こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今朝もまた、雨はほんのちょっとですが、おおむね曇り空で、また降ってくるそうです。
昨日も一日中雨が降っていましたね。
まあ菜種梅雨と言って、今頃はこのように曇りと雨の天候がしばらく続くのですが………。
たまにははっきりとした陽の光も、こうなると、見てみたいもので。
昨日は半日以上、仕事半分、遊び半分で太田にいまして。
あるお店のテレビ取材風景をずっと眺めていました。
自分でも以前は撮影などをディレクションしていたので、よく分かりますが、それでもスチールでしたので、動画ともなるとさらに繊細な仕事になりますね。
レポーターが帰った後でも、動画(物撮り)だけの撮影が延々と続いていました。
さて、本題です。
スーパーやホームセンターなどの中規模から大規模の店舗になると、商品陳列は基本的にゴンドラ展示になります。
別に考えもしなければ買う側も全然気にはならないのですが、あれってものすごく売る側寄りの発想で展示されていますよね。
発想というよりかは、管理しやすい方法とでもいいますか。
部門別に、大分類、中分類、小分類というように分けられ、各単品商品をゴンドラに何フェイス並べるか、ということですね。
売る方も買う方も、今やその方法に何の疑問もなしに、たとえば野菜が欲しければ野菜売場の方に行くし、調味料が欲しければ調味料のゴンドラに案内板を見ながら向かいます。
ちょっと考えてみたのですが、その陳列システムって根本的に変えてみてもいいんじゃないのかなあって。
いわゆる現状の陳列方法は、基本的に管理しやすい方法にプラスして関連商品を位置づけている、という大まかな陳列方法なんですが、それをお客様の目的別に島陳列に全体的にしてみたら、ということです。
たとえばこれからは5月のゴールデンウイークに向かいますが、2つ、3つの島陳列(平台が中心)に、お弁当からドライブやピクニックに必要な雑貨商品まで並べてみるのです。
そのミニ版みたいな特設陳列はどこでもやっていますが、あれはちょっと中途半端な感じがします。
もっと徹底して、それがそのシーズンの定番陳列だぐらいにやってみてもいいんじゃないかと思います。
こんなことを言うと必ず次のような文句が来ます。
「素人が! 毎回毎回そんなことで陳列を変えていたら、人員がもっと必要になってくるし、時間もその都度かかって店舗オペレーションが難しくなってどうしようもない!」
反論:だから売上がいまいちなんじゃないの?
いつもいつもお客様を楽しませない売場作り(作ってもいないか?)なんかしているから、売上だって横ばいなんじゃないの?
売場だって、お客様にいつも喜ばれるようにしてこそ『買場』になるんですけどね。
さて、昨日で第1部的なものが終わった『老舗が変わるーーある料亭の再生物語』は新しい展開に入りまして、今日は通算で第9回目になります。
ここからどうぞ。
まず、第1部で上がった従業員のアイデアをまとめてみよう。
●板長の料理ショー
●クラシックやジャズ、ラテンなどのコンサート
●フラメンコ
●フラダンス
●カラオケ大会
●お茶会・生け花教室などの趣味の会 板長のおいしい料理つき
●着物と宝石の展示会
●芸者さん体験
等
上記には触れられていないが、その他に上がったものもある。
●着物着付け教室
●畳でオセロ大会
●板長のおすすめランチ、料亭でランチ
●1日限定数組のみのディナー
●畳DE夜会
●板長のお料理教室
等があった。
これらの意見をどのように現実にしていくかは、社長と女将、板長と、それに新しく加わった本田にゆだねられることになった。
数日後から、この3人はある1室に集まり、協議を始めた。
「先日はありがとう。みんながあんなに千樹のことを思ってくれているとは、思ってもいなかったんで、びっくりした。嬉しかった」
社長がまずそう言った。
「やっぱり従業員を大事にしてきてよかったって、私も思ってるわ」
女将がその後を続けた。
「お客様も大事ですが、接客してお客様に実際に対してくれるのは、何といっても中居さんですし、お料理を気に入っていただけるのは、板場のみなさんがいるからですから」
本田も、従業員が楽しく働いてくれる職場にしなければ、お客様も楽しくないのだという持論から、賛成した。
「いえ、働いているみんなは、社長や女将さんを信頼していますから」
板長は謙遜して答えた。
「さてと、まあそんなに褒め合っていてもしょうがないから、今日の本題に入ろうか。
女将(社長は職場に出ると妻のことをこの職名で呼ぶことにしている。そうすることによって、公私混同をしていないということをみんなに示している)は、昨日も内々で聞いたけど、思っていることをもう一度ここでふたりに話してくれないか」
「そうね。私はみんなに集まってもらう前に考えてたことがあったの。だからみんなにそれをどう思うか、聞こうと思ったんだけど」
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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