このシリーズ、以前「世界の非公開地域」をレビューしていますが、私、こういう本は結構好きなんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/df/a561fba33bad1f4f3211bdc32737761c.jpg)
キャプテン・キッドの財宝からニクソン大統領の録音テープまで、99の秘宝。それぞれに物語があります。
中には、はっきりと焼失したり存在が否定されているものもあり、そもそも存在自体が疑問というものも多いのですが、世界では、そうとは思わずあてにならない言い伝えや真偽が疑われる地図をもとに今でも真剣に探している人たちも多いみたいです。
日本に関係しているものとしては、「草薙の剣」があげられていますが、これは熱田神宮に鎮座しているはず。でもこの本では諸説あるけど本物は失われていて熱田神宮のはレプリカではないかとなっています。個人的には熱田神宮の神剣はこの地方の豪族尾張氏の宝剣ではないかなと思いますけどね。
それから、阿波丸の財宝と潜水艦伊52の金塊。どちらも戦争中に撃沈されたのですが、阿波丸は当時病院船として攻撃してはいけないはずなのに潜水艦に攻撃されて沈没しています。浅田次郎の「シェルザラード」のモデルですよね。でも今ではそこには財宝は積んでいなかったと確認されています。伊52号はドイツへ金延べ棒146本を運んでいたのは確かなようですが、今はビスケー湾の海底5200メートルに沈んでいます。引き揚げ作業も計画されているようですが、今のところ金塊は見つかっていません。
それにしても財宝を積んだ船というのは比較的記録も残っていてカリブ湾なのでは現実に見つかっている例もあってトレジャーハンターたちの格好の獲物、今でも捜査中の船がこの本にもたくさん出てきます。
変わったところでは、ケンタッキー・フライド・チキンのレシピ、リキュール「シャルトリューズ」のレシピ、防錆潤滑剤WD-40の成分とか、グーグルの検索アルゴリズムとか、まあ秘密なんでしょうけど似たようなものは何とかなるのではと思っちゃうのですけど。そういえばここには出てきませんがコカ・コーラの原液のレシピもそうですよね。
どうしてないのというものも多くて、アポロ11号(人類最初に月着陸した)の記録テープの原本もない。どうやらテープを使いまわして上書きしてしまったみたいなのですが、今ならデジタル技術で鮮明な画像に再生できたはずなのに惜しいことです。
暗殺されたケネディ大統領の脳も所在は不明とか。陰謀説などもいまだあるのですが、今となっては実際の脳を検査することは不可能なのです。
なんだかよくわからない理由で原本がなくなってしまったというようなことも多くて、コロンブスの航海日誌やバイロンの自叙伝、ヘミングウェイの初期作品、ライト兄弟の特許などは、もう消失したとしか言えません。
インカとかアステカの黄金伝説も多くて何例か出てきますが、その他にもフランス革命時のブルボン朝の逃亡資金とか、ロシアのロマノフ家の宝石に飾られたイースターエッグとか、海底に眠るマハラジャの財宝とか、グレート・ムガル・ダイアモンドなどはルパン三世にたびたび登場するような話ですね。
契約の箱(アーク)とかキリストの聖杯になるとインディ・ジョーンズですか。
まあ、笑ってしまうようなものもありますが、人類の愚行の証のようなものもあって、1項目ほぼ2ページなので隙間の時間に気楽に読んでいくことができます。
因みにゴッホの「医師ガシェの肖像」は8250万ドルで斉藤了英が落札して、自分の死後は棺桶に入れてほしいと言ったとかで世間の顰蹙を買いましたが、斉藤の死後の行方は不明に。どうやらアメリカ人投資家に売却されたみたいですが、またサザビーズが買い戻したとか。これなんかは知っている人は知っていて、そのうちオークションに出てくるかも。
