く~にゃん雑記帳

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<奈良・菅原天満宮おんだ祭り>ユーモラスな〝田主〟の所作、牛役に大量のおひねり!

2013年02月25日 | 祭り

【農作業を模倣し、豊作を祈願するお田植え祭り】

 奈良市の菅原天満宮で25日「おんだ祭り」が行われた。この天満宮は学問の神様・菅原道真と相撲の元祖・野見宿祢、五穀豊穣や国土安泰の守護神・天穂日命(あめのほひのみこと)の3神を祭る。おんだ祭りの「おんだ」は「御田」。今年の豊作を祈願するもので、戦中・戦後途絶えていたが1975年に復興した。翁面をつけた〝田主〟(田男)のユーモラスな所作に、観客からは終始笑いが絶えなかった。

 

 祭りは「祈念祭」の神事に続いて、午後2時から拝殿前で行われた。お祓いと祝詞奏上が終わると田主が登場。口上を挟みながら、田起こしや苗代づくり、肥えまき、種籾まきなど一連の農作業の所作を行った。前半のハイライトは牛を操る耕作場面。牛が時計回りでぐるぐる回ると、観客の間から大量のおひねりが投げ込まれた。

 牛の面を被って牛に扮していたのは小学5年生の男子生徒。おひねりは全て牛のものになるらしい。いったん下がると、氏子たちがおひねりを回収して牛の白い袋の中に。「牛さんの胃袋は大きいので、まだまだ余裕がありますよ」。再登場した牛は前よりスピードを上げて暴れる。そのため田主も付いていくのに苦労していた。

 

  

 田主の演技はなかなか芸が細かい。肥え桶を担いで登場すると、足を使って器用にひしゃくで肥やしをすくう。その肥やしを観客に向かってまくふりをすると、どっと大きな歓声と笑い声。バランスを崩して肥え桶をひっくり返すと、また笑いの渦。最後は神主や巫女さんたちも加わって、苗に見立てた松葉の束を観客の中に投げ込んだ。この松葉、厄除けになるとのことで、1つ頂いたものを早速、自宅の玄関に飾った。

 年初に豊作を祈念して行うおんだ祭りは、この菅原天満宮のほかにも奈良県内各地で行われる。1~2月にはすでに平尾水分神社(宇陀市)、飛鳥坐神社(明日香村)、大和神社(桜井市)、六県神社(川西町)などであった。3月以降も主なものだけでも長尾神社(葛城市)、調田坐一事尼古神社(同)、吉野水分神社(吉野町)、往馬神社(生駒市)、恵比須神社(奈良市吐山)、白山神社(宇陀市)などで行われる。

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