言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

思い入れは思い入れで、いいんだけど?

2015-09-04 10:44:54 | スキルアップ

こんにちは。
お店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。




北からの風が涼しく、暑そうですが、じっとしている限りは涼しいようです。
起きがけは曇っていましたが、今はもう青空が半分以上を占めています。

昨日は曇り空でたまにポツポツと雨が降る1日でしたが。

(このあと少し中国の軍事パレードについて書いていたのですが、政治色が出てしまいましたので、自主的にカット! カットゥ!)


さて、本題です。

昨日は太田商工会議所の相談日で、あるお店にうかがいました。

最近オープンしたばかりで、さらには居酒屋的な店で、営業時間が夜ということと、扱っている食べ物が発酵食品が中心なので、なかなか認知してもらうのがしんどいなというお店です。

認知してもらっても、客層が限られるという店で、とにかくまあ近所のお客様を顧客にすることが大事だと、ポスティングチラシを自分で作ることになりまして。

昨日はそのチラシの基本スタイルを見せてもらって、アドバイスするということでした。


で、まあ、いろいろとアドバイスをしたのですが、このチラシに限らず、全般的に言えることは、まだまだ、自分のアピールしたいこととお客様の期待するとこがずれているということ、なんですね。


たとえば、“特注のお皿に盛った7品のおつまみプレート”(実際は品名が書いてあるのですが)というような表現があったのですが、お客様にしてみれば、“特注のお皿”って、関係ないわけで、その7品が珍味でさらに美味しければいいんですよね。

提供する方は、わざわざ盛るためのお皿を作ったんだと言いたいんでしょうが、お客様がそれを食べるわけでもないし、まして持って帰れるわけでもないんだから、まったくのマスタベーションですよね。


こういったマスタベーション的なことがけっこう多いんです。

上記に限らず、どこのお店でも、どこの企業でも。


思い入れは思い入れでいいんですけど、それをことさら強調すると肝心の味はどっかに言ってしまいますよ。

気をつけましょうね。


そのこだわり、あんただけの心の中でどうぞ!



ということで、昨日まで4日間連載してきたノンフィクション的フィクション『あるケーキ屋さんの繁盛物語』です。

物語は終わりましたが、その総括というか、間違ってはいけないと思うことを簡単にさせていただきますね。

ここからどうぞ。



ここでは物語に水をさすようですが、注意点もあるということをつけ加えておきます。

それは、ここで気をつけなければならないのは、その形の悪いケーキを、プレゼント用にしないように、お客様にお願いするということを特に注意したいものです。

そうしないと、お店の評判が悪くなることになり、ケーキの安売り専門店になってしまうおそれもあります。

それでも黙ってプレゼントとして使われることもありますので、そんなときのために手を打っておきましょう。

パッケージを変えるとか、「アウトレット」というシールをそのケーキには貼るとかの工夫をしてください。

あくまで店の正規品ではないという表示を必ずすることです。

またそのパッケージには、なぜこのようないびつのケーキができたのかという、最初の見習いさんの失敗ストーリーを書いた小さなカードを入れてもいいですね。

こういった物語はお客様に喜ばれ、共感を得ることができます。


しかし、こういった販売方法は、お客様の数を増やすことができますが、逆に不安材料として、今までの常連客が店離れを起こすおそれもあります。

そのことをよく頭に入れて、慎重に事を運ばないと、新しいお客様を増やしたいばかりに、せっかくの大事な、今までご愛顧してくれていたお客様を逃してしまうことにもなりかねません。

そこまで慎重に考えてから、実行しましょう。


                          おわり









それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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