こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日もそうでしたが今朝も冷たい雨が降っています。
真冬並みですね。
で、ニュースを垣間みると、なんと八王子では雪が本降りです。
わたしが、ずいぶん前ですが、アメリカに研修旅行した年も、4月初めに2回も雪が降り、そのうちの1回は積もりましたね、そういったことをふと思い出しました。
昨日は日中いっぱい私用で東京にいました。
寒かったですね。
さて、本題です。
と書いたところでちょっと窓を見てみると、なんと! 雨に混じって白いものが!
みぞれ、ですね。
半ば片づけていた足元ヒーターを、また引っ張り出してきて、と。
週半ばの、このような日は、小売店にとっては痛手の日でもあります。
しかしそれとは逆に、思わぬことでいつもよりお客様が多い、という日もありますので、イーブンといことで、こんな日はひたすらお店をきれいにしたり、日頃できないことをやるのがいいですね。
これも言ってみれば、お店をきれいに保つために神様がくれた日でもある、とポジティブに考えましょうよ。
そして、この水曜日というのは多くのお店では定休日であることが多いようですが、もし定休日でなければ、こんな日だからと臨時休業などとは絶対にしないでください。
こういうときに来ていただけるお客様こそ、たった一人であっても、大事なお客様であるわけですから。
さて、わたしだけでなく、どなたでも、どこかのお店の会員カードやポイントカードの1枚や2枚、多い人では数十枚も持っているはずです。
お店にとっては会員カードを持っていてくださる方が顧客であると思いこみがち(思いこみたい)ですが、お客様の方はそれほどの価値を見出してはいないはずです。
そこに大きなギャップがあると思います。
ですから、会員カードとかポイントカードとかは、顧客の増大につながっていると考えるのは早計だということなんです。
私から言わせてもらえば、発行する側のマスタベーションに過ぎない、のです。
顧客を大事にしたいのなら、もっと違う方法があります。
あなたならどんなことを考えますか。
このような冷たいみぞれまじりの1日、お店を開けながら、考えてみませんか?
連載中の『老舗が変わるーーある料亭の再生物語』の、今日は3回目です。
ここからどうぞ。
今までいろいろと相談をしても梨のつぶての「うん、うん、そうだね、どうしようか」とか、うん、それがいいね」などとしか、最近は返事が返ってこなかった社長の口からでたのだ。
その場にいた全員が驚いた。
最近は毒気もなくなり、女将の陰に隠れてしまった存在感の薄いあの社長から出た言葉に、その場で思い思いに愚痴を言い合っていた従業員たちの口が一瞬にして閉じられた。
その中でも一番驚いたのは女将だった。
「あ、この人は!」
女将は、驚きとともに、しかしやはりこの人はただのぼんくら社長ではなかったと感じた。
その次に社長の口からでた言葉にさらに驚かされた。
「本田さん、入ってきてくれますか」と廊下に向かって呼びかけた。
ふすまを開けて入ってきたのは、チャコールグレイに灰白色の細いストライプの入ったスーツ、ノーネクタイ姿の中年の男だった。
「みなさんに紹介します。この人は販売促進の企画とか広告関係のコンサルティングを専門にしている本田さんという方です」
女将は社長の口もとと突然入ってきた男を交互に眺めた。
「黙っていて申し訳なかったが、自分や女将さんだけでこの千樹を立て直すのはしんどいというか、もっと畑違いの人に、外から眺めてもらった方が何かうまくいくように思って、女将にも申し訳ないが、しばらく前に一度相談していたんだ。
いいタイミングというかどうか判らないが、ちょうど女将も全員を集めて今後のことを相談したいと言われたので、本田さんにも相談して、この場にきてくれるようにお願いしたわけです」
社長はさらに続けた。
「あくまで本田さんはオブザーバーとしてここにいてもらうだけです。
それでまず、これからは少しみんなの意見をまず聞きたい。
このまま千樹の経営を続けて行った方がいいか、自分はここをやめてどこかに行きたいとか、率直な考えを言ってほしい。
そのことで後からとがめるようなことは絶対にしないから。
いいかな。じゃあまず女将はさておいてと、板長から順番に言ってくれますか。
またこれはと思うアイデアがあったら一緒に言ってくれていいです。参考にさせてもらいますから」
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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