言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

内側を向かせない社員教育を

2013-03-17 10:28:54 | 生き残るということ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


まだ私が広告会社に勤めていた頃、小さな会社なもので、広告のディレクションとコピーの他にも、営業も担当していました。
自分でクライアントの元に出かけ、依頼内容を聞いた後、自分でプランを作り、デザイナーにデザインをしてもらいます。

そして自分の思い通りに上がっているかを確認してからクライアントに提出するわけです。
おまけに自分で作成した見積りもいっしょに提出します。

で、これからが本題なんですが、その折衝のときには、クライアントの販促部の人といっしょに商品部の人も同席する場合があるんです。
そこでよく耳にする言葉がこれなんです。

○○○○○じゃ、こんことをしてきているので、うちも対抗して云々」ということです。

彼らの目のほとんどは、常に競合他社に向いているということなんです。
決して「お客様が云々」という言葉を聞いたことはなかったのです。

そうして日々相手にしているのが仕入れ先であって、商品なんです。

確かに競合に目を向けたいのは分りますが、それよりも前に、どうしてその目を第一に、それを買ってくださるお客様に向けないのでしょうか。

それはまず一番には、日々自分がいる場所が本部であり、自社の店内であり、仕入れ先であったり、そして市場調査のための競合店内であるわけで、たとえ自社の店内であっても、目は商品に向いていることが多く、そのことについて担当者と会話することだけで、せっかく店の中にいるにも関わらず、お客様を見ていないわけですね。

なぜでしょうか。
それはやはり社員教育のカリキュラムにも問題があるのではないかとも思われます。

マーケティングやバイイング、接客を学びますが、それはすべて自分たちサイドから見た店であって、お客様サイドからではないということではないでしょうか。

新人のうちに、自分がお客様になって、自分がこれから働く店を客観的に眺めてみるというカリキュラムも、必要ではないかなと思います。

そして、できるだけ辛口の意見を求めてみるのも必要ではないでしょうか。
新人のうちは、恐くて自店の悪口を言うわけにはいかないと思っている人も、多分たくさんいると思います。

そんな人の純粋な心のうちに、感じることを最初から吐き出させれば、自分でまず直そうと考えることもできるわけで、さらには、そういった意見も、新人のうちから言えるんだという企業の姿勢も伝わるわけです。

内側を見るだけの社員より、お客様にとっていい店とはということを考えられる社員が多くいる企業の方が、これからの時代は成長するのではないでしょうか。


さて、昨日、東京の桜開花宣言が出ました。
見ごろは来週ですね。
となると、こちらでは来週あたり開花ですか。
異常に早い開花ではないかと思います。
だってまだ3月でも中旬です。

以前にも、早い早いと言われた年がありましたが、それでも3月20日は過ぎていましたから。
特に今年の冬は寒さが厳しく、本来なら遅くなって当然なのに………。
ということは、やはり昨年の夏の異常な暑さと、秋の気温が高かったということになるんですね。
こんなところに前の年の気候の影響が出てくるわけですね。
桜に限らず植物は、気温の総計を感じて生育の調整をしていると、以前何かで聞いたことがあります。

昨日の昼間は本当に春そのものというようなぽかぽか陽気で過ごしやすかったのですが、3時を過ぎる頃から風が強くなり、夜にはまた強風が吹くようになりました。
しかし今朝はまたその強風も収まり、穏やかな天候になっています。
昨日ほどではないけど、今日も暖かくなりそうです。
(花粉もピークですけど)


それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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