言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

棚から「おはぎ」?

2013-03-21 08:24:23 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


最近不思議に思っていることがあります。
今は春のお彼岸中で、スーパーの惣菜売場や和菓子売場の前に立つと、「おはぎ」と書かれたPOPがたくさん貼られ、その前に餡、きな粉、ごまなどで作られたおまんじゅうがあります。

しかし、これは「おはぎ」ではなくて「ぼたもち」です。

「おはぎ」はあくまでも秋の食べ物であり、今の季節に作られるそのおまんじゅうは、「ぼたもち」であるはずなんです。

その謂われからいうと、春の「牡丹」という花にちなんだネーミング、元々は「ぼたんもち」で、「おはぎ」は、秋の「萩」の花にちなんだネーミングです。

しかし昨今では、大手のメーカーが作ったPOPには「おはぎ」と書かれて堂々と売場に鎮座しています。
それに従ったのか、スーパーの手作り品までシールには「おはぎ」と記される始末。

いつ頃からこのようになったのか定かではありませんが、今年は特に目につくように思います。


どこか日本のごくごく限られた地域で行われている風習を、全国的なメジャーな風習にするという役目も果たしている大手のメーカーですが、こうした、本来からある呼び名を勝手に変えてしまう暴挙も、大手はしらっとした顔でやってしまうことに、ちょっと嫌な感じがあります。

言ってみれば、小さなことではありますが、文化の破壊です。
こうしていつの間にか、春のお彼岸に食べるお餅もなし崩し的に「おはぎ」になっていってしまうのでしょうか。

何だか寂しいですね。


確かに口に出して「ぼたもち」と言うと、あまり響き的にいい感じじゃないことは確かで、それに比べると「おはぎ」と言うと、何だかちょっと上品か感じも受けなくはない気がしますが、響きが嫌だから呼び方を変えるというのでは、全体主義的な気分がします。

「棚からぼたもち」という諺も、いったいどうなってしまうんでしょう。
まさか「棚からおはぎ」、なんてことに変わらないでしょうね。



さて、昨日はずっと曇り空で、雨が降りそうで降らない天候でした。
昼間は風もなくて、花粉がそれほど舞っていないような気がしましたが、そうでもないか。
やっぱり目は痒いし、鼻が詰まる。

今日はまた3月の平年並みの気温になるようですが、ちょっと、今までの暖かさが利いているので、とても寒い。
確かに今朝朝7時頃外に出た時の寒さといったら、セーターも薄めだったせいもあるけど、まるで真冬でした。

おまけに昨夜から強い北風も吹いていて、今もまだ収まらないで吹きまくっています。
今日一日はこんな天気のようです。
たった一日ぐらいですが、冬に戻るとのこと。

東京などでは桜がすでに3~4分咲きになってきています。
わが家の向かいの桜並木も何だか欲目に見て、ピンク色になって来ているような………。
この寒さが収まると一気に暖かさが増し、あと2、3日で咲き始めるでしょう。
今年もまだわが家の前の空き地には家が建たないので、桜並木を家の中から一望できます。
ずっと建たないでほしいなと贅沢なことを思っています。

それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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