いくら現在は西側民主主
義自由
主義国家を標榜しても、
全く
内実はそれとは乖離して
いる。

中国も北朝鮮も南朝鮮も日本
も、中華思想が国と人民を支
配している。
それらの国においては、革命
的祖国敗北主義を貫徹して新
国家を築かない限り、真の平
等で差別なき社会は建設でき
ない。これは確かだ。

パワハラ野郎が大手を振って
人々を支配する体制などは、
木っ端微塵にぶっとばして
るに限る。
人が人として生きられる世の

中を作るには。



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