この他にも冒険活劇ドラマや映画、ミステリーの種になっているものも多いので、そういうことが好きな人にはお勧めです。興味があればもっと深く調べてもらうことにして、2200円も出して買うほどのことはないので図書館で借りて読んでください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/df/a561fba33bad1f4f3211bdc32737761c.jpg)
キャプテン・キッドの財宝からニクソン大統領の録音テープまで、99の秘宝。それぞれに物語があります。
中には、はっきりと焼失したり存在が否定されているものもあり、そもそも存在自体が疑問というものも多いのですが、世界では、そうとは思わずあてにならない言い伝えや真偽が疑われる地図をもとに今でも真剣に探している人たちも多いみたいです。
日本に関係しているものとしては、「草薙の剣」があげられていますが、これは熱田神宮に鎮座しているはず。でもこの本では諸説あるけど本物は失われていて熱田神宮のはレプリカではないかとなっています。個人的には熱田神宮の神剣はこの地方の豪族尾張氏の宝剣ではないかなと思いますけどね。
それから、阿波丸の財宝と潜水艦伊52の金塊。どちらも戦争中に撃沈されたのですが、阿波丸は当時病院船として攻撃してはいけないはずなのに潜水艦に攻撃されて沈没しています。浅田次郎の「シェルザラード」のモデルですよね。でも今ではそこには財宝は積んでいなかったと確認されています。伊52号はドイツへ金延べ棒146本を運んでいたのは確かなようですが、今はビスケー湾の海底5200メートルに沈んでいます。引き揚げ作業も計画されているようですが、今のところ金塊は見つかっていません。
それにしても財宝を積んだ船というのは比較的記録も残っていてカリブ湾なのでは現実に見つかっている例もあってトレジャーハンターたちの格好の獲物、今でも捜査中の船がこの本にもたくさん出てきます。
変わったところでは、ケンタッキー・フライド・チキンのレシピ、リキュール「シャルトリューズ」のレシピ、防錆潤滑剤WD-40の成分とか、グーグルの検索アルゴリズムとか、まあ秘密なんでしょうけど似たようなものは何とかなるのではと思っちゃうのですけど。そういえばここには出てきませんがコカ・コーラの原液のレシピもそうですよね。
どうしてないのというものも多くて、アポロ11号(人類最初に月着陸した)の記録テープの原本もない。どうやらテープを使いまわして上書きしてしまったみたいなのですが、今ならデジタル技術で鮮明な画像に再生できたはずなのに惜しいことです。
暗殺されたケネディ大統領の脳も所在は不明とか。陰謀説などもいまだあるのですが、今となっては実際の脳を検査することは不可能なのです。
なんだかよくわからない理由で原本がなくなってしまったというようなことも多くて、コロンブスの航海日誌やバイロンの自叙伝、ヘミングウェイの初期作品、ライト兄弟の特許などは、もう消失したとしか言えません。
インカとかアステカの黄金伝説も多くて何例か出てきますが、その他にもフランス革命時のブルボン朝の逃亡資金とか、ロシアのロマノフ家の宝石に飾られたイースターエッグとか、海底に眠るマハラジャの財宝とか、グレート・ムガル・ダイアモンドなどはルパン三世にたびたび登場するような話ですね。
契約の箱(アーク)とかキリストの聖杯になるとインディ・ジョーンズですか。
まあ、笑ってしまうようなものもありますが、人類の愚行の証のようなものもあって、1項目ほぼ2ページなので隙間の時間に気楽に読んでいくことができます。
因みにゴッホの「医師ガシェの肖像」は8250万ドルで斉藤了英が落札して、自分の死後は棺桶に入れてほしいと言ったとかで世間の顰蹙を買いましたが、斉藤の死後の行方は不明に。どうやらアメリカ人投資家に売却されたみたいですが、またサザビーズが買い戻したとか。これなんかは知っている人は知っていて、そのうちオークションに出てくるかも。
この他にも冒険活劇ドラマや映画、ミステリーの種になっているものも多いので、そういうことが好きな人にはお勧めです。興味があればもっと深く調べてもらうことにして、2200円も出して買うほどのことはないので図書館で借りて読んでください。