言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

社員教育に力をかける、ということ

2013-03-02 10:27:04 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


朝から晴れていますが、昨夜から風が強くなり、庭においてあったプラスティックの植木鉢がひとつカラカラカラという音を立ててどこかに飛んでいった音が、寝床のわたしにまで、寝ぼけた耳に聞こえてきました。
今日一日はこの冷たい風のせいで、冬に逆戻りのようです。
昨日までに散った花粉も、この風に乗って攻めてきます。
朝ご飯を食べ終える頃にはもう目が痒くなりましたから。
鼻ももちろん詰まっています。


昨日も温暖で風もあまりなく、春の一日だなあという感じのまま、ある会社の相談に乗りました。

その会社の悩みは人事のことで、なかなか次の人材が育たないということで、いまだに経理を社長がやっている始末。

経理などは社長がやるよりも、その筋のエキスパートが派遣社員でたくさんいるはずで、そういうところこそ派遣社員を雇えばいいのではとアドバイスしました。
自分はチェックすればいいだけにした方が、違う仕事=社長本来の仕事ができます。

小さな会社ですので、やはりその会社ではトップセールスがカギで、社長にはまずそちらの方にもっと力を注がなければならないわけです。

以前その会社では営業職の派遣社員を雇ったことがあるそうですが、全然役に立たなかったので、派遣社員を雇うということはもう全然頭にはなかったんですね。

営業職というのは、その前職の“色”がついていて、さらにはその人特有の、いい意味では味わいというか、悪い意味では癖がついているわけで、なかなかその会社の気風というか、やり方に馴染まないことがあり、逆にいうと、その会社の気風が派遣社員の営業色に染まってしまって、どうしようもなくなるということにもなりかねません。

しかし経理とか営業事務とかいった職では、逆にそうした専門に長けた人を雇った方がいいのではないでしょうか。

要は、自身の会社で弱いところはどこか、それをどのように補完してやっていくのか、ということをよく設計するように考えてから、派遣社員なり、正社員なり、パート社員なりを雇うべきでしょうね。


人が足りないからとにかく人を雇うというのでは、結局失敗することになってしまいますね。


上の例に戻ると、営業職などはまだどんな色にも染まっていない新人を雇用し、その会社の色に染めていった方が、時間はかかりますが、いい人財を得ることにもつながるのではないかと思います。
その方がお金をかける価値もあるのではないでしょうか。


こういうことをいうトップがけっこういます。
「せっかく金をかけていちから育て上げて、一人前になったと思ったらやめていく」から、いやだ、と。

わたしがまだ勤めていた時、あるとき社長が言った言葉があります。
うちを辞めていった者が、違う会社に就職したとき、あいつが評価されるのは、この会社の社員教育なんだ
わかりますか?

たとえその社員がやめて違う会社に入ったときに、如実にわかるのは、以前にいた会社でどれだけの社員教育を受けていたのかということです。
きちんと社員を育てている会社なら、その評判がいいわけです。

あの会社の人材教育はきちんとしている、あの会社はいい会社だという評判です。
“あの会社”にいたのなら大丈夫だ、しっかりしているはずだ、と。

そのときに言った社長の言葉の意味は、だから社員教育はしっかりしておかないとだめなんだ、ということでした。

その評判は、いい人財の逆輸入という形になって戻ってくるはずです。
あの会社に入りたい、という。

一人ひとりにかける時間とお金が、そのようにして戻ってくるわけです。
それでもあなたはまだ、即席を求めますか?



それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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