く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<満足稲荷神社のクロガネモチ> 1本の大幹から8本が枝分かれして直立!

2013年02月13日 | アンビリバボー

【樹齢400年の御神木、縁起のいい末広がり?】

 クロガネモチは赤い実が美しい常緑高木。1本の幹が素直にまっすぐ伸びる落ち着いた樹形から、庭木のほか街路樹や公園樹としても人気がある。ところが、この木の樹形はなんとも「アンビリバボー!」。高さ2mほどのところから8本に枝分かれ、しかも8本とも直立しているのだ。

 この木があるのは京都市左京区の東大路通りに面した「満足稲荷神社」の境内。樹齢は推定約400年で御神木になっている。「苦労して金持ちになる」の語呂合わせから、クロガネモチはもともと縁起がいい木といわれる。が、この木はさらに末広がりになっており、もっと目出度い。説明書きによると「京阪神沿線の百銘木の1つ」。2005年に京都市指定保存樹になっている。根元のそばには黒い岩の「岩神さん」。この岩をさすって頭をなでると頭が良くなり、体の痛いところなどをさすると治るそうだ。

 この神社、ちょっと変わった社名だが、実は豊臣秀吉の崇敬が篤かったという由緒ある神社。「満足」の2文字は太閤秀吉が「大神のご加護を蒙りすこぶる満足した」ところに由来するという。もともと伏見桃山城に守護神として鎮座していたが、元禄6年(1694年)に徳川綱吉が今の地に移した。出世や戦勝祈願など秀吉の願いをなんでもかなえてくれたことから、霊験あらたかであらゆるご利益があるそうだ。看板にも商売繁盛から厄除け、家内安全、良縁、合格、交通安全、病気治癒まで、考えられるもの全てが書き連ねられていた。

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