怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「怖くて眠れなくなる科学」竹内薫

2020-08-07 08:07:44 | 
科学評論家として、著書も多い竹内薫さんですが、最近では情報番組のコメンテーターとして顔を見た人も多いかと思います。

この本は「怖さ」をキーにした科学のトリビア的な話題を書きだしたもの。
だから体系的な科学評論という訳ではなくて、私的にはすでに知っていること、別に怖いと思わないところもあったりして、気になるところをアトランダムに読み進めていけばいいのでしょう。
読んでへーっと思ったところ、気になったところををメモしておきます。
人が怖いという感情を抱くのには、脳の扁桃体が不可欠とか。どうも恐怖心などと言うのは厄介で克服すべきもののように思えますが、人類が生き延びていくのには不可欠なもので、高所恐怖症、閉所恐怖症、巨大物恐怖症などは人類が苦労して獲得してきた、生存のために必要な戦略だったとか。そこには森から出て草原で暮らすようになった人類の祖先からの捕食者から逃れ危険を避ける知恵が営々と引き継がれているのです。
したがって恐怖を感じない人は危険を察知できずに死ぬ確率が高くなります。でも現代社会は安全が確保されすぎているので恐怖心が邪魔になっています。野生の勘は必要ないし邪魔でもあるようになったかも。
・記憶については脳科学者の本を読むとその不可思議さに驚かされます。記憶というものの大半はあとから「上書き」されたもの。ここでは記憶の危うさによる冤罪事件を何例かあげています。催眠療法によっていつの間にかうその記憶が刷り込まれて証言する。結果物証ない中証言のみで犯人にされ刑に服した。恐ろしいことに最初は否定していたのに徐々に犯行を認めていき服役した例もある。いつの間にかやっていなくても自分がやったと信じ込まされてしまうかと思うとこれはちょっと恐ろしい。
・脳の一部を切り取るロボトミー手術、.今では否定されていますが、統合失調症の治療のために意義あるものとして発案者江ガス・モリスは1949年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。確か北杜夫の「夜と霧の隅で」でもこのロボトミー手術について取り上げている。今現在では科学的に正しいと思うことでも将来的にはトンデモ療法となると言うことです。
・人間が宇宙服を着ないで宇宙に飛び出すと、真空とか温度の低さよりも、空気がないので、2分ほどで窒息して死ぬ。逆に言えば2分ほどは生きていける。でも本当に怖いのは降り注ぐ宇宙線とか。その面では人類は地球の地磁気と大気によって守られている。
・生物の大量の絶滅は過去に11回起きている。地磁気の反転とか、全球凍結とか巨大隕石の落下とかみたいですが、恐竜絶滅の原因とされるユカタン半島に堕ちた巨大隕石(直径10キロメータぐらいとか)は、小惑星が宇宙空間で1億6千年前に衝突して、その破片が1億年かけて宇宙を猛スピードで漂いながら6千5百年前に地球に落ちてきたもの。と言うことは恐竜の絶滅はその1億年前に決まっていた…映画アルマゲドンのように軌道を変えるなりできればいいのですが、直径5キロメートルの小惑星が地球に落ちる確率は1千万年に1回。私が生きている内にはないかな。「杞憂」と言うのは空が落ちてくる心配をする人間の中国の故事からきているのですが、まじめに考えすぎると心配で夜も眠れない?
・異端審問裁判で「それでも地球は回っている」と言ったというガリレオ・ガリレイですが、そのような発言の証拠はまったくなくて後世の創作だろうと。ガリレオは貧しい家に生まれながら大出世を遂げた人物で、才能にも恵まれたのですが、そつがなくお世辞も上手な人だったそうです。終生、敬虔なカトリっク教徒で社交界の貴族やローマ法王庁の重鎮たちと友人になっています。異端審問裁判にかけられたのは、神聖ローマ帝国とローマ法王との争いのとばっちりだったみたいです。どうも科学と宗教の対立と言うのは後世の捏造(多分フランス革命時代の啓蒙思想から)だったかも。
合わせて今回も箸休めに読んだ本を一緒にあげておきます。

