言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

新参客を値踏みする?

2015-04-29 09:38:35 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



薄~い雲が広がっていて、晴れているんだけど、何となく曇りっぽい、といった春たけなわの空模様。

いよいよ前橋でも、昨日30.4℃を記録!

お~い、真夏かよっ!

朝外に出たら、ツバメが10羽ほどと雀、尾長などの小鳥たちが乱舞してました。
ツバメはいつもより低く飛んでいたから、今日は雨が降る?

そんな予報は出てないけど。


さてと、本題ですが、今日は「昭和の日」ということで、実質的に今日からですか、ゴールデン・ウイークの始まりは?

わたしは明日に仕事の予定が入っています。
幸せです。


というところで、本題は?

今日はなし、………ということにはならずに、いつもように続けます。
(こういうようにダラダラと書いている時は、実際頭の中には何にも浮かんでいないんですよ。辛い!)


昨日ポール・マッカートニーのコンサートが武道館であったようですね。

わたしだってビートルズの一応ファンで、レコードの時はレコードのほとんど、そしてCDになったらなったで、また買い直してほとんどを持っています。

メンバー4人の中ではポールが一番ファンです。

彼の曲がいいんですよね。


それでも熱狂的なファンのように武道館に押し掛けることもなく、わたしは一人静かに聞くことが多いようです。


その昔、武道館コンサートのテレビ放送があった日、わたしは当時まだカセットテープさえ発明されてなかったので、その当時でも高価な一般向けのソニーのオープンリールデッキのマイクをテレビの前に置き、録音しました。

雑音もありましたが、何回もそれで聞きました。

そのテープは貴重品のようにいまだに持っていますが(あれ? どこにしまったのかなあ)、肝心の再生デッキがもうありません。


近頃レコードの売行きがまた上がってきているようですね。

そしてプレーヤーも最新の機器が発売もされ、マニアの間では、一種のレコード復活祭のようになっています。


このように、ファッションなどもそうですが、趣味の歴史は繰り返しやってきます。

ですから、趣味関係のお店の方は、あきらめずに、その都度お客様と一緒に楽しむというやり方で、お店を維持していくことで、いつかまた弾けることもあるはずです。


趣味性の強いお店で一番やってはいけないのが、新参客をなじみの客と一緒に、最初は値踏みすることです。

じゃなくて、新参客には啓蒙を兼ねて、その楽しい中に自然に参加できる雰囲気を保つことが必要です。



さて、『あるカメラマンの決心とチャレンジ』は今日で3回目です。

ここからどうぞ。


「まず、依頼の少なくなったコマーシャルフォトとは決別しよう」
という提案から本田の話は始まった。

「え、それじゃホントに仕事がなくなってしまう………」

「だって、今でもないんでしょ、ほとんど」

「そりゃそうだけど、………それもなくしてしまったら………」

「一時期ないのは仕方がないけど、それだって、今までと同じじゃん」

「ええ――」

「僕が考えるのは、何もまったく新しく何かを始めようというわけじゃなくて、今あるものをもっと有効に活用しようということ」

「というと――?」

「このスタジオとロケーション!」

「こんな田舎じゃ、スタジオ撮影なんて、今までもなかったんだから――」

「今まではね。今までにこのスタジオをアピールすることしてきた?」

「別に――」

「もったいないじゃない、この田舎というロケーション――」

スタジオもそうだが、このド田舎というロケーションも利用しようというものだった。

「スタジオ撮影も、ほら、今、スタジオアリスなんていう新しい業態が繁盛しているじゃない。
少子化で子供を産む夫婦は、子供が少なくなった分、一人にかけるお金を増やすんだよ。
だから新しい洋服を買ったら、アリスでそのたんびに記念写真を撮るような夫婦も出てくるわけさ。
あれと同じように、小林くんもスタジオを中心にした業態にしようということなんだよ」

「でもアリスは街のなかで、すぐ来られるからいいんじゃないの」

「そこだよ、そこ。デメリットはメリットにもなるんだよ。
いい? ここにはアリスにはない、自然というロケーションがあるじゃない。スタジオ撮影と同時に自然のなかでの撮影も入れるんだよ」

「………?」

「子供はきっと喜ぶと思うよ。ほら裏の栗林。あれなんて、栗が大きくなる頃最高じゃない。
今までスタジオ撮影した人にDMを送り、裏の栗がたくさん実りましたので、皆さんで栗拾いをしませんかって、呼びかければ10人ぐらいすぐにでも集まるんじゃないの。
田んぼの稲が育った真夏でも、そのグリーンをバックに撮ると喜ばれると思うんだけどなあ」

「だいたい判りました。本田さんは、スタジオを改造して、子どもたちが遊んでいるところを撮影できるようにすれば、ということなでんすね」

「ところがそうじゃないんだなあ。それじゃ、アリスの焼き直しでおもしろくないじゃない」

「え、だって今――」

「僕は、子供相手じゃなくて、もっとお金を払ってくれるお客様を呼びたいの。
今のロケーションを利用するというのもひとつのアイデアだけど、まあイベントプランとしてとっておいて、と。

子供相手じゃアリスと一緒。だから、あそこよりプライス・ダウンでもしないかぎりなかなかこんなへんぴなところに呼べないじゃない。
もっと高価にしてクオリティの高いものにすればいいと思うけど、なかなかそこまでは今の状態じゃ無理でしょ。
そこでなのよ、そこで。
もうひとつのプランとして、ペット専門のスタジオ撮影にすればいいんじゃないかなあって、思うんだ。どう?」

「ペットの撮影っ!?」

「そうペット。ペットの撮影したことない?」

「いや何度かあるけど――」

「そう、それじゃ話が早いや。どうこのプランで、やってみない?」


                     つづく


それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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