【1年後ソチ五輪での金メダルへの期待高まる】
スキージャンプの女子ワールドカップ(W杯)はスロベニア・リュブノで17日(現地時間)行われた第14戦で高梨沙羅が今季通算8勝目を上げ、残り2試合を残して初の総合優勝を果たした。女子ジャンプが初の冬季五輪種目となるロシア・ソチ五輪までちょうど1年。五輪でのメダル獲得への期待がますます高まってきた。それまで大きなけがや故障がないことを祈るばかりだ。
高梨はこの日も圧勝だった。1回目に89.5mの最長距離をマークすると、2回目は唯1人90mを超えHS(95m)に迫る92mの大ジャンプ。2位は2本とも87mだったフランスのコリーヌ・マッテル。昨季の女王で最大のライバル、米国のサラ・ヘンドリクソンは85.5mと88mで3位に終わった。
この結果、高梨は獲得ポイント100を上乗せし合計ポイントが1137となって2位サラの847に290ポイントの大差をつけた。3位にはコリーヌ・マッテルが合計733で前日の4位から浮上した。4位はザイフリードスベルガー(オーストリア)、5位はアネッテ・サーゲン(ノルウェー)。
高梨はこの後、イタリアでの世界選手権に臨み、3月中旬にはノルウェーで開かれるW杯の第15戦と最終戦に出場する。