大沢在昌の「冬芽の人」
大沢在昌の小説はテンポがよくて、多少の無理筋でも勢いで一気に読めます。ある事情で警察を辞め目立たぬようにОLとして生きている主人公は魅力的で、それがひょんなことから謎に迫っていく展開も面白いのですが、真犯人の集落の人を意のままに操る姿はやっぱりちょっと無理があるのかな。でも所在ない午後(ほとんどいつもですけど)寝っ転がって読むには面白かったですね。
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8月2日瑞穂公園テニスコートの後は玉よし寿司へ。

2020-08-05 06:46:38 | テニス
テニスを終わって、もはや人生が不要不急の1059、はげ親父とハイリスク高齢者3人で昼ごはんに。
このところ、コロナ禍は本格的に第2波が到来してきた模様。夜の宴会だけではなくて多人数の会食も避けるようにと。多人数とは4人以上とか5~6人とか県によっては違うけど、今回は3人だけなので大丈夫としておきましょう。
それでも飲食店の経営は大変そうなので、このコロナ騒ぎでひょっとしたら閉店しているかもと思いつつ、玉よし寿司へ。

駐車場に車が停まっていて、営業中の表示があります。
店に入るとちゃんとカウンターに二人とテーブルに二人のお客が4人いました。
一番奥のテーブルを3人で占拠したのですが、この状態では密にはなり様がない店内です。
とりあえずビールを2本。キリンかアサヒと言われたので、この日はアサヒのスーパードライで行きます。

注文はワンパターンの刺身の盛り合わせとてんぷら盛り合わせ。
ここは突き出しもないし、すぐに出てくるような酒の当てもないので、とりあえずひたすらビールを飲みます。
2本がほとんどなくなる頃に、刺身の盛り合わせが出てきました。

色々話しているとはげ親父のところは娘さんに双子の孫娘が無事生まれたそうです。おめでとうございます。でもこのご時世なので面会は1日一人だけで15分限定。はげ親父夫婦で行ってもかみさんだけが会ってきてはげ親父は単なる運転手とか。
3人とも外で飲む機会もなくなって、お金を使うこともない。小遣いが余ってしまうと言いつつ誰も今日は出すとは言わないけど。結局は3人できっちり割り勘にしました。
お酒を飲みながら下を向いてぼそぼそ話すのならば、何のために外へ飲みにいくのか。久しぶりに家族以外の人と馬鹿話をできたのでついつい声が大きくなるのに文句あるか。
ビールを1本追加。
天ぷらが出てきました。最初は野菜だけでしたが続けてエビとかが出てきました。

揚げたてのうちに食べましょう。ビールをもう1本追加。
食べ終わる頃に大将がいつものパターンで鉄火巻きはいいですかと聞いてきたのですが、この日はビールでおなかが膨れたのでお茶をお願いして終了にしました。

そうこうするうちに大将は常連客を車で送るとかで出て行ってしまいました。だから鉄火がいるかと聞いたのか。
お勘定は7590円。

刺身とてんぷらは一半でビールは4本。一人2500円で90円は基金から出しておきました。
それにしても勘定書はチープな裏紙利用。お客に渡すのでもう少し普通のメモしにしたら。
帰りは10分ほど待って田辺通4丁目からバスで帰りました。
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8月2日瑞穂公園テニスコート

2020-08-04 06:35:15 | テニス
8月になってようやく梅雨が明けました。
梅雨が明けると例年晴天が続き、いきなり真夏日になるのですが、今年も最高気温が35度近くになる日が続きます。
この日も雲が出ていますが、予想最高気温は33度。暑さ対策に万全を期し、氷水を水筒に詰めて保冷剤と一緒に保冷パックに入れて神宮東公園からバスに乗ります。
バスは定刻に瑞穂運動場西に着いて、歩いてテニスコートまで行くと、入り口で1059さん、はげ親父、えみちゃんが何やらお取込み中。

どうもラインのグループを作ろうとしているみたいでしたが、ご多分に漏れず高齢者の手習いで手間取っているみたい。私はガラケーなのでスルーですけど。
この日は6番コートで、久しぶりに1059さん、はげ親父、えみちゃんといつものメンバーが4人揃いました。
早速4人で乱打を始めましたが、はげ親父は肩の痛みがまだとれていないみたいです。
一通りやって休んでいると15分ほど遅れてゆうこりんが登場
それでは5人で乱打を。暫くやっているとさらに遅れてナイアガラさんが登場。瑞穂は初めてだったので地下鉄から降りて道に迷ってしまったとか。
しばらく乱打をやってから一休み。北の建設工事中の体育館は外観がほぼ出来上がりシートが半分外されています。

