カタルーニャはピカソ、ミロ、ダリなどシュールレアリズムの巨匠たちを生み出した地方。時間がなかったため今回はフィゲラスのダリ美術館に行けなかったのが残念。パリにもダリ美術館はあるがとても小さい。ただピカソ美術館はバルセロナのここもよいが、閑静な住宅街であるマレ地区の個人宅を改造したパリも素敵だ。バルセロナは旧宮を改築したと言い、大変広く、迷路のようだ。ベラスケスの「ラス・メニーナス」を模した作品もあり興味深い。80年間近くも創作し続けたピカソの画業をたった1館で物語るのがそもそも難しい注文なのかもしれない。
「ああ、ミロだ」とすぐわかるのがミロの作品。よく並び称されるクレーともやっぱり違う。ただよくモチーフにされる男性・女性像はエルンストの影響(どっちが?)は明らかだ。しかしエルンストはキュビズム的であるのに対しミロの曲線はやさしく、親しみが持てる。日本でもミロ展はしょっちゅうしているが、平面が多く、ここまで来ないと多くの立体には出会えない。それにしてもカタルーニャのシュールレアリストたちはどこからあんな変な構造を考えつくのだろう。
「ああ、ミロだ」とすぐわかるのがミロの作品。よく並び称されるクレーともやっぱり違う。ただよくモチーフにされる男性・女性像はエルンストの影響(どっちが?)は明らかだ。しかしエルンストはキュビズム的であるのに対しミロの曲線はやさしく、親しみが持てる。日本でもミロ展はしょっちゅうしているが、平面が多く、ここまで来ないと多くの立体には出会えない。それにしてもカタルーニャのシュールレアリストたちはどこからあんな変な構造を考えつくのだろう。