こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
何日かぶりで青空が見えました。
ゴミ捨てで外に出たら、後頭部に当たる朝陽が暑くて、今日の暑さを実感しました。
午後にはまた驟雨がありそうだという予報です。
さて、本題です。
先日、メールで高校の同窓会の案内がきました。
高校は出身地の和歌山で、関東方面に飛び出している者たちのみの、いわば故郷を離れた者たちばかりの同窓会なので、同窓会というよりかは同校会という感じなので、同じクラスどころか、同じ学年の者さえほぼいないという状況です。
そんなところにのこのこ出かけていく勇気もなく、元来が知らない人の中に入っていくことさえあまり好きではないので、毎年お断りをしています。
最近はホームページまでご多分に漏れず作っており、昨年初めてその同窓会風景の写真を見ました。
もちろん知っている人さえいなくて、この中にわたしが入っていっていったいどうすればいいのだろうと、多分“途方にくれて”しまうだけで、じっと一人で誰とも話もせずに飲み食いしてさっさと出てしまうだろうな、と思うばかり。
クラス仲間さえそれほど多くの知り合いもいなかったので、その中に入っていってさえ途方に暮れそうなのに、これは絶対に無理だ、ただただ苦痛を味わうだけだと、もう行く前からの拒否反応で、いつもお断りしています。
同窓会って、最近ではその同窓会をプロデュースするイベント会社も出ていますね。
イベントそのものの手配だけではなく、名簿作成から案内の送付まで一貫してプロデュースしているようです。
幹事になり手がいないらしいんですね、最近は。
そんなイベント会社にプロデュースされた同窓会が楽しいか、と言えばけなすことも簡単ですが、ビジネスモデルとしてそこに目を付けた人の慧眼は素晴らしいですね。
そして何でもかんでも、考え方次第でビジネスになるということです。
そのシステム作りを一番最初にした人が天下を取ります。
あなたにも何かアイデアはありませんか?
わたしには今2、3のそうしたアイデアもありますが、なかなか資金がなくて頓挫しています。
今朝の真夜中頃、目が覚めて、その考えていることをまた蒸し返して考えていると、やらなければならない! という強い決意と、もっと自分が若ければなあという弱気が戦って、なかなかそれから寝つけませんでした。
一つはフリーペーパーと無料アプリを合わせた女性向けのもの。
ひとつは、金融機関が中心となる地域経済の活性化プラン。
一つは…………。
さて余韻を残しながら、『老舗が変わるーーある料亭の再生物語』の第2部です。
今日は通算10回目になりますね。
ここからどうぞ。
「どんな考えなんですか?」
本田が聞いた。
「やっぱり今までの千樹のことが頭にあったから、その延長でしか考えてなかったの。だから、もう一度昔の千樹のにぎわいを取り戻したかった。
ほらもうすぐ千樹も創業80年じゃない。その創業を記念して、百貨店じゃないけど創業祭というのかしら、そんなものを開いて、今までお世話になったお客様を招待しようと思ったりしていたのよ。
それでその場でお客様に、もっと愛されるように生まれ変わりますので、いろいろなご意見をお客様に聞こうと思っていたの。
お客様の意見からいい考えが浮かぶはずという考えがあったの。
でもそれじゃ今までの延長線上でしかアイデアが出てこないかもしれないって、この間のみんなの話で判ったわ」
「いや、お客さんも、千樹を本心から思ってくれる人だったら、いいアイデアをくれたかも知れないよ」
社長がなぐさめた。
「まあそれもいいと思いますが、私はお客様にそんなことを聞くのは反対ですね。
そりゃお客様のために尽くすというのはサービス業の大本ですが、それとお客様の意見を聞くというのはちょっと違うんじゃないかなあと、私はいつも思っているんですよ」
と本田が言い始めた。
「千樹は千樹としてお客様に尽くしたいというのは、いいんです。それが当たり前のことです。
しかしお客様には迎合しないで、千樹というお店はこういうお店なんです。
その千樹の千樹らしいところを気に入っていただけるお客様には精いっぱいみんなでサービスしますが、このようにした方がいいんじゃないかというお客さんの意見を取り入れていたら、千樹が千樹でなくなってしまうかもしれないんです。
あくまで千樹は千樹として毅然とあってほしいんです、私は」
「コンサルタントってみんなそんなこと言うの?」
と女将は、本田の言葉にいぶかしんだ。
どっちが千樹の経営者か判らないほどだった。
「いえ、たいていのコンサルタントなら、千樹を存続させるというよりも、その経営を優先させるでしょうね。
形を変えて会社の存続を図るというのが普通ですからね。
料亭が料亭でなくなってしまっても、会社は存続するという形ですね。
その方が思い切ったことを提案できますし、コンサルタントの腕の見せどころというところもありますから」
「そうよねえ、普通は。だから最初私はコンサルタントが入るなんて嫌だったの」
「私もそう思っていました、女将さん」
板長が女将に言った。
「私は本田さんがそういう人だったら、頼んでいなかった」
と社長が言った。
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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