それではじゃんけんして試合にしましょう。
最初の試合はえみちゃんと組んでゆうこりん、はげ親父組と対戦。はげ親父は肩の痛みからかフルショットが出来ずに、サーブも下から打つという始末。なんでもテニス教室でコーチの速い球を返そうとしたら痛めたとか。なんだかな~
万全な状態ではない相手なのでここは4:0で完勝
試合の合間にははげ親父が持参のビールを頂きます。

私と二人で500缶を2本ですが、暑い時のビールは体の吸収がいい。でも動くとビールのアルコールが効いて体の内側から暑くなるんですよね。
次の試合はもう一度えみちゃんと組んで1059、ナイアガラ組と対戦。ここは1ゲームを落としましたが3:1で押し切りました。
この試合終了時点で12時。肩の痛みが取れないはげ親父は早くも着替えをしにクラブハウスへ。1059さんも戦意喪失で残った4人で試合をすることに。
私がナイアガラさんと組んで、えみちゃん、ゆうこりん組と対戦。粘って1ゲームは取ったのですが、私もビールのアルコールが効いてきて暑さでヘロヘロに。結果は1:3の体力負けとしておきましょう。
と言うことで汗まみれになって12時25分に倒れることなく無事終了。
えみちゃんは来週再来週は都合が悪いというので、この暑さの中メンバーが集まるのかちょっと不安を残した終了でした。
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ブログは「半沢直樹」バブルでページビューが上昇

2020-08-01 23:04:41 | Weblog
以前2017年10月に『池井戸潤「銀翼のイカロス」で前原誠司を考える』https://blog.goo.ne.jp/kenchi5429/e/168f66685f3f93826e44c08c81bbe88a
というブログを書いたのですが、テレビで半沢直樹が始まるとともにブログの閲覧数が急上昇。
アクセス解析によるとテレビで「半沢直樹」が始まるとともに当該記事のページビュー数が毎日のように2桁となり、最近の投稿よりも断トツの人気。日別のアクセス順位も4桁になってきました。例えば約294万ブログ中7月26日は4059位、27日は3053位、すごいでしょう。結構人気ブログになっています。
うれしいやら、ありがたいやら。
ブログにアフリエイト広告を載せていないのですが、載せていれば小遣い稼ぎぐらいはできたかも。
一種のブログ閲覧バブルです。
読み返してみると、当時は、池井戸潤の小説では「銀翼のイカロス」とか「空飛ぶタイヤ」は現実の事件をモデルにしていて、読む人にとってあの事件とすぐにわかるのでドラマ化は難しいのではと書いたのですが、予想はまったく外れてしまいました。
考えてみると、銀翼のイカロスでの敵役は民主党政権時の大臣。「悪夢のような民主党政権時代」と言っている今の政権にとっては是非ドラマ化してい欲しいもの。政権に忖度するならばドラマ化は願ったりかなったりでした。ひとこと言っておくと,日航をこんな風にしてしまったのは自民党時代に利権をむさぼり、いいように利用した結果としか言いようがないと思うんですけどね。
因みに映画化された空飛ぶタイヤのモデルだった三菱自動車も経営不振で日産の傘下に入るという体たらくだったので、もはや好きにしてと言うことだったんか。
半沢直樹に戻ると今回の舞台ではホリエモンとか村上ファンドが世間の話題をさらったのはもう15年ほど前。ホワイトナイトとか時間外取引とか買い占めとか用語が世間で普通に取り上げられていました。後半の舞台となる民主党政権時代の日航再建は10年ほど前のこと。
時代の変遷が早い現在ではもはや過去の出来事で、歴史の1ページ。
そう思えば「半沢直樹」はサラリーマンの時代劇…筋書きは多少入り組んでいるけど、悪役が分かりやすくて、陰謀あり、裏切りありで最後は「倍返し」の、これにて一件落着。どうも分かりやすくするために演技が過剰と思うのですが、時代劇の本筋は外していません。だから安心して見ていれるんですけどね。

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