パリの国立美術館が時代区分ごとにルーブル、オルセー、ポンピドーと並んでいるのに対し、このティッセン・ボルネミッサはオルセーにあたる。だから印象派の作品がやたら多い。けれど19世紀以前あるいはポスト印象派以降の作品もあり、フェルナン・レジェやホアン・グリス、フランシス・ベーコンが並んでいるのは楽しい。プラド美術館の斜め向かいというのも便利だが、1日に2館も見られる規模ではない。ただスペインの美術館は7時あるいは8時まで開いているのが普通なので、もともと宵っぱりの民族性(夕食は早くて8時以降)にあっていて閉館までぎりぎり見てあとはバル(居酒屋)へという楽しみもある。
キュビズム、シュールレアリズム、シュプレマティズムの作品もそれなりにあって楽しいが、どうしてもドローイング中心で近代~現代彫刻は少ない。そこが残念だが、マレーヴィッチのTシャツを半額セールで買って喜んでいた。
キュビズム、シュールレアリズム、シュプレマティズムの作品もそれなりにあって楽しいが、どうしてもドローイング中心で近代~現代彫刻は少ない。そこが残念だが、マレーヴィッチのTシャツを半額セールで買って喜んでいた。