ごっとさんのブログ

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内職の特許翻訳あれこれ

2015-12-06 10:46:40 | 文化
前にも少し触れましたが、家で何もせずぶらぶらしているよりは少しは何かをしようということで、英文特許の翻訳という仕事をしています。

今まで月平均30件程度で、大体1件1時間程度でできますので、テレビなどを見ている時間を有意義に使う程度の感覚でできていました。やはり自宅で好きな時間にできるというのが、こういう仕事の利点で小遣い程度にしかなりませんが、特許とはいえ最新情報を丁寧に見るという点でも、若干興味がありました。

ところが先月、11月は毎日のように2,3件来てしまい、50件ほどになり、これだと本当に仕事をしているという感じになりやや疲れました。そこでこの特許翻訳の感想など書いてみます。

今やっているシステムは、ネット上のあるサイトを開き、そこにIDとパスワードなどを入力すると、そのサイト内の私のページに行くことができます。ここはいわば倉庫のようなもので、翻訳すべき特許が並んでいます。どうもここに依頼する特許を入れると、私のメールに自動的に依頼メールがくるようです。これを選択すると、翻訳画面に移り英文と日本語入力スペースが出てくるようになっています。

この時機械翻訳の表示ボタンを押すと、英文の隣に機械翻訳された日本文が並ぶようになります。当初この翻訳文を書くところに、直接入力しようとしましたが、すぐに難しいことに気づきました。同じ画面にあるとはいっても、モニター上の英文を見ながらでは、文章の並び順が大きく異なる日本文にするのは無理があります。そこでやや面倒ですが、この英文と機械翻訳文の画面を印刷して、それを見ながらやることにしました。

そうなるとこの入力画面のワープロ機能はそれほど高くなく、文章の入れ替えや移動があまりうまくいかないということで、一旦ワードに入力しそれをコピーして貼り付けるというやり方で進めています。化学英語ですと、下付き上付きのような文字飾りがかなり多いのですが、そういったものも崩れることなく張り付けられています。

この貼り付けが終わり、データチェックというボタンを押すと、入力した文章の主に文体だけですが、自動チェックされます。例えば、この文章は全角文字だけ使う規則ですが、半角が入っていたりするとエラーが表示され、そこを修正してデータチェックをやり直し、メッセージが出無くなればOKということになります。これで完了ボタンを押すと、この画面が消え、先ほどの倉庫のようなところからもこの特許が消えて、1件終了となるわけです。

このように進めていますが、この依頼会社の人とはもちろん会ったことはなく、電話で話したこともありません。質問なども全てメールですので、人間関係のわずらわしさなどなく、これでいいのかという気もしますが、まあ気に入ったやり方です。感想を書くつもりがシステムで終わってしまいましたので、またの機会に書きます。