く~にゃん雑記帳

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<毎日地球未来賞・受賞記念講演会> 「NPOカラ」アフリカ・マリで農村自立を支援

2013年02月20日 | メモ

【イーデス・ハンソンさん「水はどこから来てどこへ?」仕組みを知る大切さ強調】

 食料・水・環境問題に取り組む個人・団体を顕彰する「第2回毎日地球未来賞」 の表彰式・受賞記念講演会が19日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれた。同賞は毎日新聞創刊140年を記念し設けられたもので、表彰式に続いて未来賞(賞金200万円)1団体とクボタ賞(150万円)2団体の代表者が記念講演。この後、選考委員の1人でタレント・近畿大学客員教授のイーデス・ハンソンさん(写真㊨)が「地球に優しい暮らし方」の演題で特別講演した。

  

 未来賞を受賞したのはアフリカ・マリで農村支援活動を展開するNPO法人カラ(西アフリカ農村自立協力会)。20年以上にわたって井戸掘りや診療所・助産院の建設、識字教育、野菜園や公共市場の設置などを進めてきた。代表理事の村上一枝さんは「最も大切なのは医療と教育。村によって意識も興味も違うので時間をかけてゆっくり取り組んできた。今では識字教室や野菜園などの運営を住民でつくる委員会に任せている」と話す。マリといえばアルジェリア人質事件の発端となった国。貧困や低い識字率に加え政情も不安なだけに、スタッフらのご苦労がしのばれる。

 クボタ賞の西日本科学技術研究所(高知市)代表取締役・福留脩文氏は自然環境に配慮した「近自然工法」を提唱し、〝川の外科医〟として河川復元に取り組んできた。コンクリートで固めた国の河川工事の方針を転換させる原動力になったともいわれる。記念講演では復元写真を示しながら「森・川・湖・草原など異なる生態系が出会う境界線には多くの生き物がすむ。水際の役割は大きい」と指摘。同じクボタ賞のNPO法人「岩手子ども環境研究所」は岩手県葛巻町で廃校を利用したエコスクール「森と風のがっこう」を運営する。取り壊し予定だった教員住宅の廃材で「コミュニティカフェ」も建設した。「楽しみながら足元にある資源と知恵を生かした循環型の生活が体験できる場づくりに取り組んできた」と理事長の吉成信夫氏。

 イーデス・ハンソンさんは約26年前、熊野古道に近い和歌山県の山里に移り住んだ。そのときの体験を基に「人にとって最も大切なのは空気。その次は水」と指摘する。「自分の飲み水がどこから来て、使った水がどこに流れ、どう処理されているかを知ることが大切。大阪なら琵琶湖周辺、和歌山なら(水源の)奈良県の水政策や住民の生活のことも気にしなくてはだめ。日本は食料の多くを輸入に頼り、その生産にも水が使われる。だから外国の水事情についても関心を持たなくては」。さらにエネルギー問題にも触れ「水はエネルギーとも深い関係にある。原発に大量の冷却水が必要なように、水なしではエネルギーも考えられない。そうした仕組みを知り、暮らし方に生かすことが私たち地球住民にとって大切ではないか」と結んだ。

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