怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

月刊東海財界「河村市政の裏表」

2014-07-04 07:47:53 | 
2009年4月に初当選。河村市政も今年で6年目。
初当選当時はその一挙一動がマスコミに大きく取り上げられ、市長支持の熱狂が盛り上げられてきた。
しかしその市政運営は次第にどこか疑問符が…
今や自分が率いる「減税日本」の悪評は隠しようがなく、マスコミにも見放されつつある…
そんな河村市政の裏表とありますが、書いてある内容はほぼ裏ばかり。
本の表紙にはにこやかに笑う河村市長の写真があるのですが裏表紙は苦しそうな顔写真。

それにしても新聞等ではいろいろ出ていても、本の形でこうしてまとまって河村市政批判が出たのは初めて?
「はじめに」のところに書いてあることでほとんどすべてを要約してあると思うのですが、そんなに誰も書かなかったことではなくて、書いてある内容は以前にも出ていたようなことが多いのですが、裏話も含めて改めてまとめて読むとその実態に慄然としてしまいます。
特に「減税日本」の内実にはあきれてしまいますが、それをきちんと育てようとしなかったリーダーの資質には大きな疑問を感じますし、責任を感じてもらいたいものです。周辺に一癖も二癖もある人を引き付ける求心力とまったく面倒を見ないワンマン社長への遠心力。問題児ばかりがマスコミをにぎわすことになってしまいました。
文章はこなれていないところもあるし、財政などの説明でちょっと首をかしげるところもあるのですが、150ページほどの本で2時間もあれば読めます。
でもこういう本が市政記者クラブに詰めているマスコミ各社から出ないで東海財界出版から出ているのはまだまだ河村市長は使えるコンテンツからか?
宣伝もあまりされていないので出版直後(14年5月初版)でも図書館ですぐに借りることができました。
それにしても今度の市会議員選挙で減税日本が惨敗したら、今後の河村市政はどうなるのでしょうか、苦しい展開になりますね。市長の任期はまだ2年以上あるのですが…
選挙には絶対的に強いので、もう一度信を問う?でもこの本にあるように任期途中の辞職・選挙は大義がないし橋下市長もつまずいているので無理では。
コメント
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